平成18年 合(わ) 第744号 強制わいせつ致傷
柴田 学爾
本日は、この事件の論告求刑だったのですが、弁護人が弁論でとんでもないことを言い出しました。
その前に、論告をご覧下さい。
論告
●事実関係
本件犯行は、当公判廷で取調べられた関係各証拠によって、その証明は十分です。
しかし弁護人は、被告人は酔っていて、事件になんら関係しておらず、無関係だと主張します。
被告人は居酒屋で合コンをした後、酔って足元もおぼつかない被害者を自宅に連れていって犯行に及びました。
被害者は帰宅する際に、タクシーの中で泣き出してしまい、その手にストッキングを持っている状態だった。
被害者は被告人のマンションの部屋の玄関まで行き、やっぱり帰ると言ったが、共犯者のカミヤマに手を掴まれ、ベットまで引っ張って連れていかれた。
そして、後ろから触ったりとわいせつ行為をされた。
その後、一端止めて酒を飲んだが、下半身を裸にされ、陰部に指を入れられ痛みを感じたので、やめてと言った。
被害者は、左腕、左太ももにおおきな痣ができており、足首にも痣ができるという障害を負った。
カミヤマの供述では、マンションの前まで行ったが、被害者が躊躇した為に、無理矢理ベットまで連れて行き、押さえつけたと言っており、被害者の供述と合うし、自分のおこないが犯罪であると分かっていたと語るなど、真摯に証言をしていて信用できる。
押さえつけた時に、上半身をカミヤマが、下半身を被告人が押さえていたと被害者は証言している。
被害者の証言は、被告人にとって不利なことでも、分からないことは分からないと証言しており、信用できる。
帰ろうとする被害者の腕を掴み、ベットに連れ込み押さえ付けたのは、わいせつ行為をしようという目的があったのは明らかです。
また、被告人はトイレに逃げ込んだ被害者を追い、トイレでわいせつ行為をおこなっています。
カミヤマが、なにかあったのか?とトイレから出てきた被告人に聞いたら、最後までやってませんと答えてることから、トイレでわいせつ行為をおこなったのは明らかです。
最後にこのような会話をしていたのは、会話内容までは分からないと証言しているが、カミヤマと被告人が話していたことは被害者も証言しており、被告人の言い分は信用できません。
さらに、被告人は初対面の被害者の前でパンツ1枚になっていたことからも、わいせつ行為をおこなったことを証明しています。
被告人の弁解には理由がありません。
被告人は記憶があまりありません。
したがって、自分がやっていないことを弁解するのは不自然です。
被告人は、その根拠として、自分は嫌がる女性にそんなことをしないと言っています。
それがなんの弁解になってないのは明らかです。
カミヤマの証言を虚偽だと主張するのも、記憶のない被告人には出来ないことです。
被告人は、合コンでは自分が良く見られたいから礼儀正しくしてるからそんな事はしないと言うが、被告人は初対面の被害者の前でパンツ1枚になっており、当時は被告人の言う普段の女性に対する態度と違っていたことが認められます。
以上から、被告人の弁解には理由がないと言えます。
●情状
本件は合コンで知り合った被害者を自宅マンションに誘い、無理矢理ベットに連れ込み、さらに被害者の下半身を裸にして、わいせつ行為をおこなった事案であります。
被害者は抵抗が困難で、成人男性が二人がかりで抑え付けており、被害者の抵抗を抑圧するものが強大だったことが窺えます。
被害者の精神的、肉体的苦痛も計り知れないものがあります。
被害後、親族にたいして、殺されると思ったと語っており、被害者の恐怖、苦痛は計り知れません。
障害も写真を見れば明らかなように痣になっていて、強い力で押さえつけられていた事を物語っており、その程度も軽くありません。
被告人は否認して真摯な反省が認められないと考えます。
●求刑
そこで求刑ですが、諸般の事情を考慮し、相当法条適用の上、被告人を
懲役3年に処するのを相当と思料します。
ちなみに、カミヤマは被告人があまり酔ってなかったと証言しています。
まぁ、だいたい分かりますよ。
酔っていたことにすれば、やっていた事がバレても、記憶になかったで済みますからね。
さて、問題の弁論です。
弁護人は2人いたんですが、そのうちのひとりの弁護人はこんな事を言います。
「好きな女性を奪うタイプと大切にするタイプ。強制わいせつを悪いことだと考えるタイプと、それを考えないタイプなどがあります。ちなみに、私は前者で○○弁護人は後者です」
なに法廷で自己紹介してるんですか?
