責任能力の有無を争う殺人未遂裁判。(妹さんの証人尋問編)

責任能力の有無を争う殺人未遂裁判。
http://angryman.seesaa.net/article/104413605.html

平成20年 合(わ) 第8号 殺人未遂 渡邊梨沙(27)


前回の続きです。
この日は、1番下の妹さんの証人尋問からです。
この妹さんは18歳か17歳なのかな?
とにかく、凄い可愛らしい子なのですが、ボソボソと消え入りそうな暗い声で喋るんですよね。
法廷でのみ、あんな感じだと良いのですが、普段からだとしたら、やはり家庭に問題があるんだろうなぁ。

弁護士「あなたは梨沙さんの妹ですね?」

妹「はい」

弁護士「現在あなたはお兄さんの家族と生活をしていますね?」

妹「はい」

弁護士「昨年の2月までは、あなたと梨沙さんは実家で一緒に暮らしていたんですか?」

妹「はい」

弁護士「あなたは、どうして実家を出ることにしたんですか?」

妹「母親からメールがきて、それが切欠です」

弁護士「どんなメールですか?」

妹「昔のことが書いてある、全てカタカナのメールです」

これを聞いて、鳥肌たちました…。

弁護士「どういう内容ですか?」

妹「言いたくありません」

弁護士「家族7人で生活していた頃のことは覚えてますか?」

妹「あまり覚えてません」

弁護士「あなたの記憶に残ってるのは、両親と梨沙さんと、もうひとりのお姉さんと暮らしていた頃からですか?」

妹「はい」

弁護士「次女のお姉さんも、今は実家にいませんね?」

妹「はい」

弁護士「お兄さんも次女もあなたも、20歳になる前に家を出てるんですが、その理由はなんですか?」

妹「分かりません」

弁護士「あなたが自宅で両親と一緒に生活してる時、お母さんが掃除しているのを見たことがありますか?」

妹「あまりありません」

弁護士「お母さんはご飯を作ってくれましたか?」

妹「焼くだけとか、切ってだすだけの簡単なものだけです」

弁護士「では、梨沙さんが料理や掃除、洗濯をしていたことは覚えてますか?」

妹「はい」

弁護士「梨沙さんは、あなたにとってどんなお姉さんですか?」

妹「誕生日にプレゼントをくれたり、優しいお姉さんです」

弁護士「暴力をふるわれたことは?」

妹「ないです」

弁護士「梨沙さんが、あなた以外の人に暴力をふるっていたことは?」

妹「ないです」

弁護士「梨沙さんとお母さんが喧嘩してるのを見たことがありますか?」

妹「喧嘩ではなくて、お母さんに注意してるのは見たことあります」

弁護士「それに対して、お母さんはなんて言ってましたか?」

妹「体調が悪いとか、言い訳ばかりしてました」

弁護士「あなたが梨沙さんと生活している時、おかしいなと感じたことがありますか?」

妹「姉の部屋から、泣き声や笑い声が聞こえてきたことがあります」

弁護士「あなたがそれを聞いたのは1回ですか?」

妹「何回かあります」

弁護士「それは大きな声でしたか?」

妹「姉の部屋から私の部屋まで聞こえてくるぐらいでした」

弁護士「最後にあなたがそれを聞いたのは何時か覚えてますか?」

妹「覚えてません」

弁護士「あなたがそれに対して理由を尋ねたことがありますか?」

妹「ありません」

弁護士「どうしてですか?」

妹「あまり私の家族でそういうことは聞きません」

弁護士「梨沙さんの様子がおかしいと、お母さんに言ったことはありますか?」

妹「ありません」

弁護士「あなたが梨沙さんに最後に会ったのは何時頃ですか?」

妹「去年の9月頃だと思います」

弁護士「その時、なにか話しましたか?」

妹「ちょっと顔を見たくらいなので、してません」

弁護士「今回、お母さんを刺してしまったのは、何時、誰から聞きましたか?」

妹「お兄ちゃんから、当日電話で聞きました」

弁護士「それを聞いて、どう思いましたか?」

妹「ビックリしたけど、納得もしました」

弁護士「納得したとは?」

妹「母が誰かを刺したり、誰かが母を刺すことがあるかもしれないと思ってました」

弁護士「先程、梨沙さんが優しいと言ってましたが、意外ではなかったですか?」

妹「意外…、ではないと思います」

弁護士「あなたは、お母さんの日頃の態度にも原因があると思いますか?」

妹「はい」

弁護士「梨沙さんが社会に出たら、これまで通りに接しますか?」

妹「はい」

お母さん、かなり嫌われてるようで…。
それにしても、カタカナ…、怖いです。


検察官からの尋問です。

検事「笑い声ってのは、どういう笑い方でした?」

妹「…、あまりよく覚えてません」

検事「例えば、アハハという普通の笑い方なのか、変な笑い方なのか」

妹「なんか泣き声に似た笑い方です」

検事「お姉さんは、普段どういう笑い方をします?」

妹「普通の笑い方です」

検事「泣き声みたいな笑い方というのを再現できませんかね?」

妹「できない…」

無茶言うな。可哀想だろ。

検事「平成19年の2月頃、そういうのを聞いたことはありますか?」

妹「その頃は週に何回かしか帰ってなかったので、あまりよく分からない…」

検事「高校に入ったのは何時?」

妹「2年前」

検事「最後に会った時に、変な笑いとかあったんですか?」

妹「ちょっと顔をあわしたくらいなので」

検事「あと、最後のほうに言った、母が誰かを刺すか誰かが母を刺すと思った根拠はなんですか?」

妹「母親の態度です」


裁判官からの尋問です。

裁判官「今、お母さんの態度と言ってますたが、具体的にはどんな態度ですか?」

妹「真面目な話をしようとしても、話を逸らしたり、昔のことを持ち出してきて、話にならないです」

裁判官「他には?」

妹「あとは…、主婦の仕事をやらない…」

裁判官「その二つですか?」

妹「大きなものは」

裁判官「弁護人の質問に対する答えの中で、被告人が注意してるのを見たとのことですが、具体的にはどのようなことですか?」

妹「普通に、もうちょっと部屋を綺麗にしたら?とか、優しい口調で言ってました」

裁判官「それは何時頃の話ですか?」

妹「私が中学生だった頃です」

裁判長「その注意した時のことだけど、お母さんの部屋は相当汚かったの?」

妹「はい」

裁判長「笑いの件なんですが、例えば部屋の中で本を読みながら笑っちゃうとかあると思うんですけど、そういう状況の声でしたか?」

妹「私は部屋から一歩も出ないので、よく分かりません」

裁判長「その笑い声を聞いて、どう思っていたんですか?」

妹「なんか変だな、悩み事があるのかなと思いました」

裁判長「それから、家の誰かが刺してもおかしくないと言ってましたが、お母さんが刺すこともあると思ってたんですよね?」

妹「はい」

裁判長「それはどうして?」

妹「母はヒステリックな人で、感情的になったら、なにするか分からないからです」

裁判長「そういうことを話したことはありますか?」

妹「ないです」

裁判長「あなたにとっては優しいお姉さんだと思うんだけど、そういう人が刺して、あなたとしてはどう思った?」

妹「あまり深く考えてませんでした」


結局、母親も精神を病んでいたんですね。
そして、それを誰も知らなかったことも原因のひとつではないでしょうか。
母親は鬱病と7年前から診断されていたのですが、被告人すらそれを知らなかったんですから。
鬱病の身体的症状の一例である「変に食欲が出て食べ過ぎになり、いつも眠たく寝てばかりいて、体を動かせない」
これがまさに当てはまります。(過食気味で寝てばかりいると鬱病というわけではない)
でも、その原因の根本には、ビール瓶で血がでるくらいの強さで頭を殴るという父親の異常な暴力の存在があることは想像に難くありません。
そして、それが家族にも伝染していく。
まさに負の連鎖がおこったのではないでしょうか。

ちなみに、この日は精神鑑定医が、誠実に鑑定する旨の宣誓をしてました。
この方は、鑑定医として6例、鑑定助手として60例の刑事事件での鑑定経験があるそうです。

妹さんの尋問の時も、被告人は全く感情を出さず、心ここに在らずという感じでした。
この被告人は、もはや感情がないのではと心配になります。
ところが、被告人質問において感情を露にすることになるんですが、それはまた別のお話。



本当は明るくて元気な子だといいんだけどなぁ…。
タグ:殺人
posted by angry man at 16:46 | 東京 曇り | Comment(3) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

責任能力の有無を争う殺人未遂裁判。

平成20年 合(わ) 第8号 殺人未遂 渡邊梨沙(27)

まずは、逮捕当時の報道をご覧下さい。

母親刺した26歳長女を逮捕「不満が爆発」

警視庁石神井署は23日、殺人未遂の現行犯で、東京都練馬区大泉学園町、アルバイト渡辺梨沙容疑者(26)を逮捕した。
調べでは、渡辺容疑者は23日午前10時10分ごろ、自宅で母親(50)と口論になり、台所の包丁で母親の胸や腹、手足を刺した疑い。母親は病院に運ばれたが重傷。
渡辺容疑者は長女で、両親と3人暮らし。母親とは以前から仲が悪かったといい、調べに対し「不満が爆発した」と供述しているという。
[2007年12月23日18時49分]

http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20071223-299016.html

この報道は少し間違っています。
母親と被告人の仲はそんなに悪くなかったそうです。
ちなみに、幸い母親は一命をとりとめました。


起訴状
被告人は、平成19年12月23日午前10時10分頃、練馬区大泉学園町所在の渡邊方において、渡邊リエを牛刀で殺意をもって左胸部、腹部などを刺したが、死に至らず未遂に終わったものである。



罪状認否
「間違いありません」

裁判長「弁護人のご意見は」

弁護人「被告人と同様であります。ただし、犯行時被告人は心神喪失、或いは心神耗弱状態であったものと思われます」


冒頭陳述
被告人は高校卒業後に専門学校に通って栄養士の資格を取り、病院で栄養士として働いていました。
その後、病院を辞め、本件時には派遣会社で働いていました。
幼少の頃から酒に酔った父と母が喧嘩するのを見て育ち、母親があまりやらない家事をしていました。
被告人は、被害者の怠惰な生活に腹をたてていたところ、買い物を指図されて、殺してやろうと思っていました。
一時期、1人暮らしをしましたが、すぐに実家に戻りました。
戻った後も怠惰な生活を続けていたことに苛立ちを感じていたところ、平成19年12月23日、自宅で被害者から声をかけられて、鬱陶しく感じていたところ、買い物を命じられて激高し、自分の部屋から25cmの牛刀を持ち出し、寝ている被害者を掛け布団の上から腹部、左胸部、左手首などを刺しました。
その後、被害者に灯油をかけ、チャッカマンで火を点けようとしたが、屋外に逃げられたために諦めた。


弁護人冒頭陳述
渡邊家は5人兄弟姉妹で、被告人が病気で体が優れなかった母に変わり、家事をしていました。
幼少時、父がビール瓶で母を殴り、血だらけになったのを見て育ちました。
兄妹がどんどん家を出て行くなか、長女である被告人は責任感から両親を見捨てられませんでした。
被告人は高校時、少なくともこの頃から精神病を抱えていました。
一端、1人暮らしをしていましたが、以前交際していた男性からストーカー被害にあい、実家に戻りました。
そして、結婚情報センターで知り合った男性と交際していましたが、喋ってないのに口をパクパクさせたり、誰もいないところで笑い出すなどの異常な行動を見せていました。
その後、交際相手に対し、他に付き合ってる人がいるのではないかと妄想したり、交際相手を傘で叩くというほど、精神病が進行していました。
本件当日、母親としては、被告人に刺されたのは青天の霹靂で、精神病により刺したものです。
被害者である母親は、被告人を宥恕しています。
寛大な処分を望み、温かい家庭を築いてほしいと述べています。
交際相手も、今後も交際を続けると述べています。


