平成21年 刑(わ) 第1445号等 強姦、強姦未遂、強制わいせつ
吉丸幸一(32)
この裁判の前回の記事は、追起訴があるということで、記事中では冒頭陳述で終わりました。
今回は、被告人質問からです。
ただし、途中からなので検察官からの質問以降のみです。
そして、こいつは4件で起訴されていました。
さて、被告人質問の前に、弁護側が書証を証拠請求します。
その内容は、被害者Bが示談に応じ、宥恕している旨のことが書かれた示談書です。
これに対して検察官は、被害者Bに対する電話聞き取り書を証拠請求します。
●電話聞き取り書き
代理人の弁護士と50万円で示談したことは間違いないです。
厳重に処罰してほしかったが、犯人も反省してるようなので、厳罰は望まないということで宥恕しました。
でも本心は、私の受けた被害はお金で解決出来るものじゃなく、刑を軽くしてほしいわけじゃないので、適切な刑を裁判官に決めてもらいたい。
それにしても、50万円とは随分安いですね。
ちなみに、この時点で被害者Bと、被害者Cは示談しています。
それでは被告人質問です。
検事「弁護人から請求があった示談の関係ですけど、被害者Bに50万円、被害者Cに60万円払ったそうですが、間違いないですか?」
吉丸「はい」
え…、被害者Cには60万円?
そんなに安いのに示談しちゃったのか…。
それぞれの事件の内容については、この裁判の前回の記事をご覧ください。
検事「前回、お父さんが30万円は払ったと言ってましたが、残りのお金は誰が出したんですか?」
吉丸「私のお金です」
検事「このお金はどういったお金なんですか?」
吉丸「ローンを利用して用意したお金です」
検事「そうすると、あなたのローンは合計で幾らくらいになってるんですか?」
吉丸「全部で…、住宅ローンを含めて4000万円くらいだと思います」
検事「住宅ローンを抜くと?」
吉丸「400万円くらいだと思います」
検事「あなたの住んでいたマンションは処分しないんですか?」
吉丸「はい、現状で処分すると、高く売れないので、賃貸にすることにしました」
なるほど、自分が損するから売却はしないと。
だから被害者に払う示談金も異常なくらい安いわけだね。
どうやらこいつは性犯罪者にみられる典型的なタイプのようです。
検事「前回、今回の事件以外でも、少なくとも強姦を1件やっていると言ってましたね?」
吉丸「はい」
検事「その他には、強姦以外で強制わいせつ、公然わいせつ、迷惑防止条例違反んで6件くらいはやりましたと認めてるんですか?」
吉丸「はい」
検事「そうすると、全部で11件くらいになるんですね?」
吉丸「そのくらいになると思います」
検事「被害者に出した手紙の中に、“傷つけ、屈辱感を味わわせてしまったことを思うと、本当に申し訳ない”とありますが、こう思ってることは間違いないんですか?」
吉丸「はい」
検事「ところで、やる前にそういうことは思わないんですか?」
吉丸「思わなかったのかもしれません」
検事「どうして?」
吉丸「私の気持ちの中で、余裕がなかったのかもしれません」
検事「やめる機会、これまでの行為を改める機会があったと思うんですが、なんでやめられなかったんですか?」
吉丸「罪悪感はありましたが、場が変わったり、時間が変わると、そういうことは頭になかったと思います」
検事「そんなあなたが、本当にもう同じことはやらないと言うことが出来るんですか?」
吉丸「はい」
検事「そう思える理由は?」
吉丸「実際、犯行をした時は私自身が自分に精一杯になりまして、相談出来る人もいなかったですし、そういう環境にありました。今回捕まって内心の中では、これで止められるという思いもありました。また、家族や友人が本当に大切だと思えましたし、それが本当の自分だなと思いますし、もう繰り返すことはないと思います」
こいつ…、どんだけ自分を美化してるのでしょうか?
本当の自分?
