電車内でお尻があたって勃起してしまいました。

平成19年 刑(わ) 第1890号 強制わいせつ、公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例違反
桐山兼一ことラークジャロン・パイロット(22)


私は、傍聴した順番通りに記事を書いていません。
なので、最近は南雲裁判ばかり書いていたので、どれを記事にしたのか分からなくなりました…。
とくに強制わいせつの場合、かなり多いので、混乱します。
ただ、これは書いた記憶がありません。

ちなみに、彼はタイ人ですが、日本での永住権を得ているだけに、日本語はペラペラです。
なんで彼が日本に来たかは、記事を見れば明らかなので省きます。


起訴状
第一に、被告人は、東京都豊島区南池袋所在の駅から埼京線に乗り、新宿駅までの間、被害者16年に対し、スカートに右手を入れて臀部などを触り、その後にパンツの中に手を入れて臀部を触り
第二に、同日、渋谷駅までの間、被害者(年齢は聞き漏らしました)に対し、着衣の上から臀部を触り、もってわいせつ行為をおこない、公共の乗り物において、婦女を著しく羞恥させ、且つ婦女に不安を覚えさせるような卑猥な行為をしたものである。



罪状認否
「間違いありません」


●クズデータ
生年月日 1985年5月29日
住所 東京都豊島区西池袋
職業 建設作業員



冒頭陳述
被告人はタイで出生し、母が日本人と結婚した為に日本へ来ました。
前科前歴はありません。
被告人は通勤時間で満員の社内で、連続して犯行におよびました。
2番目の被害者が手を掴んだところ、被告人でした。
被告人は、その手を振り切って逃げたが、周りの男性に取り押さえられました。
その際、1番目の被害者も被害を申告した為に、発覚しました。
被害者によると、男の息遣いがハァーハァー荒くなってきて、パンツの中に手を入れてきたと言っています。
被告人は、同種の犯行を10件自供しております。
被告人は、満員電車に乗っている時、電車が揺れて、女性のお尻が自分の陰茎に押し付けられて、興奮を覚えて固くなったことから、痴漢をするようになりました。



こいつには情状証人がいません。
まぁ、気の毒な家庭環境だとは思いますが、それだけじゃこんなクズは許せません。
10件やって、被害を訴えられたのが1件だけですよ?
いかに気の弱そうな女性を狙っていたかが分かります。
情状証人がいないので、被告人質問です。
面倒なので、被告人の名前は桐山にします。