もうお分かりでしょうが、本件の争点は、「責任能力の有無」です。
当ブログも長い間続けてきましたが、責任能力が争点になる裁判を初めから詳しく書いたことはなかったので、ちょっと追いかけてみました。
ちなみに、被告人は拘置所において、自分の頚部をボールペンで刺しています。

弁護側は書証をいくつか提出したのですが、これがまた…、なんというか…。
その書証は、被告人が弁護人宛てに出した手紙です。
その内容は以下のようなものです。

日本人の子供を作らないようにして下さい。
自分で産めない人はどうせ死にます。
妹も子供を産みましたが、どうせ死ぬでしょう。
人間は食物を食べ荒らす。
練馬区民は特に酷い。
みな同じように裁くようにお願いします。

私の彼は我侭で、自分の感情だけで生きています。
そして変態です。
好みの女性を見ると連れ去り、色んなところで強姦しています。
強姦して、首を絞めて殺し、財布を抜き取っています。
そして、床に死体を埋めています。
これを毎日続けています。
一緒に海や川に行くと、後ろから突き落とそうとすることもありました。
彼の行ってる風俗店を取り締まって下さい。
あと、彼の持ってる裏ビデオなども取り締まってほしいです。


これらの書証は、被告人の異常性を立証するためのものです。
しかし、どうも納得がいかない。
取り締まってほしいのなら、警察に言うべきです。
留置場では、毎日警察官と顔を合わしてるはずですし。
なんで弁護人だけに、このようなことを言うのか非常に疑問です。


被害者である母親が証人に立ちました。

検事「あなたは被告人の実の母親ですね?」

被害者「そうです」

検事「12月23日、あなたが包丁で胸を刺されるということがありましたね?」

被害者「はい」

検事「この頃、3週間前から熱があって寝込んでいたんですか?」

被害者「はい」

検事「23日の朝は、午前4時頃に起きられたんですか?」

被害者「そうです」

検事「その後は、TVを観ていたんですね?」

被害者「覚えていません」

検事「朝ごはんは食べましたか?」

被害者「はい」

検事「その後、ベッドで寝てましたね?」

被害者「はい」

検事「その時、リビングのほうから被告人の笑い声が聞こえたんですね?」

被害者「はい」

検事「どんな笑い声でしたか?」

被害者「クスクスというかケラケラというか」

検事「どんなかんじですかね?」

被害者「クスクスというかケラケラというか、うまく説明できません」

検事「それに対してあなたはどうしましたか?」

被害者「どうしたの?と聞きました」

検事「それに対して被告人はなんと答えましたか?」

被害者「なんでもないと言ってました」

検事「その後、被告人があなたの部屋に来たことがありましたか?」

被害者「あります」

検事「なんの用で?」

被害者「自分の服を取りにきました」

検事「その時、会話はありましたか?」

被害者「記憶はありますが、話の内容は覚えてません」

検事「買い物を頼んだ記憶はありますか?」

被害者「あるんですけど、なにを頼んだかは覚えてません」

検事「その後、被告人は部屋を出て行ったんですか?」

被害者「はい」

検事「そしてまた被告人が部屋に入ってきたことがありますか?」

被害者「ありました」

検事「その時、あなたは何処でなにをしてましたか?」

被害者「部屋で寝てました」

検事「布団はどうしてましたか?」

被害者「かぶってました」

検事「入ってきた時の被告人の様子はどうでしたか?」

被害者「普通でした」

検事「被告人はなにか持ってましたか?」

被害者「分かりません」

検事「その後、被告人はなにかしてきましたか?」

被害者「…、いきなり包丁で刺してきました」

検事「その時、包丁は見えたんですか?」

被害者「その時は見えました」

その時は、というのも、被告人が部屋に入ってきた時は、包丁を自分の後ろに隠しながら入ってきたからです。

検事「それで、お腹に刺さったんですか?」

被害者「はい」

検事「それは分かったんですか?」

被害者「はい」

検事「どうしてですか?」

被害者「包丁に血が付いていたので」

検事「刺す時の動作はどんなかんじでした?」

被害者「覚えてないんです」

検事「その後、次々と包丁で刺してきたのは覚えてますか?」

被害者「はい」

検事「どこを刺されたかは分かりますか?」

被害者「覚えてません」

検事「記憶がハッキリしないのは、なんでだと思いますか?」

被害者「その時は無我夢中だったので」

検事「抵抗のようなことはできたんですか?」

被害者「ベッドの横にゴミ箱があったので、それで防ぐことに無我夢中でした」

検事「どのようなゴミ箱ですか?」

被害者「缶のゴミ箱です」

検事「その後1回、被告人は部屋から出て行きましたか?」

被害者「はい」

検事「その後、ストーブの灯油タンクを持って、戻ってきたんですか?」

被害者「はい」

検事「それをかけられたんですか?」

被害者「はい」

検事「灯油をかけられた後、また被告人は部屋を出て行ったんですか?」

被害者「はい」

検事「その後すぐにチャッカマンを持って、戻ってきたんですね?」

被害者「はい」

検事「被告人はそのチャッカマンでなにをしてきましたか?」

被害者「私に火を点けようとしました」

検事「あなたはそれを見て、どう思いました?」

被害者「無理心中をしようと思いました」

検事「どういう意味ですか?」

被害者「娘が犯罪者になってしまうので、無理心中をしようと思いました」

検事「実行したんですか?」

被害者「近所の人に迷惑がかかるので、やめました」

検事「心中をやめて、どうしたんですか?」

被害者「チャッカマンを奪って壊しました」

検事「それで被告人はどうしましたか?」

被害者「また部屋から出て行きました」

検事「それであなたはどうしました?」

被害者「逃げようと思って、リビングに行きました」

検事「被告人はどうしました?」

被害者「私を捕まえて、連れ戻しました」

検事「どのようにして連れ戻されたんですか?」

被害者「覚えてないです」

検事「最終的に逃げたんですよね?」

被害者「はい」

検事「どのようにして逃げたんですか?」

被害者「娘が部屋を出て行った隙に逃げました」

検事「どこから?」

被害者「ベッドの横の窓から逃げました」

検事「その後、近所の人が助けてくれて、救急車や警察を呼んだということですか?」

被害者「はい」

検事「その後、あなたは意識を失ったんですね?」

被害者「はい」

検事「あなたとご主人は、結婚してから喧嘩が絶えなかったんですか?」

被害者「主人が酒乱なもので」

検事「どのような暴力をうけたんですか?」

被害者「ビール瓶で頭を殴られたりしました」

検事「それ以外にも、箪笥を壊したりしてたんですか?」

被害者「はい」

検事「その暴力の対象はあなただけですか?」

被害者「はい」

検事「あなた自身の体調なんですけど、腎臓が悪かったり、更年期障害などで家事が出来なかったんですか?」

被害者「はい」

検事「被告人に家事を頼むことはあったんですか?」

被害者「そうですね、娘が率先してやってくれてました」

検事「率先というか、頼んだことはありませんか?」

被害者「頼んだこともありますが、率先してやってくれてました」

検事「家事をしたりすることが、被告人に負担になってたと思いますか?」

被害者「思います」

検事「それと、被告人は一時、埼玉県の川口で1人暮らしをしてたんですか?」

被害者「はい」

検事「その家賃は誰が払っていたんですか?」

被害者「娘が払ってました」

検事「今回、被告人が捕まった後、被告人から手紙がきましたか?」

被害者「きました」

検事「どのような内容でしたか?」

被害者「傷付けてしまってごめんねと謝ってきました」

検事「その他に書いてあった内容は?」

被害者「主人と仲良くやってほしいと書いてありました」

検事「今回の件で、手術は何回しましたか?」

被害者「3回です」

検事「2回目以降に気づいたことはありましたか?」

被害者「3回目の手術は医療ミスです」

検事「その手術の内容は?」

被害者「お腹の中の管を置き忘れたから、それを取り去る手術です」

とことん運がないようですね…。

検事「被告人の笑いのことについて聞きますね。このように笑うようになったのは、何時頃からですか?」

被害者「頻繁に起こり始めたのは3年前くらいです」

検事「それは大きな声ですか?」

被害者「私にも聞こえるので」

検事「あなた以外の家族も気づいていたんですかね?」

被害者「主人も少し気づいていたと思います」

検事「なにかご主人は言ってたんですか?」

被害者「いえ、なにも。ただ、なにが可笑しいんだと娘に言ってたことがあります」

検事「他の被告人の兄妹は気づいてたんですかね?」

被害者「息子は気づいていたと思います」

検事「あなたから見て、被告人の笑い以外の言動でおかしいと思った点はありますか?」

被害者「よく落ち込んでたと思います」

検事「それ以外は?」

被害者「よく分かりません」

検事「被害をうけたあなたの気持ちを述べて下さい」

被害者「謝罪もしてもらったので、もうなにも思ってません。早く社会復帰してほしいと思っています」


弁護側からの尋問です。

弁護士「梨沙さんは、お子さんの時はどのようなお子さんでしたか?」

被害者「穏やかで、大人しくて、自己犠牲の強い子でした」

弁護士「大人になっても変わりませんでしたか?」

被害者「はい」

弁護士「普段の梨沙さんは、怒りっぽいとかありますか?」

被害者「ありません」

弁護士「梨沙さんは、兄妹とは仲良くやってたんですか?」

被害者「はい」

弁護士「梨沙さんは、あなたのお手伝いを何時頃からやってたんですか?」

被害者「小学校の頃からやってました」

弁護士「あなたが厳しく命じたことがありますか?」

被害者「いえ、ありません」

弁護士「梨沙さんは、あなた方が夫婦喧嘩をしているとことを見てましたか?」

被害者「見てました」

弁護士「それを見た梨沙さんの様子は?」

被害者「怯えてました」

弁護士「梨沙さんが喧嘩を止めるようなことはありましたか?」

被害者「ありました」

弁護士「梨沙さんの学校での成績はどうでしたか?」

被害者「中の上くらいでした」

弁護士「梨沙さんは、学校で苛められてたということがありましたか?」

被害者「小学校の時に苛められてたようです」

弁護士「どうして分かったんですか?」

被害者「学校に行きたがらなかったからです」

━中略━

弁護士「梨沙さんは、自分でクスクス笑いをすることに気づいてる様子でしたか?」

被害者「いえ」

弁護士「あなたは梨沙さんを病院に連れて行ったことがあるんですよね?」

被害者「3年くらい前です」

弁護士「梨沙さんを病院に連れて行く時、クスクス笑いをするから行こうと言いましたか?」

被害者「いえ、なにも言わなかったです」

弁護士「梨沙さんが、どういう診断をうけたか知ってますか?」

被害者「分かりません」

なにも問題ないとの診断をうけたそうです。

弁護士「あなたは鬱病と診断をうけてますね?」

被害者「はい」

弁護士「家事が出来ないのも鬱病のせいですか?」

被害者「はい」

弁護士「鬱病と診断をうけたのは、何時頃ですか?」

被害者「7,8年前くらいです」

弁護士「今でも通院してるんですか?」

被害者「はい」

弁護士「梨沙さんの交際相手に、クスクス笑いの話をしたことがありますか?」

被害者「あります」

弁護士「それを聞かされた時、驚いてる様子でしたか?」

被害者「いえ、納得してました」

弁護士「あなたを刺す時の梨沙さんの表情は、どのようなものでしたか?」

被害者「無表情でした」

弁護士「裁判所に対して言いたいことがあったら言って下さい」

被害者「できれば執行猶予をお願いします」


ここで第一回公判は終了です。
次回は、交際相手と1番下の妹の証人尋問、被告人質問です。
この尋問を聞いた後、第一回公判で母親に抱いたイメージが崩れました。
あぁ、やはりこれは家庭に問題があるんだなと。