その本当の自分とやらを大層ご立派な人間のように語ってるが、よく考えてみろ。
綺麗な女性を見て、いい女だ、やってみたい、そう思うことくらいあるだろうさ。
だが、普通の人は“やってみたい”という言葉の前に、“無理矢理でもいいから”とは付かない。
まずお前はそれが付く時点で、通常の人間の枠からはみ出してる。
そしてそのはみ出した人間の中でも、実際に行動を起こすという高い壁がある。
そこはまだ人間だから、理性が働くからな。
しかし、お前は理性の壁も乗り越えた。
つまり、お前には理性がないということだ。
理性のない生物が果たして人間だと言えるのだろうか。
これが人間だと評価する時、姿形による評価よりも、理性による評価の方が大事だと個人的には思う。
姿形による評価なんかをしてるから、いつまで経っても、およそ人間らしさの欠片もない生物に人権とやらを与えなくてはいけなくなるんだ。
とにかく、このクズは自己を過大評価することで、自分のおこなった罪を軽く考えてるんじゃないかな。
マンションを売って被害者に相応の額を払うよりも、自分の損得を優先させてることからも明らかですね。
検事「今後、社会に出たらどうするつもりですか?」
吉丸「刑が決まるわけですが、それを勤めるというのがひとつ。あと、将来に亘って一生出来ることを見つけ、そしてそれが社会貢献になる。そういうことをしていきたいと思います」
検事「一生続ける仕事というのは?」
吉丸「検事さんから贖罪を考えて下さいと言われました。ずっと考えてたんですが、環境に興味がありましたので、そういうことに携わっていきたいと思いました」
でたでた…、被害者置き去りの自分勝手な贖罪の定義。
なんで性犯罪者って、こう自分勝手なのかね。
あ、だから性犯罪をするわけか。
人間的欠陥だらけってことね。
そんなことにすら気づかないから、どっかの性犯罪者は自分を美化出来るってことね。
| 論告 |
| 一、犯行態様が悪質 そのひとつとしては、本件は不特定の女性を対象とした通り魔的犯行であるということです。 つまり、若くて自分好みの女性であれば、誰でもよかったのです。 また、計画的犯行でもあります。 マスク、帽子、を身に付け、パーカーのフードをかぶり、軍手をした上で本件犯行に及んでいます。 また、犯行場所が集中すると発覚しやすいと考え、車で広範囲に亘って犯行場所を選んでいます。 二、人の弱みに付け込む狡猾的な犯行 被害者Cの裸体を携帯で写真を撮り、口止めしました。 被害者Dの時は、マンションの防犯カメラにガムテープを貼り付けるなど、このように被害者の羞恥心に付け込んだ狡猾的な犯行です。 また、粗暴性も際立っています。 被害者Aの腹部を膝で蹴り、被害者Bにはガムテープで手足を縛り、キャミソールを被せてなにも見えないようにして犯行に及んでおり、被害者Dには背後から突然襲ってガムテープで目隠しをするなど、粗暴で極めて危険な犯行です。 三、常習的犯行 被害者4名に対し、同種の犯行に及んだことからも常習性は明かです。 四、結果が重大 いずれの被害者の方も、被告人の犯行によってうけた精神的ショック、屈辱感は重大です。 その点は量刑を決めるにあたって、考慮しなければいけません。 また、引越しを余儀なくされるなどの二次的な財産被害もうけています。 それ以外でも、近隣住民の不安を増大させました。 五、処罰感情 被害者A、Dは厳重な処罰を望んでいます。 被害者B、Cは示談していますが、お金で癒せるものではなく、金額的にも十分でないことから、これを過度に評価することは出来ません。 六、動機 結局は自己の性欲によるものですから、酌量の余地がないのは明かです。 七、再犯の可能性 本件は被告人の反社会的性癖に根ざしたものでありまして、再犯の可能性は否定出来ません。 本件のような女性を対象とした通り魔的犯行が横行する可能性も考えられ、厳罰が必要です。 八、求刑 以上に加え、被告人に有利な事情を考慮しても、相当長期の実刑でもって臨まなければなりません。 以上、諸般の事情を考慮し、相当法条適用の上、被告人を 懲役10年に処するのを相当と思料します。 |
これに対して弁護人の弁論なんですが、少しだけ取り上げます。
一、パチンコ店での勤務が、午前5時、6時までの時も、ままあった。そのような抑圧された環境で、被害者Cの事件を起こしてしまった。
二、平成20年11月、新宿のパチンコ店から浜松の店舗に異動になり、平成21年1月に売り上げが上がらないとの理由で解雇になった。住宅ローンが残っていたことから、経済的に不安になり、被害者B、Dの事件を起こした。
三、その後も仕事が見つからず、不安が募る。そのような状況で、被害者Aの事件を起こした。
結論
以上のように、犯した犯罪自身は許されるものではないが、動機、経緯に酌量の余地がある。
パチンコ店の店長をやっていて、釘打ちとか、新台入れ替えの時とかでしょうね。
そういう時に午前5時、6時までかかったと。
で?だから強姦?
