痴漢野郎の再犯裁判で激怒!

平成18年 特(わ) 第4173号 公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反
松坂秀紀(30)


罪状が“公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反”と長ったらしいですが、ようするに“迷惑行為防止条例違反”です。

この裁判、検事が2名とも女性(うち1人は新米検事)、書記官も女性、判事も女性、司法修習性も女性。
男は被告人と弁護士と刑務官、つまり被告人の周囲一帯以外は女性という非常に華やかな裁判でした。
被告人のデータについては、メモをとるのを忘れました。

起訴状
被告人は平成18年9月19日午前9時24分頃から当日9時27分頃までの間に、四ッ谷駅から赤坂見附駅までの間、丸の内線内において19年の女性に対し、その大腿部を触り、もって卑猥な行為をしたものである。

罪状認否
「間違いありません」

冒頭陳述
被告人は前科2犯です。そのうち1件は本件と同種犯罪であります。
平成14年10月24日に道交法違反で懲役5ヶ月の実刑判決、平成18年7月31日に栃木県迷惑防止条例違反で罰金刑になっております。
丸の内線に乗車していた被告人は、四ッ谷駅から混雑してきたので、前にいた女性のスカート内に手を入れ、大腿部を撫でた。
赤坂見附駅で女性に手を捕まれ、逮捕されている。
被告人は動機について、子供が生まれたことで生活環境が変わり、ストレスがたまっていたと述べています。
前回の時も仕事が溜まったストレスと言っていて、今後は電車に乗らないようにしたいと供述していました。


情状証人は被告人の奥さんです。
宣誓書を読み上げている時に泣き出してしまいました…
被告人は奥さんにも恥をかかせ、辛い思いをさせてる事を理解してるんでしょうか?
理解してるわけないですね。
理解してたら繰り返すわけがない。
ちなみに、奥さんは20歳です。