今回の記事だけを見ても、家庭に問題があると思うでしょう。
私は父親がみんなから嫌われてるものだとばかり思ってました。
ですが、現実は違うようです。
その原因の根本には父親の存在があるのですが、みんなから嫌われていたのは母親です。

それにしても、この裁判は教訓にできることがありますね。
子供に夫婦喧嘩してるところは見せてはいけないとか。
暴力をふるうような男と結婚してはいけないとか。

今回の事件で被告人だけを責めることは出来ないですね。
兄妹も、被告人を責めてはいないようでした。
いつかはこうなると、誰かが母親を刺す、又は母親が誰かを刺すと思っていたようです。

妹さんの尋問では、母親の異常性を示唆する発言があったのですが、結局はその原因の根本は夫による暴力だと思うんですがね。
父親はいまだに裁判に来てないし。
もう少し事件の根本を考えてほしいものです。

それにしても、母親の証人尋問中の被告人は顔に表情が全くなく、指を弄り続けてました。
明らかに病んでる印象があります。

とにかく、こういう事件でよくある、自分の怠惰な生活を責められて刺すというものとは根本から違う事件です。



子供の前では笑顔でいることで、明るい人間に育つものだと思います。
タグ:殺人
posted by angry man at 18:04 | 東京 晴れ | Comment(3) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鬼嫁の未来に希望はないけど…。

元ソープ嬢の鬼嫁、義母殺害事件の裁判
http://angryman.seesaa.net/article/103145997.html

鬼嫁の心情に落涙する。
http://angryman.seesaa.net/article/103193939.html


平成20年 合(わ) 第158号 殺人 熊アみどり(38)


被告人質問の後は、被告人の母親が情状証人に立ちました。
このお婆ちゃん、かなりお年を召してることもあって、質問の意味を理解することが出来ません。
弁護人も、ずっと誘導しないように尋問してたのですが、あまりにも通じないので、誘導しまくりになります。
当然、検察官もこれに異議を唱えるような野暮なことはしませんでした。
まぁ、ただひとつだけ、看過できない言葉がありました。
「更生することが償いになる」という言葉です。
私は何度も言ってますが、更生するのは当たり前のことで、なんの償いにもならない。
この言葉を言う奴って、実は結構多くて、その度にうんざりします。


次は次女のNさんの意見陳述です。
これは…、殆どメモしてません。
途中で落涙してしまいまして、周りにバレないように拭うことに必死でした。
最後には死刑を望んでいると言っていました。
ただ、被告人の母親のことも罵倒していたのは、どうかと思いました。
別に被害者を侮辱するようなことも言ってなし、被告人を正当化するようなことも言ってないんですけどね。


次は論告です。

論告
この事件は、被告人が姑である恵美子さんに生活態度を注意され、頭に何度も何度も消火器を振り下ろして殺害したものです。
被告人がこの事件の犯人であることは、この法廷で取り調べられた証拠で、立証されてると考えます。
そこで被告人に、どのような刑罰を科すべきかを、以下にあげる4点から考えます。

一、結果の重大性と、ご遺族の感情。
恵美子さんは、元々の家業である焼き鳥屋さんで働き、3人のお子さんを育て上げられました。
事件当時は、それぞれ独立し、家庭をもっていました。
そういった子供達やお孫さんに囲まれて、充実した老後を送るはずだったのです。
ところが当日、被告人方から帰ろうとしたところを、後ろから消火器で滅多打ちにされたのです。
恵美子さんは出血などにより死んでしまったわけですけど、殴られてる間、絶望感に苛まれ、不条理さを感じ、悔しさで一杯だったはずです。
と言いますのも、この事件までの被告人の生活態度は酷いもので、借金を重ね、挙句の果てには恵美子さんの指輪などを盗んで、換金していたのです。
それを注意しただけなのですから、このような形で殺されなければならない理由などないのです。
このように、恵美子さんの命を奪った結果は非常に重大です。
遺族の方々は、家族の中心だった恵美子さんを奪われ、厳重な処罰を望んでおります。
Sさんは、恵美子さんと50年ちかくも夫婦生活を送ってきました。
火事によって、恵美子さんの足が不自由になってからは、お互いに助け合いながら生活していました。
しかし、Sさんは事件の後、気を落とし、なんで被告人の家に行くのを止めなかったんだと、自分を責め続けてます。
また、長年の伴侶を失った傷は深く、生きる希望を失っています。
長男のKさんは、自分の母親が隠されてるとは知らず、母の遺体と一晩過ごしました。
翌日、隠されていたご遺体と対面を余儀なくされたのです。
しかも、それが自分の妻のやったことだったのです。
このような驚きは、察するに余りあります。
長女のJさんは、この法廷で辛い感情を訴えています。
事件の夜、恵美子さんが帰ってこないと連絡を受けたJさんは、心配して被告人に電話しました。
そのような気持ちを踏みにじり、嘘を吐き続けられたと憤りを述べ、4ヶ月経った今でも恵美子さんを失った悲しみに暮れています。
先程、被告人の涙は信用できない、母と同じ目にあってほしいと、厳重な処罰を望んでおられました。
次女のNさんは、意見陳述で、いいおばあちゃんだったことを、色々なエピソードを加えて話してくれました。
変わり果てた恵美子さんを見た時の衝撃も、伝わってきました。
被告人への処罰感情は、Nさんの言葉を借りますと、被告人は体の悪い老人に、顔の形が変わるまで殴った殺人鬼、絶対に許せない、死刑にしてほしいと述べていました。
このような遺族の感情は、量刑を決めるにあたって、最大限考慮しなければなりません。

二、殺害方法が残忍であること。
恵美子さんはまず、玄関付近で屈んでいたところを消火器で殴られ、うつ伏せに倒れこみ、まだ息のあった恵美子さんは、被告人のほうを見上げました。
きっと、痛いからもう止めてと言いたかったのでしょう。
それなのに被告人は、恵美子さんを滅多打ちにしたのです。
被告人の攻撃がいかに凄まじかったかは、恵美子さんにできた傷が物語ってます。
多数の傷、多数の骨折、左の手の防御創がありました。
左手の中指はちぎれておりました。
恵美子さんは必死に手をあげて攻撃を防ごうとしていたのです。
それなのに被告人は、攻撃を止めることなく、滅多打ちにしたのです。
このようなことから、被告人は強い殺意を有していたことが伺えます。
被告人は、痛い、なにすんのよという恵美子さんの言葉に対して、うるさいクソババアと言って、殴り続けています。
しかも、鉄製の消火器で、2.5kgも重量のあるものです。
このように重い物を、頭の上に振り上げて、何度も何度も叩き付けたのです。
残忍極まりないとしか言いようのないものです。

三、身勝手な動機。
被告人は、パチンコに明け暮れて借金を重ね、生活費も使い込んでいました。
ついには舅や恵美子さんの物を持ち出して換金していたのです。
それに対して怒るのは当然であります。
それなのに、逆に憎しみを抱いて殺害しました。
このような動機は身勝手としか言い様がなく、動機に酌むべき点は全く見られない。

四、犯行を隠す為の工作をするなど、事後の行動も悪質。
被告人は、大量の血を流す恵美子さんを見ても、救急車を呼ぶこともありませんでした。
事件の晩、Jさんはお母さんを心配して、被告人に電話をしました。
しかし被告人は、そのようなJさんの気持ちを踏みにじり、タクシーで帰った、今電話があったなどと、そのような演技を平然とおこなっていました。
また、Kさんに対しても、素知らぬ顔をして晩御飯の用意などをしていました。
そして、隠れて大量の血を拭き取ったり、遺体を隠したりしていたのです。
このようなことから、被告人が冷静沈着だったことが伺えます。
こうした行為も、ご遺族にとっては許せない行為です。

次に求刑です。
検察官としても、被告人に考慮する点が全くないとは言ってません。
高齢の母が監督を誓っていること。
計画的というよりも衝動的であるという感が否めないこと。
しかし、そのような事情を考慮しても尚、被告人の刑事責任は実に重いと言わざるを得ず、被告人に対し、検察官は


懲役17年に処するのを相当と思料します。



私は、懲役13年から15年の間で収まるだろうと思っていたのですが、思ったよりも検察は頑張ったようです。
個人的には重過ぎる感は否めないと感じます。


最後の一言(号泣しながら)
自分の身勝手な行動や考えで、無抵抗のお母さんを殺してしまい、どんなに苦しかっただろうかと、すぐに救急車を呼べば助かっていたかもしれないと、凄く後悔しています。
どう償っていいか分かりません。
でも、一生賭けて償っていこうと思っております。
熊ア家の望むように、厳重な処罰にして下さい。
本当に申し訳ありませんでした。
(遺族に向かって深々と頭を下げ)本当にすみませんでした。


この陳述を聞き、最後に堪えきれなくて落涙してしまった私は、周りにバレないように、すぐに法廷をあとにしたのでした。


刑務所生活は確かに辛いでしょう。
でも、あなたは刑務所から出ても、辛いことがたくさん待ってる。
もう子供にも会えないだろうし、年齢的にも独り身は辛いでしょう。
未来に希望は持てないかもしれない。



それでも、頑張って生きてほしいと心から思う。
タグ:殺人 論告
posted by angry man at 20:28 | 東京 晴れ | Comment(11) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

鬼嫁の心情に落涙する。

元ソープ嬢の鬼嫁、義母殺害事件の裁判
http://angryman.seesaa.net/article/103145997.html


平成20年 合(わ) 第158号 殺人 熊アみどり(38)

昨日の続きです。
午後は、まず被害者の長女であるJさんの証人尋問から始まりました。

証人尋問で述べたことを簡単に説明します。

●Jさんが美恵子さんが帰ってこないと被告人に何度目かの電話をした際、電話中に「ちょっと携帯に電話がきたから待って下さい」と言って、Jさんは待たされるが、「はい、はい、分かりました。皆さんが心配しています」などと、わざとJさんに漏れ聞こえるように喋り、「今、お母さんから電話がありました」などと、白々しい芝居をした。

●結婚当初は、みどりのことを「とても気さくで良い子」と、恵美子は評していた。

●恵美子さんの遺体は、頭が陥没し、顔が腫れ、鼻が曲がり、顔が紫色になっていて、見るに耐えないものになっていた。

●父であるSさんは、恵美子さんの死後、生きる気力を無くし、早く妻のもとに行きたいと常々言うようになり、心配で離れられない。(Jさんは美恵子さんの死後、父であるSさんとずっと一緒にいる)

●恵美子さんを殺して嘘を吐き、物を盗んでは騙し、みどりが泣いても信用できない。

●ずっとバレなかったら、きっと母をバラバラにして何処かに埋めていたはず。

●母と同じ思いをしてほしいので、死刑を望みます。


次に、被告人質問がおこなわれました。(被告人は終始泣きっぱなしでした)

弁護士「あなたとお母さんね、関係が悪いとはいえなかったよね?」

みどり「はい」

弁護士「あなたに理解を示してくれた、唯一の味方みたいなものだったよね?」

みどり「はい」

弁護士「そんな人をなんで殺したか、みんな知りたいと思うんだけど、まず何時殺そうと考えが浮かんできたのか?まず消火器を掴んで、そこで殺そうと思ったの?」

みどり「あまりにも凄く言ってくるもので、黙らせたいという気持ちになりました」

弁護士「その黙らせたいとは、永遠にってこと?」

みどり「違います。そんなことないです(号泣)」

弁護士「なんで消火器を手に取ったの?」

みどり「分かんないですけど、最初に目についたのが消火器だったんです。最初は殺そうだなんて思ってなかったんです。でも殴った後は、みんなにバレちゃ不味いってことで…」