その後、無能故に解雇になったと。
住宅ローンを返す当てもなく、追い詰められてたと。
で?だから強姦?
その後も無気力、または馬鹿馬鹿しいプライドから仕事せず、更に追い詰められていったと。
で?だから強姦?
この弁護人の言ってることは、全て繋がりがありませんね。
これが強盗事件なら、繋がりは一部あるでしょう。
しかし、これは歪んだ性欲に基づいた強姦事件ですよ?
仕事が遅くまである!だから好みの女性を物色して強姦しよう!
金がない!だから好みの女性を物色して強姦しよう!
こうじゃない。正しくはこうなるはずですね。
仕事が遅くまである!だったら人気も少ないから女性を襲えるんじゃないか?
金がない!だったら女性を襲えばやれるんじゃないか?
これなら理解可能な思考ですね。
全て歪んだ性欲を充たすことしか考えてないものが、自己中心的な考えで窮地を楽しむという典型的な病気野郎の発想です。
ただし、これだと弁護人のいうところの酌量の余地など皆無ですね。
なんせ弁護人は、ストレスと貧困に原因があるという主張ですからね。
違うんだな。
こういう奴は、同じ状況に置かれれば、同じことを考えるんだよね。
こいつは辛い思いをしていたのではなく、楽しんでいたはずです。
結局のところ、原因は歪んだ醜い性欲と、それを後押しする理性の無さですね。
とても酌量の余地なんてありませんよ。
性犯罪に酌量の余地を見出すのは弁護人にとっても難しい作業でしょうけど、なんか聞いてて不愉快になりますよね。
特に被告人自身が、弁護人のその不愉快な主張に乗っかってきた時なんかはね。
最後の一言
えー、今回、被害者の方に対して酷いことをしたと思ってます。
私自身が直接、謝るということをしたいんですけど、被害者自身はどうなんだろうと日々悩んでました。
この場をお借りして、被害者の方に謝りたいと思います。
本当に申し訳ありませんでした。
また、被害者の周りの方や、私の周りの方にも迷惑をかけ、お詫びしたいと思います。
今後、社会に出たら真面目に精進して、罪を一生償って、これから生きていきたいと思います。
こいつは泣き寝入りしてる1名の強姦被害者、その他の性犯罪被害者達のことはどう思ってるんですかね?
そういう人達も含めて、お前のような人間ともいえないカスが、環境に関する仕事に就けば償いになるとマジで思ってんの?
償いなんてものは、口でならいくらでも言える。
だからこそ行動でしか示せないわけだ。
しかし、その行動の説明からして的外れなんだから、このカスには一生かかっても無理だし、やる気もないと言わざるを得ませんね。
ちょっと考えれば、もっと贖罪になるようなことは浮かぶはずです。
それがこいつには分からない?
いいや、分かっているはずです。
しかし、それをこいつは、いや、性犯罪者の殆ど全ては、頭の中で却下するのです。
自分の不利益を最小限にすることを1番に考えるのです。
そして勿論、出所後にはその最小限のことすら忘れ去ってることは間違いないでしょう。
それが性犯罪者。
故に性犯罪者なのですね。
人間の心は三つの部分、すなわち知力・理性・情熱に分けらる。
知力と情熱は他の動物にも備わるも、理性は人間のみ具わる。
ピタゴラス
ならば、理性の欠片もない性犯罪者らは、どんな下等生物なのだろうか。



