平成19年 刑(わ) 第1777号等 名誉毀損、不正アクセス行為の禁止に関する法律違反
金谷友司
この裁判は第2回公判なんです。
かなり前に初公判があったのですが、それも傍聴したんですよ。
なんで記事にしなかったかと言うと、起訴状の朗読と罪状認否だけで、追起訴があるからってことで終わっちゃったんですよね。
それを記事にしても、新聞などのマスコミと同じような内容のものしか書けないので、自重してました。
久しぶりに見る被告人は、髪の毛が凄い伸びてました。
なんて言うか元々、天然パーマだってこともあって、間の抜けたライオンみたいな感じになってましたw
さて、本題です。
彼のやったことは以下の通りです。
会社の同僚の被害者に恋をした被告人は、被害者に告白します。
だが、断られてしまいます。
それでも彼は、被害者の誕生日に花束を贈ったりしてました。
ここまではいいんです。
男なら潔くしろ!などとは言いません。
本当に好きなら、諦めきれないのも理解できます。
だが、この後の行動を見ると、とても本当に好きだったとは思えません。
結局、こいつは被害者の外見だけに惚れていたのでしょう。
でもね、外見だけに惚れるってのは、所詮錯覚です。
それは本当の恋とは言えません。
彼は、チャットを趣味にしていました。
前から、女性の名前を語って、チャットをしていました。
ようするにネカマですね。
つーか、私は世界で1番大切な人とヤフーメッセンジャーでチャットはやったことあるのですが、それ以外はありません。
面白いのでしょうか?
私の場合は、そりゃ楽しいですよ。
それは相手が相手だからだと思うのですが。
で、今までは架空の女性を語っていた被告人でしたが、被害者の名前を使ってチャットをやりだしました。
しかも、そのチャットのサイトは、「SとMの間」、「晒しの恥辱者」などという、どうみても普通の人が利用するチャットじゃありませんでしたw
まだ、被害者の名前を語ってチャットする分には、なに事もなかったでしょう。
しかしこいつは、彼女の名前だけではなく、メールアドレスや住所、会社名や会社の住所、そして電話番号までもチャットで暴露します。
そして更に、被害者の名前を語って淫乱な女性を演じ、被害者のものと誤解させる卑猥な画像までも公開しました。
それによって、彼女のもとには、変態共から卑猥なメールがたくさん届くことになります。
ここまでが名誉毀損。
次にこいつは、被害者のもとに届くであろう卑猥なメールを見たいと考え、被害者のメールのログインパスワードを予想し、不正アクセスをしました。
これが追起訴分です。
もはやこいつの被害者に対する感情は、恋とは言えないことが理解できたと思います。
さて、こいつには情状証人はいません。
両親は健在なのですが、北海道の旭川にいる為、来れないようです。
ってことで、被告人質問です。
あ、ちなみに、30万円で示談が済んでます。
弁護士「今回の事件は2つありますが、逮捕以来全てを認めてるということでよろしいですか?」
金谷「はい」
弁護士「なんでこんなことをしてしまったんですか?」
金谷「当時、被害者に恋をしてしまったので、使ってしまいました」
弁護士「元々チャットに参加した理由はなんですか?」
金谷「それは趣味で」
弁護士「それで女性の名前のほうが、受けが良かったということですか?」
金谷「そうです」
弁護士「であれば、被害者の実名を出す必要はなかったんじゃないんですか?」
金谷「被害者に恋をしてたことと、現実味を出すために使いました」
弁護士「まぁ、結局は自分が楽しむためですよね?」
金谷「はい」
弁護士「嫌がらせとかではないんですね?」
金谷「はい」
弁護士「実名だけではなく、職場や住所などを公開した理由はなんですか?」
金谷「現実味を出すためです」
弁護士「被害者に迷惑をかけるとは考えませんでしたか?」
金谷「考えました」
弁護士「では、何故やめなかったんですか?」
金谷「趣味なので、悪いと思いながらも止められませんでした」
弁護士「どのような迷惑がかかると思いますか?」
金谷「変なメールがきたり変な電話がきたりすると思います」
弁護士「それからあなたの場合、名誉毀損だけではなくて、不正アクセスもしてますよね?」
金谷「はい」
弁護士「そこまでしなければならなかった理由はなんですか?」
金谷「最初は、メールアドレスを公開したので、どんなメールがくるのか知りたかったので」
弁護士「最初はそういう理由で、後はどんな理由ですか?」
金谷「被害者のプライベートのメールが見たかったです」
弁護士「つまり、被害者の私生活を覗き見たかったということですね?」
金谷「はい」
弁護士「趣味とか嗜好の問題だと、なかなか止められないんじゃないかと思うのですが、大丈夫ですか?」
金谷「はい」
弁護士「逮捕されるのは初めてですよね?」
金谷「はい」
弁護士「面会は誰か来てくれましたか?」
金谷「はい。両親が旭川から来てくれました」
弁護士「示談金の30万円はどこから出たんですか?」
金谷「あの…、お、親が」
弁護士「今後社会復帰したら、地元の旭川に帰るということでいいですか?」
金谷「はい」
さようなら。
なにを夢見て上京したのか知らないが、2度と来ないでいいです。
検察官からの質問です。
検事「ちょっと良く分からなかったんですが、被害者の名前で書き込む前から女性の名前を語ってチャットをしてたんですよね?」
金谷「はい」
検事「なにが楽しいんですか?」
金谷「人の反応と言うか、男の名前より女の名前でやったほうが、話しかけられる量が多くて」
検事「そこまでしてチャットを盛り上げたかったのはなんでなんですか?」
金谷「趣味なので」
女性の名前を語ってチャットをやるのが趣味?