弁護士「バレちゃ不味いってことで?」

みどり「…」

弁護士「その最初に殴った時の感情を自分で説明できますか?」

みどり「黙らせたかった…」

弁護士「で、殴り続けた後、とんでもないことをやったという自覚はあったの?」

みどり「はい」

弁護士「どう思ったの?」

みどり「離婚もされるし、全てなくなってしまうと…」

弁護士「そこでバレないようにするには、このままずっと黙ってもらおうと思ったの?」

みどり「はい」

弁護士「その途中に、もう死んでもらったほうがいいと思ったの?」

みどり「もうどうでもいいや、という感情になりました」

弁護士「調書には、最初に殴った時に怒りと憎しみが湧いたと書いてあるんだけど、そんなに憎かったの?」

みどり「泥棒扱いとかされて、子供の躾とか両親のこととか色々と言われて、気持ちに余裕がなかった状態で言われたので、とにかく泥棒する人は熊ア家にはいらないと言われて、もう分からなくなりました」

弁護士「お母さんに対する憎悪とかあったの?」

みどり「ない、ないです」

弁護士「あなた1月、2月は、かなり疲弊していたの?」

みどり「やっぱり支払いとかで、バレたら離婚されるかもしれないし、とにかくお金のことを考えていて…」

弁護士「はっきりした原因は?」

みどり「新車を買うという話がでたことです」

弁護士「幾らくらいの新車?」

みどり「200万円くらいです」

弁護士「そのお金は、どういうふうに工面することになってたの?」

みどり「保険を解約して70万、労働金庫に毎月2万を貯蓄してることになってたので、そのお金も合わせて120万くらいで、残りの90万円は借りることになってました。私の所為でKさんがブラックリストにのってることが言えなくて、それで…」

弁護士「で、生命保険の解約金はあったの?」

みどり「私がすでに解約していたので、なかったです」

弁護士「労働金庫のほうは?」

みどり「なかったです」

弁護士「実はそんなお金はないと、なんで言わなかったの?」

みどり「お金にだらしないという話があったので、言うと離婚という話になるので言えませんでした」

弁護士「あなたは離婚するとか言われたことがあるんですか?」

みどり「支払いが遅れると、よく言われてました」

弁護士「そんなに離婚するの嫌だったの?」

みどり「嫌です(号泣)」

弁護士「あなたパチンコやってたそうだけど、パチンコをやってなかったとしても、家計は回ったの?」

みどり「私が働かないと無理です」

弁護士「パチンコの借金を抜きにしても、住宅ローンなどで毎月45万円の出費がありますよね。それに対し、Kさんの収入は35万円くらいですよね。10万円の差額はどうするつもりだったんですか?」

みどり「私が働いてなんとかしようと」

弁護士「実際に働いて10万円くらい得られたの?」

みどり「なかなか子供がいるので、難しかったです」

弁護士「それをKさんに言ったことがありますか?」

みどり「ありませんでした」

弁護士「なんで?」

みどり「お金のことは、あまり彼に言えませんでした」

弁護士「だから、なんで?」

みどり「私の過去とか前科のことがありますので、言えませんでした」

弁護士「それで、どうしてたの?」

みどり「実家の母に頼んでました」

弁護士「そのパチンコなんだけど、10年近くやってたんだよね?」

みどり「はい」

弁護士「やめようと思ったことは?」

みどり「あります。とくに子供が出来てからは、やめよう、やめようと思っていたのですが、気づいたらパチンコ屋さんにいるんです(号泣)」

弁護士「それじゃ生活破綻することは明らかだよね?どうするつもりだったの?」

みどり「パチンコやめて、真面目に働いて少しずつ返していこうと思ってました」

弁護士「で、殺した時のことだけど、調書では、こんなに殴り続けたら、お母さんが死んでしまうと思って殴るのをやめたと書いてありますが、生きてると思ってたの?」

みどり「思ってたと思います」

弁護士「それで、よく見たら死んでると気づいたの?」

みどり「はい」

弁護士「それで死体を隠して、まだ生きてるようなことを言ったのは何故?」

みどり「とにかく、よく分からないですけど、私のやったことを隠したかったというか、本当によく分からない状態で、無我夢中でした」

弁護士「というわりには冷静だったみたいだけど」

みどり「でも私はあまり覚えてないんです」

弁護士「まぁ、隠したのはそれでいいけど、生きてると嘘を吐いたのは何故?」

みどり「多分、その場を逃げたかったんだと思います」

弁護士「正直、お母さんに対して、どう思っていますか?」

みどり「ずっと後悔しています。あの時、救急車を呼んでれば、生きてたのかなと思って、どうやって償っていいのか分からないんですけど…」


検察官からの質問です。

検事「先ほど弁護人からの質問の中で、殴る直前の心境の質問がありましたよね?」

みどり「はい」

検事「調書では、頭の血管が切れるのではないかってくらい頭にきたと書いてありますよね?」

みどり「はい」

検事「この話は、弁解録取の時に、私に教えてくれたことですよね?」

みどり「はい」

検事「実際に事件の時に、こう思っていたから説明したんじゃないんですか?」

みどり「はい」

検事「ところで、あなたは自分の口座に、実の母から毎月のように入金してもらってましたよね?」

みどり「…」

検事「平成15年10月から平成20年2月までの間に、あなたの両親から入金してもらった総額はどのくらいですか?」

みどり「分からないです」

検事「口座を照会したら、710万円を超える金額が振り込まれてました」

みどり「そのくらいなのかもしれません」

検事「4年3ヶ月間で、700万円もなにに使ったんですか?」

みどり「パチンコとか、色々と買い物に使ってました」

検事「平成19年7月の火事までは、あなたと恵美子さんの仲は悪くなかったんですよね?」

みどり「はい」

検事「それまでは、小言を言われるようなこともなかったんですよね?」

みどり「はい」

検事「それであなたの家に恵美子さん達がきて、この頃にクレジットカード会社からの電話のことで注意されましたよね?」

みどり「はい」

検事「結局ね、あなたの生活態度があまりにも酷くて、恵美子さんがそれに気づきはじめたんじゃないんですか?」

みどり「はい」

検事「あなたの家にいた3ヶ月間の間、恵美子さんに掃除や家事をやらせていたんですか?」

みどり「夜ご飯を作ってもらってましたが、掃除は私がやってました」

検事「ところで、火事になってしまった家の土地を売却する話は知ってましたか?」

みどり「はい」

検事「その手付金として、300万円もらっていたことも知ってましたか?」

みどり「聞いてました」

検事「Kさんに車を210万円で買う話をされたんですよね?」

みどり「はい」

検事「Kさんは90万円を恵美子さんに借りて、車の頭金を支払ったんですよね?」

みどり「はい」

検事「それで残りのお金は、保険や労働金庫の積み立てを使おうと思ってたんですよね?」

みどり「はい」

検事「残りのお金を工面しないと、これまで吐いてた嘘がバレてしまいますよね?」

みどり「はい」

検事「事件当日、本当はKさんが浮気をしたと嘘を吐いて、金をせびろうとしたのではないですか?」

みどり「それは違います」

検事「なんでその日、夕方まで恵美子さんの家に留まり続けたんですか?」

みどり「いつも行くと夕方までいたので、偶々その日は晩御飯でもご馳走になろうと軽い気持ちでいました」

検事「本当は、恵美子さんの家で金目の物を盗ろうと思っていたのではないですか?」

みどり「そんなことはありません」

検事「先ほど、その席に立って、恵美子さんの頭の傷の写真をご覧になりましたよね?」

みどり「はい」

検事「それを見て、どのように感じましたか?」

みどり「あまりにも私のやったことが残酷で、おばあちゃんが…、なんてことをやってしまったんだろうと…」

検事「先ほど、ただ黙らせようと思ったと言ってましたが、ただ黙らせるため消火器を持ったんですか?」

みどり「あの日は、あまりにも泥棒扱いとか、きつく言われたので…」

検事「黙らせたいなら、口で反論すればよかったんじゃないですか?」

みどり「はい」

検事「被害者の頭を滅多打ちにしましたよね?」

みどり「はい」

検事「どうして、ここまでやる必要があったのですか?」

みどり「殴った行動が…、バレては不味いという…、とにかくKさんや子供を奪われたくないという…、あまりよく分かりません」

検事「一体どんな気持ちで、うるさいクソババアなどと言いながら、この消火器で滅多打ちにしたんですか?」

みどり「…」

検事「せめて我にかえった時に、救急車を呼ばなかったのは何故ですか?」

みどり「出血が酷かったし、体も動かなかったので、もう死んじゃったと思いました」

検事「あなたが殺したり死体を隠してる中で、2歳の娘も同じ家にいたんですよね?どんな気持ちだったんですか?

みどり「…」

検事「洋服だなに恵美子さんを毛布に包んでいれるなんて、恵美子さんは物じゃないんですよ?なんでそんなことをしたんですか?」

みどり「分からないです」

検事「あなたの借金は、Kさんにはバレてなかったんですよね?」

みどり「はい」

検事「もしバレていたら、どうなってましたか?」

みどり「怒って、離婚されてたと思います」

検事「離婚になったとしても、自業自得ではないんですか?」

みどり「そうです」

検事「だったら本来、恵美子さんになにを指摘されても、自分のおこないを改めようとするんじゃないんですか?」

みどり「はい、そうです」

検事「盗人猛々しいとは、あなたのことを言うのではないですか?」

みどり「そうです」

検事「平成14年に裁判になった時、あなたはなにを学んだんですか?」

みどり「もっと深刻に考えて生活態度を改めてればよかったんでしょうけど、Kさんとかに甘えちゃって、反省することはありませんでした」


裁判長からひとつだけ質問です。

裁判長「あなたは恵美子さんが、体が不自由になり、足が悪いことを知っていましたか?」

みどり「はい、知ってました」


今日はここまでにします。
述べておきたいことが多々あるので。
次回に論告と、被告人の母の情状証人をちょろっと、次女の意見陳述をちょろっと書こうと思います。

この事件、根っこの部分が凄い深いと思うわけです。
まず、パチンコ依存症。
これは病気です。
なんで規制しないのでしょうか。
何人、パチンコ依存症での自殺者やパチンコ依存症による熱中症での死者をだせば考えるんでしょうか。
いい加減にしてもらいたい。
パチンコ依存症→消費者金融で借金→取立てを苦にして自殺。
この在日朝鮮人コンボで、何人の日本人が命を絶ったか。
そして、間違いなく、今年の夏もパチンコ屋の駐車場で車内に子供を置き去りにして熱中症で死亡という事件が起こるでしょう。
いつになったら、政治家は利権と切り離して考えることが出来るのか。
原因は、お前ら金の亡者にもある!
いくつもの不幸から目を逸らすんじゃあない!