こんなマヌケなことを言う弁護士は初めて見たんですけど…。
まぁ、私が言いたいのはこんな事じゃありません。
弁護人はこう主張します。
「カミヤマが、寝ている被害者の足首を掴み、足を開かせたが起きないので、パンティーストッキングをソッと脱がし、しばらく陰部を観賞した後、陰部を撫で回したが、それでも起きないことから、陰部に指を入れたのです。少々大袈裟に言いましたが、これが憶測を排除した推論というものです」
私よりも遥かに頭が良いだろう弁護士が、これを憶測を排除した推論だと断言してます。
しかも、検察を論破してやった!みたいな満足感がただよってます。
ちょっと待ってくれ。
被害者の足首は痣になってるんだぞ?
起こさないようにソッとやってるのに、足を開かせる時だけ、痣ができるくらい強く掴んで開かせたのか?
初めにベットに暴れる被害者を押さえ付けた時についたに決まってんだろ。
そうすると、上半身を押さえていたカミヤマが足首を押さえることは不可能なんだから、被告人が押さえたと考えるのが合理的だろ。
これが憶測を排除した推論っていうんじゃないの?
どう思います?
つくづく思いますよ。
頭の良し悪しは勉強ができるできないじゃないんだなって。
最後の一言
「11月29日に逮捕されましたが、そもそも今回の事件は、全く見に覚えのない事でして、取調べの刑事さんから、覚えてないということはカミヤマの証言を肯定していることになる。覚えてないよりは、覚えてることにして自白したほうがいいぞと言われ、辛かったです。ただ、とにかく話を捏造することなく真実を話せば、疑いも晴れると思ってました。会社も懲戒免職され、犯罪をおこなったカミヤマさんが早く保釈されてるのに、私は長いこと拘束されていて辛かったです。事件につきましては、弁護士の先生が言っていたことで十分ですので、言うことはありません。今後は、酒に酔って記憶がなくなるような事がないようにしたいと思います」
>捏造することなく真実を話せば、疑いも晴れると思ってました。
なにを言ってんの?
全く記憶がないんだろ?
真実ってなんだよ。
酒に酔っていて覚えてません。でも、そんな事をする人間じゃありません。ってことか?
こんなんで疑いが晴れると思ってただ?
もしかして、足りないのか?
それにしても凄いですよね。
自分はそんなことする人間じゃないの一点だけで、酒に酔って記憶がないのに、ここまで無罪と断言できるなんてw
こんなんで無罪になったら、みんな覚えてないって言い出すよ。
お前に記憶がないんだから、頼るのは共犯者と被害者の証言しかない事ぐらい分からないのか?
覚えてないってホント都合の良い言葉だよな。
嘘も最低限で済むし、そのぶん変遷もなく一貫性を保てるんだから。
政治家みたいな奴だな。
大体ね、やってるのに否認する奴の典型なんですよ。
警察の取調べに恨み辛みを述べるってのが。
それでお前は認めたのか?認めてないだろ?
それで自白してたんなら、言うのは尤もだよ。
でも、自白してない以上、それによって裁判で不利益になることなんてないのに、警察はこんなにも信用できませんから、私を信じて下さいってアピールする奴って、99.9%やってるんだよな。
それしか無罪を主張できるポイントがないから、そう主張するんだけどね。
まぁ、弁護士はもっと頭使おうよ。
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