弁護士「被告人の奥さんですね?」

奥さん「はい」

弁護士「普段は被告人はどのような人柄ですか?」

奥さん「とてもマジメで優しい人です」

弁護士「今回の件を聞いて、どう思いましたか?」

奥さん「ショックでした」

弁護士「面会には行きましたか?」

奥さん「行きました」

弁護士「面会の時に、被告人はどのような話をしていましたか?」

奥さん「相手に申し訳ないことをした。家族にも申し訳ないと言ってました」

弁護士「それに対して奥さんはなんて言ったんですか?」

奥さん「反省して2度とやらないでと言いました」

弁護士「被害者に対して、どう思っていますか?」

奥さん「同じ女性として大変申し訳なく思っております」

弁護士「原因としてはどのようなことが考えられますか?」

奥さん「子供が生まれて、あまり2人の時間が作れなかったことと、新しい仕事でストレスがたまっていたんだと思います」

弁護士「被告人が服役して、出所した後に支えていってくれますか?」

奥さん「はい」

反対尋問です。

検事「先ほど面会に行ったと言ってましたが、何回行ったんですか?」

奥さん「1回です」

検事「支えていくと言ってましたが、具体的にどのように支えていくつもりですか?」

奥さん「精神面などでもケアしていきたい」

検事「以前にも痴漢行為をしたことは知ってたんですか?」

奥さん「知ってました」

検事「その時に話し合ったことはあるんですか?」

奥さん「あまり触れたくなかったので、していません」

判事からの質問です。

判事「今、生活はどうしているんですか?」

奥さん「実家に戻って、子供を親に預けて働いています」

被告人質問です。

弁護士「痴漢行為をした時間については、どのくらいですか?」

松坂「30秒くらいです」

弁護士「時間の点はともかくとして、痴漢行為をしたことは間違いないですか?」

松坂「間違いないです」

弁護士「前回やった時にもうやらないようにしようと思わなかったんですか?」

松坂「思いました」

弁護士「思ったのに何故やったんですか?」

松坂「自分自身の甘さだと思います」

弁護士「前回のもうしないと今回のもうしないでは、どこが違うのですか?」

松坂「医師のカウンセリングを受け、電車にも乗らないようにしたい」

弁護士「今回こそはもうしないと聞いて良いですか?」

松坂「はい」

弁護士「性犯罪はなんで許されないと思いますか?」

松坂「被害者に精神的、肉体的苦痛を与えるからだと思います」

弁護士「被害者は反省文を受け取ってくれませんでしたね?」

松坂「はい」

弁護士「被害者にそのような気持ちにさせてるということは分かりますね?」

松坂「はい」

検察の出番です。
まずは新米検事からの質問です。

検事「30秒程度だと言ってますが、駅と駅の間、ずっと触ってたわけじゃないってことですよね?被害者が1回あなたの手をよけるという事はなかったんですか?」

松坂「正確には覚えていません」

検事「被害者の方は、1回よけて、その時に手が引っ込んだんだけど、また手が伸びてきて触られたと言ってるんですが」

松坂「そうだったと思います」

検事「1回よけて、もう1回触られてるわけですよね?それが30秒で出来ますかね?」

松坂「正確な時間は覚えてないんですけど、1分間はやっていないということです」

検事「動機について、もう1回聞かせてもらえますか?」

松坂「子供が生まれたことによるストレスもあるが、自分自身の甘さもあると思います」

検事「甘さとは具体的にどういうことですか?」

松坂「意志の弱さです」

検事「女の子がいたから触りたくなってしまったということですか?」

松坂「女の子がいたからというわけではありません」

松坂「しかし今年の3月と7月にも同じような事をやってますよね?」

松坂「3月に関しては、間違って触れてしまっただけで、7月に関しては、そういった行為をしてしまったということです」

検事「7月の時に、電車には乗らないと言っていたのに、乗ってますよね?」

松坂「以前、働いていた会社を退職しまして、電車に乗らない仕事を探していたのですが、見つからなかったので」

検事「だったら今回も仕事で必要だったら乗るということですか?」

松坂「今回は電車通勤ということは考えていません」

検事「地元で見つかる当てがあるんですか?」

松坂「ありませんが、今回は見つかるまで探し続けます」

検事「7月に痴漢で会社をクビになって、今回も痴漢で捕まったらクビになるとは思わなかったんですか?」

松坂「それも、自分の甘さだと思います」

検事「前回捕まっていて、今回も捕まるかもと思わなかったんですか?」

松坂「考えたけど、見つからないと思ってました」

もう1人の検事からの質問です。

検事「1度よけられた時に、これは捕まるかもしれないと思って、やめようと思わなかったんですか?」

松坂「少しはありました」

検事「そのように女の子が嫌がってるのが分かっていながら、何故やめなかったんですか?」

松坂「意志の弱さだと思います」

検事「先ほどから意志の弱さと言ってますが、交通刑務所での生活はどうでしたか?」

松坂「…」

検事「心地よいものでしたか?」

松坂「心地よいものではありません」

検事「そのような経験をしていながら、何故またやるんですか?」

松坂「見つからないと思ってました」

検事「見つからないと思っていたと言うが、7月に見つかってるじゃないですか。なんでこれで見つからないと思えるんですか?」

松坂「弱かったからです」

検事「あなたの話によると、意志の弱さを治さないと駄目みたいですが、治せるんですか?」

松坂「大丈夫です」

検事「繰り返し行っているのに、何故大丈夫だと言えるんですか?」

松坂「もう次はないと思ってるので」

判事からの質問です。

判事「1点だけ確認しますが、スカート内に手を入れたのは間違いないようですが、スパッツの中に手を入れた覚えはありますか?」

松坂「自分でも直接見たわけじゃないのでハッキリ言えませんが、入れたと思います」

こいつはね、自己保身ばかり考えてる。
スパッツの件でも分かりますよね。
直接見たわけじゃないからハッキリ言えないって…
こうして逃げ道を作っています。
当然、3月の“間違って触ってしまった”なんて言葉は信用出来ません。
こいつは常習者なんですから。

それにしても、こうして新米検事と分けて見ると、実力差が明確に分かりますね。
後半の検事の追及の仕方の方が明らかに上手いです。
しかし、私に言わせれば後半の検事の追及も甘いです。
私なら被告人の最後の言葉に対して、こう追求します。

「もう次はないと思ってると言ってますが、まさかあなたは繰り返し痴漢行為をしておいて、今回は執行猶予をつけてもらえるという甘い考えを持ってるんじゃないでしょうね?」

松坂は「そんなことはないです」と答えるでしょう。

「あなたの言葉からは、そのようにしか受け取れないのですが?」

「あなたの“甘さ”には相当根深いものがあるようですね?」

と、ここまで追求してほしかったです。

さて、ここで論告ですが、論告は新米検事が作成したらしく、非常に丁寧な言葉遣いで、新鮮でした。

論告
本件は常習的犯行の一環として行った電車内での痴漢行為の事案であります。
被告人には電車内で女性の臀部を触り、罰金刑に処せられた前科がありながら再度犯行に及んでおります。
被告人の供述では今回の犯行より、前から痴漢行為を繰り返していたと言っております。
子供が生まれたことによるストレスと言っておりますが、その前から犯行を行っているだけではなく、より大胆になっており、対応は悪質であります。
動機も性欲に駆られてのものであり、悪質であります。
たんに性欲を抑えられずに行ったもので、なんら酌量の余地はありません。
被害者も、スカートの中に手を差し入れられ、更にスパッツの中にも手を入れられ、屈辱的な行為をされており、被害感情も大きく、厳罰を望んでおります。
被告人の規範意識は著しく鈍磨しております。
前回犯行から僅か2ヶ月で犯行に及んでおり、規範意識が鈍磨してると言わざるを得ません。
以上のようなことを考慮すれば、被告人の刑事責任は極めて重く、矯正施設での矯正が必要だと考えます。
求刑ですが、諸般の事情を考慮し、相当法上適用の上、被告人を



懲役6ヶ月に処するのを相当と思料いたします。


思料“いたします”なんて初めて聞きました。
う〜ん、新鮮で可愛らしい。
2人とも若い女性だったんですが、公判が終わった後の廊下で、楽しそうにおしゃべりしてる姿を見て、ここは女子大か?と錯覚してしまいました…

最後の一言

「今回、被害者にしてしまったことに対し、被害者はもとより被害者の周りの方々、私の周りの方々の面々に迷惑をかけてしまい、申し訳ないと思っております。今後、このような犯罪、いえ、全ての犯罪をしないとこの場で誓います」

あ、そ。絶対にまたやるね。
しかも、次は強制わいせつにエスカレートするとみた。
性犯罪者の上っていく階段みたいなものです。
もう病気なんだから。
いくら捕まっても、絶対にまたやるんだから。
奥さんには申し訳ないが、そいつはもう駄目だよ。
こっち側の世界には帰ってこれないよ。
1回だけ服の上からお尻を触った程度なら帰ってこれる。(言っておきますが、私はこのような経験はありませんよ)
しかし、繰り返したらもう無理。
しかも、このクズはエスカレートして、スパッツの中にまで手を入れてるしね。
残念ですが、かろうじて人間ってだけで、もう帰ってこれない。
あとは落ちていくだけです。


出来ることなら実刑をお願いしたいのですが、まぁ無理でしょうね…
posted by angry man at 21:10 | 東京 雨 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他の性犯罪裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/26649354

この記事へのトラックバック