そして生活費。
支出45万円、収入35万円、なんですかこれ?
初めから破綻してるじゃないですか。
それを言えない妻。
根本には自分がソープ嬢であったという負い目があるでしょう。
ソープ嬢の私を貰ってくれたという負い目が。
それに気づかない夫。
破綻してることに気づかない、気づいてあげられない。
これでは、妻はなんの楽しみももてません。
まだ2歳の子供の面倒を見続け、金銭面でも破綻してるので、趣味も作れない、これでは気が狂います。
そして追い討ちをかけるように、破綻してる中で支払いが遅れたら、離婚を持ち出される。
なんでもっと家の妻のことを考えてあげられないのかと思うわけです。
夫は家族を養う為に苦労して仕事を頑張っている。
だが、苦労してるのは家庭にいる妻も同等です。
それが愛する人なら尚更、思いを馳せてあげるべきではないのか。
破綻してることを言えなかったという面には、夫の努力不足という責任も免れることは出来ない。
なんでも言える、相談できる家庭を築けなかったのですから。

そして追い討ちをかけるように、自分の両親までも侮辱された。
頭に血が上るのも理解可能です。
我を失ってしまったのも理解可能です。
まず、妻がお金を盗んだ時に、なんで家計はどうなっているのかってことに思いを馳せなかったのか。
破綻してることに誰も気づいてあげられないのか。
ただ、盗まれたという怒りにだけ目を向けるのでは、あまりにも一方的すぎると言わざるを得ません。

たしかに、この被告人は幼稚で短絡的で、自堕落な生活を送ってきました。
ただ、根っこの部分では、その原因を被告人ひとりに押し付けることは出来ないと思うわけです。
自分は良き夫だったのか、良き義母だったのか、自問しないといけないと思うわけです。
何故なら、家庭に目を向ければ、原因は気づけたであろうことばかりなのですから。

だからといって、恵美子さんが死んだのは、周りの人間の所為だと言うつもりはありません。
被告人が救いようのない性格をしていたんであろうと思います。
ただ、被告人の心情は、全てにおいて理解可能であると思うだけです。
そしてそんな被告人の心情に落涙してしまうわけです。

自分だったらどうしていただろうか?ということを考えてしまうのです。
私だったら愛する妻の幸せを第一に考えますから、きっと事前に防げたであろうと考えてしまうのです。
まぁ、被告人の家庭に愛があったとは思えませんが。
簡単に離婚を持ち出すなど、愛があったら口が裂けても言えないことです。
逆に離婚を突きつけられても不思議のない仕打ちだと思います。

だからこそ、被告人の心情を思って落涙はするが、夫の心情を思って落涙することは出来ない。
ただ、次女のNさんの意見陳述には落涙しました。
長女や次女は、事前に防ぐことは困難ですから。

それにしても、私は思うのです。
女性から批判が殺到するかもしれませんが、個人的見解として聞いて下さい。
女性は自分の愛する人よりも、自分を本当に愛してくれる人と結ばれるのが幸せだと思います。
自分の周りの人間を見ても、女性側が惚れた場合、大抵不幸です。
浮気なんて当たり前ですし、相手に対する思いやりも、かなり薄い。
利己的に行動してるのです。
私が別館のほうに書いた出会い形サイトの友人の話もその典型でして。

男女平等が叫ばれる中、私は男女平等論者ではありません。
女性は弱いのだから男性が守るべきもの、庇護されるべきだと思っています。
だから、男性側に表面的な愛しかないのならば、それが疎かになると。
よって、本当に愛してくれてる人と結ばれるべきだと。
いや、あまり叩かないで下さいね。



それでも遺族は恵美子さんの死自体には責任を負わないのは当然です。
タグ:殺人
posted by angry man at 18:39 | 東京 曇り | Comment(8) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

元ソープ嬢の鬼嫁、義母殺害事件の裁判

平成20年 合(わ) 第158号 熊アみどり(38)

まずは逮捕時の報道をご覧下さい。

義母殺害容疑で逮捕、口論の末殴る

11日午後4時15分ごろ、東京都板橋区坂下のマンション9階の一室で、荒川区西尾久、無職熊崎恵美子さん(75)が頭から出血し、毛布に包まれた状態で死亡しているのを、家族の届けを受け捜していた警視庁尾久署員が見つけた。
マンションは熊崎さんの長男の自宅。尾久署は11日夜、殺人と死体遺棄の疑いで、長男の妻でパート熊崎みどり容疑者(38)を逮捕した。
恵美子さんは10日夜、みどり容疑者と荒川区の自宅を出たまま帰っていなかった。尾久署がみどり容疑者に事情を聴いたところ、殺害を自供し遺体が見つかったという。
調べでは、みどり容疑者は10日午後10時ごろ、自宅マンションで恵美子さんを殺害した上、毛布などで包み、洋室に隠した疑い。「口論となり、消火器で頭を何回も殴って殺した。遺体は毛布やシーツでぐるぐるに巻いて隠した」と供述しているという。

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20080312-334325.html

被告人は、38歳とは思えないくらい老けていました。
きっと精神的にもボロボロなのでしょう。
私は50歳くらいなのかと思っていたくらいですから。

被告人は被害者の写真を見せられて、過呼吸を起こしたように泣き出しました。
それはそうでしょう。
被害者である恵美子さんの遺体は壮絶なものだったのですから。

頭を中心に多数の創傷
頭蓋骨骨折、陥没
多数の打撲傷
右手中指切断

これら全ての傷が計28個です。

死因は頭皮血管損傷による出血死でした。

頭蓋骨は、幾つかの骨が主として鋸の刃のような状態で噛み合って組み合わされている球形の固まりだそうです。
その噛み合わさった部分が断裂していました。(縫合離解)

被告人はパチンコ狂いで、旦那のクレジットカードを使い込み、子供の保育費も使い込み、保険も勝手に解約して使い込み、そればかりか、被害者である恵美子さんの指輪などを持ち出して換金し、恵美子さんや恵美子さんの旦那であるSさんの現金までも勝手に持ち出して使い込みました。
まさに、ダメ嫁としか言い様がありません。
それらを叱った恵美子さんに、被告人は逆上し、鉄製の消火器で滅多打ちにして殺害しました。
もうダメ嫁というより、鬼嫁です。

下の図は、関係図です。
関係図.jpg


●恵美子さんの夫Sさんの供述。
私は嫁のみどりに殺された恵美子の夫です。
未だに恵美子が死んだことが信じられません。
まさか長男の嫁に殺されるなんて。
なんて恐ろしい嫁をもってしまったのでしょうか。
長男夫婦は、結婚後は1年に1回くるかこないか程度でした。
子供を出産してからは、1ヶ月に1回くらいの割合になりました。
私は恵美子から、みどりの悪口を聞いたことがなかった。
私達は、みどりが自己破産をしていたことや、窃盗の前科があることも知らなかった。
なにかおかしいと思いはじめたのは、平成19年7月に火事になったのが切欠でした。
この時、みどりも来ていたのですが、お母さんが寝たから帰りますねと言って、帰ってから出火しました。
ところが、帰ったはずのみどりが、野次馬の中にいたのです。
それから不信感がわきました。
火事より前に、仏壇の指輪がなくなったこともありました。
家が全焼したので、息子の家にお世話になったのですが、息子夫婦が出かけている時に電話に出ると、金融機関から金を返せと電話がかかってきました。
更に、私達の5万円入りの財布、10万円入りの封筒も無くなりました。
しかし、お世話になっている身ですから、言えませんでした。
その後、火災保険がおりたので、それでマンションを買い、引越ししました。
それからは1週間から10日に1回は来るようになりました。
すると、通帳とキャッシュカードとヘソクリの20万円が無くなりました。
通帳とキャッシュカードについては、すぐに連絡して引き出せなくしました。
この頃には、もうみどりには家に来て欲しくないと思っていました。
みどりは合鍵を持っているので、部屋の鍵も変えました。
事件当日、みどりが来て、これから長崎に帰りますと言われました。
どうしたの?と聞くと、お父さんとお母さんに挨拶にきましたと言って、部屋に入ってきました。
部屋に入られた以上は押し出すわけにもいかないので、恵美子と話をさせました。
話を聞くと、Kに女ができたらしく、恵美子は、男にはそういうこともあるからと慰めていました。
すると暫くして、恵美子はみどりに金遣いが荒いと、キツイ口調で叱っているようでした。
私も腹に据えかねて、私の大事なヘソクリを盗んだのお前だろ!と言うと、下を向いて黙ってました。
すると、買い物に行くと言って妻と一緒に外出したのですが、忘れ物をしたと言って、みどりが戻ってきました。
その後、みどりは帰ることになり、お腹の具合が悪いというみどりを心配して、恵美子が送ってくると言って、2人で家を出ました。
ところが、いつまで経っても恵美子が戻ってこないので、尾久警察に連絡しました。
みどりに電話すると、平然とタクシーで帰ったと言っていました。
翌日、警察から、お気の毒ですが、奥さんが遺体で発見されましたと言われました。
息子のマンションから、毛布に包まれて発見されたそうです。
その後に、保険も解約していて、光熱費も払っておらず、保育費も延滞していることが分かりました。


●被告人の供述
私の家からの帰り際に、あんたお金を盗んだんだから、返さないとダメだよ。そんなんじゃ子供の躾もできないよ。あんたがそんなんだから、親も似たようなものなんだろうね、どんな育て方をしてきたのか。と言われ、血管が切れるんじゃないかって頭にきました。
そして、靴を履くために中腰になって屈んでいたお母さんの頭に、消火器を振り下ろすと、あ、痛い、なにするのよと言われ、もっとなにか言われると思い、無我夢中で何度も何度も消火器を振り下ろしました。
うるさい!このクソババア!と言いながら、振り下ろしました。
その後に、お母さんを見ると、4リットルくらいの血が流れ出てました。
私は、吉原のソープランドナニワで働いていました。
そこのオーナーから借金が1800万円あり、パチンコでの借金も400万円ありました。
それで自己破産をしたのです。
しかし、その後も借金を重ね、デートクラブで売春などもしました。
その後、不倫していた相手とホテルに行き、財布からキャッシュカードを盗んで、140万円引き出した罪で逮捕されました。
パブで2年、ソープランドで6,7年、介護の仕事を2年やって子供を産み、それからは軽作業を1年、今は時給1000円のパートをしていました。


ここで午前中の審理は終了です。
私、最近涙脆いのか、この公判中に、2回落涙してしまいました。
遺族を思って1回、被告人を思って1回です。
この事件は、被告人がどうしようもない人間だからってだけでは語れないものがあると思うのです。
確かに被告人は救いようのない人間かもしれません。
でも、ここまで追い詰められた原因には、他のものもあると思うのです。
それは次回以降に述べますが、被告人にも同情の余地があると感じてしまうのです。

被告人は極悪非道だ!
こう言い切れない私がいるのです。



被告人を思って落涙したのは初めてかもしれません…。
タグ:殺人
posted by angry man at 22:03 | 東京 霧 | Comment(4) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

高島平殺人、遺棄事件の裁判

死体遺棄容疑で4人逮捕 東京・板橋の不明事件

東京都板橋区高島平のマンション廊下や一室から血痕が見つかり、遺体が運び出されたとされる事件で、警視庁高島平署は24日、死体遺棄容疑で、東京都江戸川区、職業不詳、須和名聡容疑者(32)ら4人を逮捕した。
 高島平署によると、遺棄されていたのは不動産業経営の冨田威裕さん(29)。須和名容疑者の供述に基づき、群馬県吉井町で遺体を発見。冨田さんが死亡した経緯についても4人を追及する。
 調べでは、須和名容疑者ら4人は6月6日午前零時半ごろ、板橋区高島平のマンションから冨田さんの遺体を運び出し、群馬県吉井町の山林に捨てた疑い。
 冨田さんの遺体は吉井町の上信越自動車道吉井インターチェンジ近くの山林から、旅行バッグに入った状態で見つかった。
(共同通信社)

http://mediajam.info/topic/205258


平成19年(わ) 第2963号等 殺人、死体遺棄等
須和名 聡(32)


この事件、記事にしないで、そのうち書こうと思ってスルーしてたんですが、判決が近づいてきたので、優先して記事にします。

この日は、遺族の意見陳述、論告だったのですが、その前の公判については、↓が詳しいのでご覧下さい。
http://tk84.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/12_2f90.html
http://tk84.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/22_d0d9.html

