この日は、被害者の弁護側からの証人尋問でした。
事件の概要は、電車内で肛門を直接触られたということですが、被害者が証人になってるように、案の定否認しています。
弁護士「西新井駅に着くまでは、スカート越しに触られるだけだったんですか?」
被害者「はい」
弁護士「西新井駅を過ぎてから、スカートの中に手を入れられ、パンツの上から触られたんですか?」
被害者「はい」
弁護士「その後に、パンツの中に手を入れられて揉まれたということですか?」
被害者「はい」
弁護士「徐々にエスカレートしていったわけですね?」
被害者「はい」
弁護士「あなたは当日の警察官の前の調書で、『電車が西新井駅を発車すると同時に右手がパンツの中に入ってきて、お尻を揉まれたのです』と言ってますが、これは先程の話と異なりますよね?」
被害者「はい。でも、今は時間が経って曖昧なので、当時の方が正しいと思います」
弁護士「あなたお尻を揉まれたことに怒って、右足で蹴ったんですよね?」
被害者「はい」
弁護士「どの辺りで蹴ったんですか?」
被害者「小菅を過ぎた辺りです」
弁護士「5、6回蹴って、そのうち2回当たったということですか?」
被害者「はい」
弁護士「あなたは手で振り払ったりしなかったんですか?」
被害者「手で振り払えなかったので、蹴ったんです」
弁護士「犯人は荒い息をしてお尻を揉み続けた。だから蹴ったんですよね?」
被害者「はい」
弁護士「それなのに、誰も気付かなかったんですか?」
被害者「はい」
まぁ、当ブログでも取り上げた、電車内で本番をやろうとした変態野郎の時も誰も気付いてないですからね。
なんら不思議ありません。
弁護士「北千住に着く直前に、肛門を直接触られたんですか?」
被害者「はい」
このボケはキモすぎなんですけど。
電車内で肛門って…。
個人的には初めてのケースですよ。
弁護士「肛門はどのくらいの時間、触られていたんですか?」
被害者「5分くらいです」
弁護士「あなたは咄嗟に右肘で押しながら、振り向いたんですよね?」
被害者「はい」
弁護士「人が密集していて、向き直れなかったんじゃないですか?」
被害者「電車が揺れて、その瞬間に振り向きました」
つまり、電車が揺れて、乗客が動いた時に振り向いたということですね。
弁護士「振り向くまで肛門を触られていたんですか?」
被害者「はい」
弁護士「振り向いた瞬間に、肛門から指が外れたんですか?」
被害者「はい」
弁護士「犯人の手を直接見ましたか?」
被害者「見てません」
弁護士「あなたは犯人の手を掴んでいない。抜こうとする手も見ていない。痴漢してる間も犯人を見てないんですよね?」
被害者「はい」
弁護士「振り向いてから、『おっさん、止めてくれる?』と言ったんですよね?」
被害者「はい」
弁護士「振り向いてから、電車のドアが開く間はどのくらいでしたか?」
被害者「1分くらいです」
弁護士「北千住に着いてドアが開くと、乗客はいっせいに出ますよね?」
被害者「はい」
弁護士「それであなたも降りて、先程おっさん止めてくれる?と言った時に、『どうしたの?』と言ってくれた男性に、声をかけられたんですよね?」
被害者「はい」
弁護士「電車を降りる時に、被告人がバックを持ってることに気付きましたか?」
被害者「はい」
弁護士「被告人が電車を降りる時に、バックを棚から下ろす姿を見ましたか?」
被害者「いえ」
弁護士「駅の事務所には、被告人とあなたと声をかけてくれた男性の3人で行ったんですか?」
被害者「はい」
弁護士「事件の時に穿いていたパンツを警察に提出してますよね?」
被害者「はい」
弁護士「代えのパンツは用意していたんですか?」
被害者「いえ、警察が用意してくれました」
弁護士「あなたが痴漢で人を逮捕したのは1度じゃないですよね?」
被害者「はい」
弁護士「繊維鑑定の結果を聞いたことがありますか?」
被害者「はい」
弁護士「それは被害届を出す前ですか?後ですか?」
被害者「覚えてないです」
弁護士「繊維鑑定の結果を聞いて、犯人だと確信したのですか?」
被害者「いえ、その前から確信してました」
被告人の手指からは、被害者のパンツの繊維などが付着していたようです。
弁護人としては、その一点だけで犯人だと決め付けたという方向に持って行きたかったんでしょうけど、無駄でしたね。
弁護士「あなたは過去に痴漢にあったとして人を逮捕したのは何回ですか?」
被害者「3回か4回です」
弁護士「それぞれ、どのような態様でしたか?」
ここで検察官と弁護人のバトルスタートです。
検事「異議!関連がないと考えます」
判事「弁護人は質問の趣旨を明確にして下さい」
弁護士「前の痴漢との、記憶の混同がある可能性があるので、それを確かめる趣旨で、関連性がないとは言えません」
判事「異議は却下します。弁護人は質問を続けて下さい」
弁護士「初回の時は、どのような態様でしたか?」
検事「裁判長!本人にとって辛い体験ですので、まず同じような態様があったのかを聞いて、それについて質問をするという形をとるべきと考えます」
判事「そうして下さい」
弁護士「分かりました。では、今回のように後ろからお尻を触られた経験はありますか?」
被害者「はい」
弁護士「具体的に教えてくれますか?」
被害者「京浜東北線です。高校1年の時です」
弁護士「そのような態様は1度だけですか?」
被害者「はい」
弁護士「今まで、犯人はみんな謝ってきたんですか?」
被害者「はい」
弁護士「裁判までいったことはありますか?」
被害者「ないです」
弁護士「示談はしましたか?」
そらきた。
本音では、そこをツッコミたいんだろうが!