物凄い暗い趣味ですねw
検事「普通に考えると、なにが楽しいのか分からないんだけど、それで卑猥な会話をするのが楽しいんですか?」
金谷「はい」
そりゃ普通に考えたら理解出来ません。
私にもそんなくだらないことに時間を割く理由が全く理解出来ませんから。
検事「被害者に卑猥なメールがきてるのを見ましたよね?」
金谷「はい」
検事「それを見て、あなたはどう思ってたんですか?」
金谷「…」
答えづらいらしいw
検事「それを見て、楽しいんですか?」
金谷「それを見て楽しいというわけじゃないんですけど、チャットでそれを信じる人がいるのが楽しいというか…」
検事「あなたの調書を見ると、被害者が気にしないと思ったと言ってるんですが、結構卑猥なメールですよね?こんな卑猥なメールがきて、被害者が可哀想とか思わなかったんですか?」
金谷「その時は考えませんでした」
検事「チャットは止められるんですか?」
金谷「…はい」
検事「そうすると、趣味がなくなるんですか?」
金谷「なにか他の趣味を探します」
それが唯一の趣味だったのかよw
どんな人生だよw
判事からの質問です。
判事「今回のチャットをやってる最中に、これは不味いと思わなかったみたいだけど、捕まってから気付いたの?」
金谷「捕まるちょっと前に旭川に帰ったので、その時に止めようと思い、悪いと思いました」
判事「やってる時は、なんで思わなかったの?」
金谷「やってる時は会話がエスカレートしてしまい、考えませんでした」
判事「なんでそこまで分からなくなっちゃうのかな…。どの辺りからエスカレートしたの?」
金谷「去年の夏頃です」
判事「なんでその頃からエスカレートしちゃったの?」
金谷「徐々にエスカレートしていきました」
判事「どっかでおかしくなったんでしょ?それはなんでなのかと聞いてるんですけど」
金谷「…」
判事「自分では分かりませんか?」
金谷「はい」
判事「普通しないよね?」
金谷「はい」
判事「だからおかしくなってるんだよ。なんでそうなったのかってのが質問なんですよ」
金谷「…」
判事「ちょっと考えれば分かるじゃん、不味い行為だって」
金谷「はい」
判事「ネット上で女性になってってのは聞かないわけじゃないけど、ここまではしないよ。明らかに異常だよ。あなたは常識から一歩踏み出してるんだよ。もとからそうだったわけじゃないでしょ?」
金谷「はい」
判事「だからなんでそうなったのかを聞いてるの」
金谷「チャットにのめりこんで見境がつかなくなってました」
判事「見境がつかなくなったってのは結果だからね。何故そうなったかを考えないと不味いよ」
金谷「はい」
判事「それと、友達はあまりいないんですか?」
金谷「東京と新潟にチャットの仲間がいます」
それが友達とかwwwww
判事「それ、人と話してないでしょ?チャットで話してるだけでしょ?(苦笑)それを友達と言ってもね〜。まぁ人付き合いがうまい方じゃないんだと思うけど、チャットでそんなことをしてもしょうがないよ(笑)」
判事さん笑いすぎw
私まで釣られて笑っちゃいました。
まぁ、まさかあんな答えが返ってくるとは思わないから、普通は笑いますよね。
これが典型的なヲタなのかな?
論告
今回の事件は被害者の勤務先、勤務先の住所、自宅の住所、メールアドレス、電話番号、氏名などを被害者とは無関係のチャットで公開して、被害者に不特定多数から卑猥なメールが届きました。
更にそれを見ようと、被害者のメールに不正アクセスしました。
これらのことは既に証明済みです。
そこで、刑を決める事情、3点をあげたいと思います。
まず第一に、被害者の精神的苦痛。
被告人の行為で若い女性である被害者の名誉が傷付けられ、チャットを見た人から卑猥なメールが届き、そのような人達が家に来るのではないかと恐怖に脅え、精神的苦痛を強いられました。
第二に、身勝手で卑劣な行為であること。
恋愛感情が充たされない為におこなっていて、卑劣です。
このような行為は、被害者の人格を無視していて、卑劣で陰湿です。
第三に、常習的なものであること。
平成18年3月頃からチャットで被害者の名前を語り、同年7月頃から不正アクセスを繰り返しており、常習的な犯行です。
このように、模倣性も高く、一般予防の見地からも、厳重に処罰することが必要です。
次に求刑ですが、諸般の事情を考慮し、相当法条適用の上、被告人を
懲役2年に処するのを相当と思料します。
最後の一言
「被害者に対して、非常に申し訳ないことをしたと反省しています」
被害者の処罰感情
「何度も言いますが、私は金谷君に対して、こんなことをされるようなことをした覚えはありません。私が卑猥で淫乱な女であるかのように書き込みをし、世界中の人が見るインターネットで公開されたことは、悲しさ、虚しさ、寂しさを感じます。刑務所に入っても入らなくても、どちらでも良いのですが、厳重に処罰して下さい」
そりゃ、知り合いにこんなことをされたら、虚しくて寂しくて悲しくなるでしょう。
しかも自分のことを好きだと言ってる人にやられたのですから。
その恋が上辺だけのものだったことを物語ってます。
いいか、勘違いするなよ。
お前の言う恋とは、一緒にいれば自慢になるってことと、ただやりたいってだけだ。
それは恋じゃない。
恋なんて言葉を使うな。
この子とやりてー!だから告白して付き合おうってことだ。
そこには相手を思いやる気持ちと大切に思う気持ちが決定的に欠けてる。
お前が狂ってるってんなら別にいいんだぜ?
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どうも有難うございます。(^^;
美人を見れば綺麗だと思います。
やりたいと思う人もいるでしょう。
でも、やはり内面に惚れないと、大切に思うことは出来ません。
そういう人と大切な人の間には、越えられない壁がありますよね。