遺族の意見陳述
私としても、今日意見陳述をするのは、決断をもって臨んでおります。
息子は、主犯である篠沢、高科、鳥海、須和名、黒木によって、思いもしない29年と2ヶ月の若さで殺されました。
裁判には、息子の身代わりとして1日も休まず、全身全霊で出席してきました。
44年間勤めた職場も辞職し、この裁判に全てを注いでいます。
裁判官、検察官の懸命な努力を目の当たりにし、法廷に敬意をはらっております。
物凄い量の裁判資料を、仕事とはいえ、連日この過酷な作業を繰り返してる裁判官に感謝しています。
また、この裁判に参加されてる皆様にも感謝しています。
皆様が法廷に威厳を与え、その目が真実追求の力になっているのです。
しかし、これだけ多くの方々が見ているのに、犯人達の態度には失望させられ、真に残念です。
私達としては、どのようなものでも判決には納得します。
裁判とは、遺族にとっても神聖なものです。
それに反して鳥海は3ヶ月に及ぶ逃亡生活の上、覚えてないと主張します。
被告人も、娘の復讐などという事実はない、作られたものだ、殺害現場では椅子に座っていただけと言います。
それだけで、ふざけるな!と言いたい。
嘘もここに極まったかと、呆れ果てています。
昨年9月より随分内省する時間があったにもかかわらず、土下座も涙もその一瞬の形だけだったのか!
本当のことを言ってくれ!
真実を語れと言いたい。
今からでも遅くはない、真実を語ってくれ。
それが一面識もなく殺された冨田威裕への謝罪だ。
そのような不真面目な態度でいれば、大事な時に嘘は吐かないという普通の人の生活に戻ることは出来ない。
私としては、裁判には報復論をもっています。
冷静な義務ですらある。
裁判を前提としての報復ですから、報復の連鎖はありえない。
須和名聡には死刑を望みます。
人を殺したら死刑、これは人の普遍的なものです。
人を殺したら、自分も殺されるという前提で社会は成立しています。

私はいまだ解けない疑問がある。
一、事件当日、遺体に対し、篠沢の娘を思って、この野郎、篠沢の可愛い娘を弄びやがって。
そのような正義の心でおこなったのではないのか。
また、衣服を脱がせる時にあった財布はどこにいったのか。
二、初対面で篠沢と会った時、どういう態度だったのか。
怖がっていたのか、馴れ馴れしくしていたのか。
サービスエリアで休んでる時、なにを話していたのか。
三、篠沢に会ったことがあるか、あるとしたらどんな話をしたのか。
四、アオキ弁護士と接見した時、どんな話をしたのか。
なんで弁護士との接触を絶ったのか。
五、穴を掘る支持をしたのは誰なのか。

私は冨田威裕の身代わりとして、この疑問を解明したい。
これが救われるか、絶望を味わうかの分岐点です。
それなのに、彼等は神でもやらない殺人をしていながら、悔いてもいない。
人間性の欠片も見えない。
最後に、知ってることを言え!真実を言え!
意見陳述の機会を与えてくれた裁判官、検察官、この法廷に集まってくれた皆さん、ひとりひとりに感謝します。


論告
今回の事件は、大きく分けて3つです。
一、殺人、死体遺棄
二、覚せい剤取締法違反
三、公務執行妨害、及び傷害
被告人がこの3つの事件を犯したことは、この法廷で取り調べられた関係各証拠により、その証明は十分であります。
では、この3つに対し、どのような刑罰を科すべきでしょうか。
刑罰を決める上で、重要な点を述べます。

一、殺人、死体遺棄について。
まず事件の内容ですが、篠沢らと計画の上で犯した犯行であります。
篠沢は、冨田さんと共同で会社を経営していましたが、冨田さんの態度に怒り、殺害を決意しました。
そして被告人も一緒になって、殺害しました。
紐のようなものでいきなり首を絞めて殺害し、その後、旅行鞄に詰め込み、群馬県の山林に埋めました。
これに対し、刑罰を決める上での重要な事情を述べます。
1、悪質性
2、被告人の関与
3、遺族の感情

1、これを端的に言うと、計画的であり、残忍な犯行であって、引き起こした結果も非常に重大です。
計画的であるという点ですが、何回も話し合って、事前に役割を決め、凶器を準備し、更に旅行鞄や車まで事前に準備しています。
計画的に殺し、遺棄したのは明らかです。
重大性についてですが、被害者は29歳の若さで、仕事では社長を務めていて、経営も順調でした。
交際している女性もおり、3ヵ月後には結婚式を控えていました。
これから人生を謳歌するはずでした。
そのような尊い命を奪われたのです。
どれだけ強く絞められたかは、首の骨が折れていたことからも明らかです。
被害者の苦しさ、未練は想像に難くありません。
更に衣服を脱がされ、折りたたまれ、旅行鞄に入れられ、5日間も連れまわされた上で、暗く深い山中に埋められたのです。
発見された遺体は、筆舌にし難く、無残でした。
被害者が篠沢の娘に嫌がらせをしたなどというのは作り話であり、結果が重大なのは明白です。

2、被告人は事件に対し、利欲的な動機を持ちつつ、重要な役割を担って関与しました。
利欲的というのは、篠沢の金である500万円を自分のものにしたことからも明らかです。
当初、被告人が殺し屋を探すことになり、1000万円を預かったところ、そのうち500万円をとりました。
被告人は返すつもりだったと弁解しますが、全く信用出来ない。
ずっと返していなかった上、逮捕時には300万円を使っていました。
更に、冨田さんの金をとろうと提案し、結局は篠沢に拒否されましたが、利欲的な動機でおこなったことは明白です。
また、殺害計画での役割にも積極的に加担しています。
計画の段階で何度も話し合い、さまざまな提案をしていました。
また、埋める場所を探すなど、積極的に行動しており、重要な役割を担っていました。
事件当日、殺害現場のエレベーターに故障中の札をかけたり、エレベーターの防犯カメラに映らないようにしたりしました。
また、殺害後、被害者を運ぶ車に、バイクで付き添ったりしていたことから、死体を安全に処理できると確信していたことが伺えます。
ですから、死体を埋める場所を探すことは、重要な役割であると言えます。
死体遺棄の役割も、群馬県の雑木林で穴を掘り、穴を埋める、全ての行為に加担しています。
このように、被告人は犯行の計画から最後まで、深く関わり、この悪質な事件に関与したことは明白です。

3、変わり果てた冨田さんとの対面を余儀なくされた遺族の悲しみは、当公判廷でも悲しみや悔しさを切々と語ってくれました。
ご両親にとってかけがえのない冨田さんは、もう戻ってきません。
厳重な処罰を望むのは当然です。
殺された冨田さんは恨み言のひとつも言えないのであって、遺族は代弁しているのです。
厳罰を求めていることを、最大限考慮していただきたい。

二、覚せい剤取締法違反について
被告人が所持していた覚せい剤は多量であり、常習者です。
552gもありました。
軽く100回分を超えるものです。
いかに多いかお分かりになると思います。
覚せい剤で刑務所に行き、出所間もないのに、また手をだしています。

三、公務執行妨害、及び傷害について
警察官から職務質問をうけ、覚せい剤を発見されると、後ろに急発進し、警察官2名に怪我を負わせました。
被告人は、運転席のドアが開いていたにも関わらず、しかも、その内側に警察官2名がいることも認識していながら、後ろに急発進させ、全治10ヶ月の障害を負わせました。

以上、刑罰を決める上で、重要な点を述べました。
これらに加え、被告人の前科関係も重要です。
被告人は前科2犯で、そして前の刑の執行が終わって半年も経たないうちに、いずれの事件も行っています。
法律を守ろうという意識が乏しいことは明らかです。
これらを踏まえ、被告人の刑罰について、どのくらいの刑を科すべきか述べます。

確かに、死体遺棄について、最初に自白しています。
そして、埋めた場所を案内するなど、被告人のために考慮する事情もあります。
しかし、これらを最大限考慮しても、相当の法律を適用し、


被告人を懲役15年の刑に処し、保管されている覚せい剤それぞれを没収するのを相当と思料します。



最後の一言
ご遺族の方に…(聞き取れない)、大変申し訳ない…(聞き取れない)、真摯に受け止め、真相究明のために、冨田さんの弁護士さんに知ってることを全部話そうと思います。今後…(聞き取れない)少しでも癒されるよう努力し…(聞き取れない)



もっと大きな声で喋れよカス!
タグ:論告 殺人
posted by angry man at 22:15 | 東京 霧 | Comment(3) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

珍走団は己の恥と知れ!

暴走族同士の抗争で死者が。少年被告人だろうが遠慮はしません。
http://angryman.seesaa.net/article/57409609.html

珍走団なら男らしく罪を認めなさい。
http://angryman.seesaa.net/article/57573509.html


平成19年 合(わ) 第182号 傷害致死、傷害
大川 旭(19)


被害者の母親の意見陳述です。

私の息子はとても優しい子でしたけど、まさかこんな形で死んでしまうとは思いませんでした。
世間的には不良と言われて非難されることもありましたが、私達にはとても優しい子でした。
自慢するところも一杯ありましたし、父親も自慢していました。
今でも、お母さん行ってくるよと言って、出て行った顔が忘れられません。
本当に今でも子供の声が聞きたいと思っています。
主人も、2年後には20歳になるので一緒に酒を飲みたいと楽しみにしてました。
これからは御前に酒をあげたいと思います。
今年に入って、主人も体を壊し、入退院を繰り返していました。
それをみて息子は、精神を鍛えなおしてお母さんを助けると言ってくれました。
これが最後の言葉だったのかと思います。
御前に話しかけても答えてくれません。
出来る事なら、また会いたいと思っています。


論告
本件は、被告人が暴走族『悪霊』と『大田連合』の抗争に加わり、悪霊の11代目である田中と共謀の上、大田連合のWの顔面を数回殴打し、ナイフで数回突き刺し、Oをナイフで数回突き刺すなどし、いずれも傷害致死、傷害を負わせた事案です。
動機に酌量の余地はありません。
本件犯行に至った原因は、悪霊と大田連合が喧嘩になった時に、悪霊の人間が『刺すぞ』と言い、それを実行しなかったことから、大田連合の人間から『あいつ等は口だけだ』と笑われたことに怒っての犯行です。
このように、幼稚で些細なことで犯行をおこなっております。
被告人は知人でもないのに、誘われて安易に参加することになったということで、自己中心的で短絡的な動機に酌むべき事情はありません。
かつて自分も暴走族に入っていたので、1人で頑張る田中に共感したと言うが、昔、大田連合に密告されて仲間が捕まったことがあり、その恨みを晴らすという気持ちも否定出来ません。
犯行態様は非常に悪質です。
胸倉を掴み顔面を数回殴打し、頭突きで相手を倒し、更に馬乗りになって数回殴打しています。
馬乗りになっているところを頸部などを刺されたO君が引き離し、その後に背部や腹部を数回刺されています。
少なくとも、田中は殺意をもって殺意をもって刺しており、危険極まりなく悪質極まりない。
被告人は、少なくとも傷害を与えることに関しては共謀していたのであり、ナイフを渡していることに照らせば、凶器を渡せば、使わないと思っていても田中が使う可能性もあると用意に推認出来たはずです。
武器があるよと言ってナイフを渡し、壊れないかな?ドンキでもっと丈夫なナイフを買ったほうがいいかな?と言うのであり、更に車中で刺してやる、殺してやると言っていたというのであるから、ナイフを使用することは従前から推認出来た。
被告人がW君と対峙した際、刺してやる、ナイフを持ってこいなどと言ってることからも、あえて容認していたと言わざるを得ない。
田中の行為に被告人が責任を負うのは当然である。
傷害事件の被害者は、いずれも処罰感情は厳しい。
W君は死亡しているのであって、当然です。
もとよりW君自身にも生活態度に芳しくないものがあり、少しは落ち度もあったことが認められるが、被告人らに殺されるほどの落ち度はありません。
遺族は、被告人を出来る事なら極刑にして下さい、それが駄目なら出来るだけ厳しい罰を与えて下さいと言っています。
このような感情は至極当然なのであります。
O君も、その傷害の程度は一歩間違えば死んでいたかもしれないという重大なものです。
O君にも生活態度に芳しくないものがあり、少しは落ち度も認められるが、だからといって被告人らにこのようなことをされるほどの落ち度はありません。
友人であるW君の死に精神的ショックをうけ、しばらく食べ物も食べられなかったと言うのであり、処罰感情が厳しいのも当然です。
それなのに、被告人らは凶器を捨てて証拠隠滅を図った上、W君が死んだ後は公園で相談するなどしており、事件後の対応も芳しくありません。
被告人の役割は田中と比較して従属的にも見えるが、被告人は積極的に加担し、やるならすぐにやろうと自ら扇動しています。
このような被告人の言動からは、従属的とは言えず、主導的なものです。
被告人が、もし関わってなかったら、このような結果にならなかった可能性は高く、刑事責任は非常に重い。
また、被告人は同種犯罪への規範意識、順法精神が欠如しています。
被告人は2度とやらないと言うが、過去の犯罪の時も同じようなことを言っておきながら、すぐに再犯に及んでいることからも再犯の可能性は極めて高い。
少年であること、田中から誘われたこと、W君の遺族に118万円、O君に60万円を支払っていることなど、被告人に有利な事情を最大限考慮しても、それでもなお矯正施設での矯正が必要と考え、被告人を