弁護士「あなたはタイの人で、母が日本人と結婚して、小学校の頃に日本に来たんですよね?」

桐山「はい」

そうなんです。
こいつは純粋なタイ人で、日本人の父親は実の父ではありません。

弁護士「日本での暮らしはどのようなものでした?」

桐山「父親が面倒をみてくれてました」

弁護士「母はどうですか?」

桐山「外に出てました」

弁護士「それで、中学を出てから家を出て、派遣の会社に勤めてたんですよね?」

桐山「はい」

弁護士「何故ですか?」

桐山「父と喧嘩したからです」

弁護士「折り合いが悪かったわけですか?」

桐山「はい」

弁護士「収入はどれくらいあったんですか?」

桐山「多い時で25万円で、少ない時で15万円です」

弁護士「家はひとりで住んでるの?」

桐山「はい」

弁護士「給料で生活は十分やっていけたんですか?」

桐山「はい」

弁護士「痴漢行為をしだしたのは、5月の下旬からですか?」

桐山「はい」

弁護士「それから10回くらいやってるのも間違いありませんね?」

桐山「はい」

弁護士「何故そんなことをしたんですか?」

桐山「都内での仕事が増えて、満員電車に乗るようになって、それで女性のお尻があたってきて、それでやるようになりました」

弁護士「それが切欠になって、自分の股間を押し付ける行為からエスカレートしていったんですか?」

桐山「はい」

弁護士「今回、下着に手を入れたとのことで、強制わいせつで起訴されてますが、今までにも下着の中に手を入れたことがありますか?」

桐山「ないです」

弁護士「では、なんで今回はやってしまったんですか?」

桐山「混んでたのでやっちゃいました」

弁護士「つまり、混んでて身動きがとれないのに乗じて、エスカレートしちゃったってこと?」

桐山「はい」

弁護士「今回のことについて、どう思ってますか?」

桐山「女性の方に、このような卑劣なことは、もうしません」

弁護士「被害者に対してはどうですか?」

桐山「謝りたいのですが、会いたくないです」

弁護士「なんで会いたくないの?」

桐山「恥ずかしいです」

なにこいつ…。
そりゃ、会いたいっていっても無理だけどさ。
恥ずかしいから謝らないって、どんな神経してんだよ。

弁護士「あなたは、ここを出た後、どのようにして生活していくつもりですか?」

桐山「前の会社に戻って、日払いの仕事をしたいと思います」

弁護士「もし、あなたはいらないと言われたら、路頭に迷っちゃうんじゃないの?」

桐山「他の建築の仕事を探します」

弁護士「母や義理の父のもとに戻る気はないの?」

桐山「ないです」

弁護士「なんで?」

桐山「どこにいるか分からないからです」

弁護士「母国であるタイに帰る気はないの?」

桐山「少しはあるんですが、お金がないので」

弁護士「最後に、裁判官に対して言いたいことがあれば言って下さい」

桐山「女性に対して、このような卑劣なことをしてしまって、申し訳ありませんでした」


検察側からの質問です。

検事「今回、捕まってなければ、ずっとやってたの?」

桐山「六本木の仕事が終われば、満員電車に乗ることもなくなるので、やってないです」

検事「では、その仕事が終わるまでは、やってたの?」

弁護士「異議があります。それは仮定の話です」

検事「なら、あなたとしては、やめる切欠はなかったのね?」

桐山「はい」

検事「被害者がどんな気持ちになるか考えなかったの?」

桐山「考えてませんでした」

検事「下着の中に手を入れたのは初めてだそうですが、更に密着してる時間が長かったら、エスカレートする可能性はあったの?」

桐山「ないです」

検事「被害弁償するつもりはないの?」

桐山「被害弁償?」

検事「被害者は嫌な思いをしたんでしょ?そういうことをしたんだから、お金を払うのは当たり前じゃないの?」

桐山「…」

検事「あなただって、嫌なことをされて、なにもされなかったら嫌でしょ?」

桐山「…はい」

検事「今後、タイに戻りたい気持ちはあるんですか?」

桐山「あります」

検事「タイ語は喋れるんですか?」

桐山「はい」


判事からの質問です。

判事「今、22歳ですよね?」

桐山「はい」

判事「家族との付き合いはないんですか?」

桐山「ないです」

判事「全くひとりで生きてるの?」

桐山「はい」

判事「恋人は?」

桐山「いないです」

判事「今まで女性とお付き合いしたことは?」

桐山「ないです」

判事「16歳の被害者は、恐怖で声が出なかったと言ってるんですけどね、そういう気持ちは考えなかったの?」

桐山「考えませんでした」

判事「あなたが被害者だったとしたら、どんな気持ちになりますか?」

桐山「怖い」

判事「他には?」

桐山「気持ち悪い」

判事「他には?」

桐山「…」

判事「犯人に対しては?」

桐山「ムカつく」

判事「ムカついたらどうする?」

桐山「警察に行きます」

判事「それで刑務所に行ってほしいってことになるよね?」

桐山「はい」

判事「被害弁償をやるつもりはないの?本当はお金にはかえられないけど、お金くらいしかないのでね」

桐山「それで許してもらえるなら…」

判事「多分、許してもらえないけどね。それでもやらないと駄目でしょ。どう?やりますか?」

これね、判事としては、執行猶予を付けたいんですよ。
でも、あまりにも不利な材料がありすぎるんですよ。
監督者がいないし、このまま外に出たら路頭に迷う可能性も高いし、慰謝の処置もとってない。
ここまで揃うと、初犯でも実刑になりますよ。
だから、被害弁償を約束させたいんですよ。

桐山「やります」

判事「お金をどれくらい用意できるかって問題があるでしょ?どう思う?」

桐山「1,2ヶ月は自分の生活で一杯一杯で、それからやろうと思います」

判事「それなりの額じゃなきゃ駄目だよ?それでもやりますか?」

桐山「はい」

判事「約束できる?」

桐山「はい」

判事「それと、もう懲りたね?」

桐山「はい」

判事「言い残したことはありますか?」

桐山「被害者に対して、すいませんでした」


いや、判事の気持ちも分かるんですよ。
気が弱い奴で、本来なら悪いことができるような奴には見えないんですよ。
それに、家庭環境にも同情できますしね。
でも、また電車内で女性のお尻があたって、勃起したとしたら、またやりそうな気がするんだよな〜。
気が小さい奴でも出来るのが痴漢だと思うんですよね、個人的に。


論告
被告人は、もっぱら自己の性欲を充たす為に犯行に及んでおり、そのような身勝手な動機に酌量の余地はありません。
満員電車内で被害者2名に連続してわいせつ行為におよんでおり、その前に10回もおこなっているのですから、常習性も顕著です。
被害者に目をつけ、手を払われてからも継続しておこなっており、羞恥心につけこんだ対応は悪質です。
被害者に手を掴まれた後も逃走を試みており、その対応も芳しくありません。
更に被害者に対して慰謝の処置も全くとっていません。
被告人には前科前歴がないものの、監督者もおらず、相当期間、矯正施設での矯正が必要と考えます。
次に求刑ですが、諸般の事情を考慮し、相当法条適用の上、被告人を



懲役2年に処するのを相当と思料します。


なお、仮に執行猶予が付くとしても、保護観察処分に付するのを相当と思料します。


最後の一言
「申し訳ございませんでした」


ちなみに、こいつの弁護士は私選弁護人です。
なんで?金がないんじゃないの?って思うでしょう。
ところが、この弁護人は金を貰っていません。
今後も貰うつもりはないと言っています。
なんて良い弁護士なんでしょうか。
弁護士は良い人だが、被告人は駄目人間です。
でも、無償で引き受ける弁護人は偉いと思うな〜。
別に有名事件でもないのにさ。



電車内で勃起してる男には注意しましょう。
posted by angry man at 22:15 | 東京 曇り | Comment(1) | TrackBack(0) | 強制わいせつ裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
  1. この被告は再犯しそうな気がする。
    失うものが何もない。
    職を失ったらまた別の仕事をするとも言った。
    Posted by CO at 2008年09月17日 21:21
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