なにが記憶の混同だよ。
嘘っぱちの理由をつけてんじゃねーよ。
ただ、それ以上は聞けないよな。
関連性が皆無だしなw
被害者「はい」
弁護士「今まで痴漢にあった経験があって、蹴ったりしてるのに、西新井駅の時に身を守ることはしなかったんだ?」
被害者「動こうとしなかったのではなく、動けなかったんです」
弁護士「混んでたとはいえ、自分のスカートが捲られたら、自分の手で払いのけようとしないかな?」
私が検察官だったら、当然ここは異議ですね。
被害者はすでに、手が動かせないから蹴ったと証言してます。
被害者「手が動かせない状態だったんです」
弁護士「周りの人から囲まれていても、本当に嫌なら出来ると思うんですけど」
被害者「本当に手も動かせない状況ってあるんですよ。やられてみれば分かると思います」
私は分かります。
私も同じ電車を高校時代に利用してました。
しかも、この痴漢のあった時間帯に、痴漢のあった駅間、乗車してました。
この電車は半端じゃないです。
息も出来ないくらいギュウギュウになります。
夏だろうが冬だろうが人の熱気でジメジメして、不快指数が物凄い電車です。
最後に検察官が一点だけ聞きました。
検事「弁護人の尋問中、泣いてましたが、なんで泣いてしまったんですか?」
被害者「自分が嘘を言ってるように疑われて悔しくて…」
完敗ですねコレ。
弁護人も相当キツイ感じで責めてましたが、逆効果でしたね。
まぁね、弁護人が被害者が過去にも痴漢を捕まえてたことを、疑わしいかのように持ち出すのは理解出来ます。
被告人の為に仕事してるんですからね。
でも、痴漢を1回でも捕まえた人は、次からは疑われるってんじゃ話になりません。
このような風潮は、2回目以降は痴漢を訴えられなくなるという方向に向かっていて、甘受できません。
ただでさえ勇気を持って、痴漢被害を訴えでたのに、2回目からは疑われるんじゃ、その勇気すら絞りだせなくなります。
それは即ち、痴漢野郎に都合の良い社会です。
むしろ、この変態野郎は見た目で即決できると思うのですが。
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本当に電車内での痴漢(強制わいせつも、迷惑防止条例違反も)が多いですね。
勇気を振り絞って訴えているのに、
こんな質問をされて疑われたら、
また被害に遭った時に「もう訴えるのは止めよう」と思う人も多いかと思います。
それにしても・・パンツの繊維がくっ付いていたら真っ黒確定じゃないですか!
それ以上何を争うのか、と不思議に思います。
電車内での痴漢は物凄い多いです。
被害者が泣き寝入りする多さを考えると、毎日毎日、かなり多くの痴漢被害が起きてると思います。
パンツの繊維については、それがありふれた物だった場合に、決定的な証拠にはなりえないんですよ。
家にある同じ繊維のパンツを触ってきたとか、電車に乗っていて、揺れた時に付着したんじゃないかとか、言い訳できてしまうからです。
まぁ、でも有罪は動かし難いです。
なんせ見た目がいかにもですから。
パンツの繊維=その辺にある服の繊維なんでしょうか?
綿100%でも、
モノによっては繊維の質(と言うんですか?)が
大きく違うように思うのですが・・・
ジーパンとパンツの手触りはぜんぜん違いますし、
男性のパンツの繊維と、女性のパンツの手触りや素材も、
同じ綿とは言え、だいぶ異なるのではないでしょうか?
繊維鑑定はどこまで精密なものを使っているのかも気になります。
DNA鑑定ができるくらいの科学力なら、
繊維の質まで見極めるのもそう難しくないと思ってしまうのは素人考えでしょうか?
私も大学時代は東武伊勢崎線を使っていましたので、
この電車が混む事は知っています。
幸いにも時間をずらしたりして、
この路線では痴漢には遭いませんでしたが、
中学高校時代は別路線で数回痴漢に遭っています。
一度は精液をスカートにかけられました・・・
精液ですか…。
まさに変態ですね…。
繊維鑑定については、どうなんですかね。
確かに、今の科学力なら、区別することも可能のような気がしますが、裁判では、ありふれた繊維だったので断定できないというケースがよく見られます。
そいつは見た目も異常者でした。
でも異常に気付いても、満員電車では逃げ場が無いんです。
多少自由の利く手と肩から上以外は、詰め込み乗車で身動き取れません。
繊維鑑定の精度は検索に引っかかりませんねー。
もう少し探してみます。
見た目も異常者ですか…。
私だったら注意深く見てしまいそうです。
やはり繊維鑑定は難しいんじゃないでしょうか。
目に見えないくらいの繊維だと思うので、同じ生地だと判断がつかないんだと思います。