懲役3年以上6年以下に処するのを相当と思料します。


最後の一言
「遺族の方には一言で誠意とか償いとか、やり方は色々あると思うんですけど、僕のやらないといけないことは、この事件を過去のものと見ないで、これからも思いついたことはすぐにやると、そういう気持ちはあります」


日本語でOK。
意味が全然分かりません。
もっと勉強しなさい。

この事件で私が1番感心したのは、Oの態度です。
自分は頸部などを刺され、瀕死の状態なのに、馬乗りになって殴られてるWを助ける為に、逃げる前に引き離しに行ってるんです。
ハッキリ言って無茶なんですが、偉いです。
まぁ、引き離された為に刺されたという面もあるとは思いますが、男らしくて好感がもてました。

それでも珍走団という人様の迷惑を顧みないことをしているのであるから、同情なんか全く出来ません。

自分は人の迷惑を顧みないのに、今回は同情してくれなんてのは通りません。
珍走団なんて走ってるだけで迷惑になっているのですから。
今回のことで、人の痛みを考えられる人間になることを望みます。
この事件に関わった全ての人達に言っています。
それが出来ないんじゃ、救いようのないクズということになります。



珍走団なんて大人になれば汚点でしかありません。
タグ:殺人 論告
posted by angry man at 19:00 | 東京 霧 | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

珍走団なら男らしく罪を認めなさい。

暴走族同士の抗争で死者が。少年被告人だろうが遠慮はしません。
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平成19年 合(わ) 第182号 傷害致死、傷害
大川 旭(19)


昨日の続きです。
情状証人の前に、裁判官からの被告人です。

裁判官「初めにあなたがハンマーを渡した時に、それはないでしょって話になったんですよね?」

大川「はい」

裁判官「なのに、次にあなたがナイフを渡した時は、そんな話にはならなかったんですよね?」

大川「はい」

裁判官「何故ですかね?」

大川「ハンマーは使っちゃいそうで、ナイフは使わないだろうと思えるからだと思います」

おいおいw
随分苦しいなw
自分は使うと思わなかったアピールに必死だよこいつ。

裁判官「Wさんから引き離されて、Wさんから目を離した時間はどのくらいですか?」

大川「3秒くらいです」

裁判官「田中が刺したって言った時のみんなの反応はどうでしたか?」

大川「オオクボシュンとかは見てたらしくて、やりすぎですよーとか言ってました」

裁判官「どれぐらいの怪我を負わせたと思ってたの?」

大川「どのくらいかは想像してませんでしたが、命に別状はないだろうと思ってました」

違うだろ。
それは希望だろ?


さて、被告人の親父が情状証人にたちます。
勿論、通訳が入ってます。

弁護士「あなたは被告人のお父さんですね?」

親父「はい」

弁護士「あなたの父は、残留孤児の中国籍ですね?」

親父「はい」

弁護士「あなたの妻も中国籍ですね?」

親父「はい」

弁護士「被告人が生まれて、すぐに日本に来たんですか?」

親父「はい」

弁護士「日本に来て、柴又に居を構えたということですね?」

親父「はい」

だからよ。
なんで日本に来るのよ?
中国にいろよ、中国に。
特亜の人間は殆ど犯罪者なんだからよ、母国から出るなよ。
ここはお前等の国じゃねーんだよ。
人様の国に迷惑かけんな!

弁護士「あなたは妻と離婚しましたね?」

親父「平成10年に離婚しました」

弁護士「被告人がいくつの頃ですか?」

親父「9歳くらいだと思います」

弁護士「原因は?」

親父「自分に至らないところがあったんだと思います」

弁護士「離婚した後、ひとりで生活してたんですか?」

親父「はい」

弁護士「その後、また妻と一緒に生活を始めたわけですね?」

親父「はい」

弁護士「なんで一緒に生活しようと思ったんですか?」

親父「離婚が子供に影響を与えるのは良くないと思ったので、OKしました」

弁護士「被告人は小学校の頃、いじめをうけていたらしいのですが、聞いてましたか?」

親父「本人からは聞いたことはありません」

弁護士「どのようないじめだったと思いますか?」

親父「おそらく、中国に帰れというようなことを言われてたんだと思います」

いや、帰れよ。
そんなのいじめじゃねーよ。
何度も言うが、ここはお前等の国じゃない。
子供が帰れと言われて傷ついたって言うのなら尚更、中国に帰るべきだろ。
それでも日本にしがみついて、その結果がろくでもない犯罪者が日本に増えただけとかマジで中国人いらねぇ。

弁護士「いじめをうけていた事実を知ったのは、被告人が何歳の時ですか?」

親父「小学生の時です」

弁護士「それを聞いて、どうしようと思いましたか?」

親父「自分は特に行動したことはありませんが、息子には殴り返してやれと言っていました」

弁護士「中学に入ってから、被告人は変わりましたか?」

親父「夜遅くまで遊ぶようになりました」

弁護士「夜遊びをした時に、被告人に注意をしなかったんですか?」

親父「しました」

弁護士「で、少年院に入る事になったわけですが、少年院から出て、被告人は変わりましたか?」

親父「大きく変わりました。朝も早く起きて、仕事も頑張ってたと思います」

弁護士「今回の事件を知って、どう思いましたか?」

親父「想像つきませんでした」

弁護士「あなたは車で上野駅まで迎えに行って、そのまま亀有署に被告人を出頭させたんですよね?」

親父「はい」

弁護士「今回の原因を、お父さんとしてはどう考えていますか?」

親父「普段の教育が厳しくなかったからです」

弁護士「どういう教育が必要だったと思いますか?」

親父「このようなことを起こさない教育をするべきでした。自分が無能なために出来ませんでした」

いや、どういう教育が必要だったかという質問に対して、その答えじゃあまりにも広い範囲の答えでずるくない?
こいつの言う、『このようなことを起こさない』為の教育を聞いてるんだから、こいつの答えは、あまりにも手抜きすぎる。
例えば、子供が悪いことを繰り返さない為にはどんな叱り方がいいか?という質問に対し、『悪いことを繰り返さない叱り方』って言ってるようなもんでしょ?

弁護士「O君との間で、200万円払うということで示談をしましたね?」

親父「はい」

弁護士「その200万円を田中さんの方と相談し、7対3で支払うことにしたんですね?」

親父「はい」

弁護士「それで、あなたは60万円を支払ったんですね?」

親父「はい」

弁護士「Wさんの遺族に対しては、いくら払いましたか?」

親父「100万円です」

弁護士「その時、謝罪はしましたか?」

親父「しました」

弁護士「遺族はなんて言ってましたか?」

親父「自分が言葉が分からないので、多くは言われませんでした」

弁護士「これからも、月3万円を遺族に支払っていくんですね?」

親父「はい」

弁護士「月3万円というのは、少ないと思いませんか?」

親父「本当は少なすぎますが、今の私にはそれが精一杯です」

弁護士「傍聴席に遺族の方がいますが、なにか言いたいことがあったら、おっしゃって下さい」

親父「自分の子供がそういうことをした所為で、遺族の方に大きな苦痛を与えてしまいました。息子のしたことは私の責任です。これからは自分の良心に従って、お墓参りをしたり、経済的にも償っていきたいです」


検察官からの尋問です。

検事「今回の事件の時、被告人は深夜にも関わらず出かけていって、明け方まで戻らなかったと思うんだけど、そういうことは頻繁にあるんですか?」

親父「次の日が休みだと、そういうことも少しはあります」

検事「被告人は、前に傷害事件などで保護観察処分をうけたり、少年院に入ったりしてmすよね?」

親父「はい」

検事「そういう時に父として、そういうことはしては駄目だと言ってきたんですか?」

親父「言って聞かせたんですが、分かってもらえる言い方は出来なかったと思います」

検事「彼が2度と暴力事件を起こさない為に、どういうことが必要だと思いますか?」

親父「どうすればいいか、本人が私より分かってると思います」

なわけねーだろ。
過去を見てみろ、普通にクズじゃねーか。
自分の息子になにを期待してるのか知らねーけど、自戒力がないから、ここまできてるんだろうが。

検事「お父さんの考えはないんですか?」

親父「ずっと被害者に償っていければと思います」


さて、今回はここで終わります。
次回は、遺族の意見陳述と論告求刑を書きたいと思います。

ちなみに、この被告人は悪霊の人間ではありません。
元暴走族の人間で、現在は暴走族に所属してません。
田中とも知り合いでもなんでなく、田中の知り合いに紹介されて頼まれたそうです。
被告人にとっては、なんの義理もないのですが、断ったら大した事ない奴だと思われたりするのが嫌だったという見栄と、ひとりで暴走族を守ってる田中に自分と似た臭いを感じたそうです。
つまり、悪霊という珍走団は、田中ひとりしかいないチームだったのです。
もはや珍走団とは言えません。
珍走男という言葉が適切でしょう。

正直、この被告人はそんなに悪い奴だとは思えませんでした。
ちんけな見栄の為に、こんなことになってしまっただけです。
まぁ、ナイフを渡した時点で、責任は重大ですが。
でも、若いうちは変な虚栄心ってあるじゃないですか。
だから仕方ない部分もあると思うんですよ。
こいつの誤算は、田中が救いようのないバカだったってことです。
まぁ、バカは田中だけじゃないですけどね。

揃いも揃って



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posted by angry man at 21:28 | 東京 曇り | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

暴走族同士の抗争で死者が。少年被告人だろうが遠慮はしません。

最近、別館への移転作業をサボってたんですが、そろそろ重い腰を上げて、再開しようと思います。
さて、本題です。

平成19年 合(わ) 第182号 傷害致死、傷害
大川 旭(19)


まずは、事件当時の報道をご覧下さい。

若者刺され死亡、直前に路上でもみ合い…東京・大田区

 17日午前2時35分ごろ、東京都大田区蒲田5のコンビニエンスストアから、「助けを求めてきた
若い男性が意識を失って倒れた」と110番通報があった。
 警視庁蒲田署員が駆け付けたところ、同区内の無職少年(18)が胸や腹など数か所を刃物で 刺されており、病院に搬送されたが間もなく死亡した。
約1時間後、別の若い男性が胸や腹などを刃物で刺されて重傷を負い、病院に入院していたことも 判明した。
 死亡した少年と重傷の男性の2人は、解散したとされる地元の暴走族の元メンバー。
別の暴走族とトラブルになっていたとの情報があることから、同庁少年事件課は特捜本部を設置、 殺人容疑で捜査している。
 調べによると、死亡した少年がコンビニに駆け込む直前、すぐそばの路上で、同年代とみられる 若い男数人に取り囲まれ、胸ぐらをつかまれるなどもみ合いになった後、男らは乗用車で走り去って いた。
 特捜本部では、重傷の男性もこの場にいて、トラブルに巻き込まれたとみて事情を聞いている。
 現場は、JR蒲田駅東口から約30メートル離れた繁華街の一角。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070217i203.htm?from=main2

まぁ早い話、あんまり同情できない事案です。
『悪霊』という加害者側の珍走団と『大田連合』という被害者側の珍走団の戦いに、頭のおかしいクズがまざってたということです。

先日、弁護人からの被告人質問が終了したらしく、本日は検察官からの被告人質問でした。
まぁ、弁護人の質問なんて退屈なんだから、どうでもいいのですがね。
ちなみに、この被告人は掛け値なしの朝鮮顔です。

検事「事件当日、あなたや田中や仲間達は車で蒲田に行ったんですね?」

大川「はい」

検事「それはあなたの車ですね?」

大川「はい」

検事「それで蒲田駅の路上に車を止めたんですね?」

大川「はい」

検事「その時、田中が大田連合に電話をしたんですか?」

大川「はい」

検事「その時、田中は殺してやるとか言ってましたか?」

大川「はい」

検事「それで、あなた達は大田連合の人達を待ってたんですね?」

大川「はい」

検事「これから喧嘩する為の準備はしましたか?」

大川「特にしてません」

検事「手袋をしませんでしたか?」

大川「しました」

検事「何故、手袋をしたんですか?」

大川「殴ると手が痛くなるからです」

検事「その後、大田連合の者と思われる2人がバイクで来たんですね?」

大川「はい」

検事「それを見て、あなた達は車から降りていったんですね?」

大川「はい」

検事「その時、相手が2人ってのは分かってましたよね?あなた達は何人くらい車から降りてくると思ってたんですか?」

大川「分かりません」

検事「あなたとしては、車から降りて相手に向かう時、相手は2人だと思ってましたか?」

大川「思ってないです」

検事「どう思ってたんですか?」

大川「裏に何人か隠れてると思いました」

検事「あなたの推測では何人くらい居ると思ってましたか?」

大川「大田連合は50人くらい居ると聞いてたので、そのくらい居るのかなと思ってました」

検事「その50人、全員来てると思ったの?」

大川「そこまでは思ってないですが、10人くらいは来てると思いました」

検事「で、田中が果物ナイフを持っていることは知ってたんですよね?」

大川「考えてませんでした」

検事「結論としては、あなたが田中に果物ナイフを渡して、そのまま返してもらってなかったんですよね?」

大川「考えてなかったです」

検事「車から降りて、あなたが相手方に向かう時に、田中が果物ナイフを持っていると思ってましたか?」

大川「思ってないです」

検事「あなたは検察庁での取調べの時、『田中が僕の果物ナイフを持っていたかもしれない』と言ってませんか?」

大川「持ってたのは知ってたんですよ。でも、その時はその考えはなかったです」

検事「車から降りて向かう時、後ろから田中が来てるって知ってましたか?」

大川「覚えてないですけど、田中はいるなと思ってました」

検事「その後、W君と向き合うことになるわけですよね?その時、田中も来てましたか?」

大川「来てたんじゃないかと思います」

検事「最初は、あなたがW君と喧嘩することになったんですよね?」

大川「はい」

検事「体が大きくて、喧嘩が強そうなW君をやっつければ、どうなると思ってたんですか?」

大川「やっぱり相手も引くんじゃないかと思いました」

検事「それであなたはW君の胸倉を掴んで、引き寄せたんですね?」

大川「はい、言葉を発して引き寄せました」

検事「なんて言ったんですか?」

大川「『おめーらが大田連合かよ』と言いました」

検事「それを聞いてW君は、なんて言いました?」

大川「『あぁ?』と言いました」

検事「その時、刺してやるとか包丁持ってこいとかW君に言いませんでしたか?」

大川「絶対に言ってません」

これはWと一緒にいたOの証言です。

検事「まず、W君があなたに殴りかかってきたということですか?」

大川「はい」

検事「あの後に、あなたも殴り返したんですか?」

大川「はい」

検事「10回くらい殴って、3回くらいあたったと言ってましたが、それでいいんですか?」

大川「はい」

検事「それでW君を殴った後、どうしましたか?」

大川「まず、倒して」

検事「はい、倒したとはどうやって?」

大川「頭突きです」

検事「で、仰向けに倒れたんですか?」

大川「はい」

検事「それであなたはどうしましたか?」

大川「殴りかかりました」

検事「具体的には、どこを何回殴ったんですか?」

大川「1、2回くらいだと思いますが、あたったかどうか分かりません」

あたってないわけねーだろ。
だったら何所にあたったんだよ。
コンクリートにでもあたったんか?
違うだろ?頭悪いにも程があんぞ。

検事「で、O君に引き離されたんですか?」

大川「はい」

検事「その時、O君は血が出てませんでしたか?」

大川「赤くなっていたんで、出ていたと思います」

検事「O君に引き離されて、最初はO君を殴ってやろうと思ったけど、止めたんですよね?何故ですか?」

大川「逃げてたんで。逃げてる奴を追うつもりはないので」

検事「その後、W君を殴ろうと思ったんだけど、いなかったんですね?」

大川「はい」

検事「何所に居たんですか?」

大川「コンビニの方まで逃げてました」

検事「あなたの調書には、『W君は腹を抱えて痛ぇ痛ぇと言いながら、スリーエフ店内に逃げ込んだ』とあるんですが、これでいいですか?」

大川「覚えてません」

検事「W君が出血してるのは見ませんでしたか?」

大川「見てません」

検事「結局、相手が逃げていって喧嘩は終わりになったんですよね?」

大川「はい」

検事「それで車に戻ってから、田中が相手を刺したと言ってましたよね?」

大川「はい」

検事「どういう言い方をしてましたか?」

大川「10ヶ所くらい刺したと言ってました」

検事「2人共刺されてるんですが、それも聞きましたか?」

大川「はい」

検事「それで果物ナイフの様子を見たんですか?」

大川「はい」

検事「血や油が付いてたんですか?」

大川「はい」

検事「刃が曲がったりしてませんでしたか?」

大川「曲がってました」

検事「その後、鑑別所の辺りでナイフを捨てて、記念撮影をして解散したんですね?」

大川「はい」

検事「同じ日に、オオクボシュンから、相手が死んだらしいと聞かされましたね?」

オオクボシュンとは、事件の時に一緒にいた仲間です。

大川「はい」

検事「それで公園に集まったんですね?」

大川「はい」

検事「この時、どういう風にして集まったの?」

大川「覚えてないんですけど、誰かが集まろうと言い出したので」

検事「なんの為に?」

大川「事件の話をする為です」

検事「どんな話?」

大川「今日、自首するの?という話です。僕は早く自首したかったんで」

検事「その後、あなたは岩手のほうに行ったということもありますが、警察に出頭したんですね?」

大川「はい」

自首したかったと言っておきながら岩手県まで逃げるとか、どういう了見?
なに格好良い人間を演じてんだよw
どの角度から見ても無理だからwwww

検事「もういずれにしても逃げ隠れ出来ないから出頭することにしたんですね?」

大川「その言い方は違うんですけど、やったことはやったことなんで」

検事「遅かれ早かれ警察に捕まるだろうと思ってたんじゃないんですか?」

大川「いえ、遺族の感情も考えまして」

だから今更、偽善者を演じても遅いんだよ。
お前が筋金入りのクズだってことはバレバレだからw

検事「もう1度聞きます。遅かれ早かれ警察に捕まるだろうと思ってたんじゃないんですか?」

大川「それも思ってました」

検事「今回の事件で、自分としてはどこに問題があったと思いますか?」

大川「元は僕の価値観と言うか、19歳にもなって喧嘩で…、喧嘩でしか人と付き合えなくて、あとは僕の浅はかな考えです」

検事「W君が亡くなったんだけど、W君た遺族に対してはどう思ってますか?」

大川「誰でも言えますけど、申し訳ない気持ちもありますし、悔しいと思います」

検事「O君も大怪我を負ったんだけど、彼に対しては?」

大川「死ぬほど怖い思いをさせて申し訳ないと思いますし、でも正直W君のことだけで一杯一杯なので」


つーか、これって殺人で起訴されるべきだと思いませんか?
なんで傷害致死なんでしょうか?
それに、またまた少年ってだけで報道されてません。
田中も大川も事件当時18歳です。
18歳なんてもんは大人と変わらないんだから、甘やかすな!

この後に情状証人として父親がたったんですが、なんと通訳がいます。
キタコレw
モロに朝鮮顔だもんな〜と思っていたら…。
どうやら在日中国人のようです。
えぇ〜…、どうみても朝鮮系なのにぃ〜><

この日は論告もおこなわれ結審したのですが、続きは次回にします。

つーか、傍聴席にも関係者がいるいるw
一目でそれと分かるところが、ある意味強烈w

まぁ、珍走団には珍走団のルールがあり、社会がある。
その中のことなら、私はあまりとやかく言いません。
今回も随分控えめです。



しかし、善良な人達に迷惑だけはかけるなよ。
タグ:殺人
posted by angry man at 21:30 | 東京 晴れ | Comment(3) | TrackBack(1) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

被害者の遺族?謝るつもりなんて毛頭ないね。2

被害者の遺族?謝るつもりなんて毛頭ないね。1
http://angryman.seesaa.net/article/53563424.html


平成19年 合(わ) 第160号 殺人 土田勝男(62)

検察官からの質問です。
この事件の担当検事は、美人検事なんですよ。
いや、初めて見る女性検事なんですけど、綺麗な人でしたね。
こいつの態度のふてぶてしさを見てると、女性検事で大丈夫か?と不安だったのですが、頑張ってました。
今の流行り言葉で言うと、『ツンデレ』の『ツン』だけで対応したって感じかなw
最近は、当ブログを始めた頃の東京地検の花、美人検事達は見なくなりました。
異動してしまったんでしょうか。

検事「本件直前の話ですけど、あなたは被害者とダンボールのことで言い合いになったんですよね?」

土田「ちょっとね」

検事「そのことが原因で殺そうと思ったんですね?」

土田「うん」

検事「なにを聞いてムカッとしたんですか?」

土田「触るんじゃないと」

検事「それだけですか?」

土田「うん、向かってきたからね」

検事「あなたは普段から被害者のことを、賃金が低くても仕事を請ける奴だと見下してたんじゃないのですか?」

土田「そんなことない」

検事「警察や検察庁で、そういうことを言いませんでしたか?」

土田「言ったね」

検事「嘘をついてたんですか?」

土田「嘘ってわけじゃねーな」

検事「じゃあ、自分が普段から見下してる人からダンボールのことで向かってきたから、腹が立ったと、そういうことですか?」

土田「そうだね」

検事「向かってきたと言うのは、後ろから軽く小突かれたことを言ってるんですか?」

土田「あぁ、俺としては面白くないからさ」

検事「で、犯行の状況なんですけど、最初は包丁で刺して殺そうと思ってたんですよね?」

土田「うん」

検事「何所を刺そうと思ってたんですか?」

土田「別に考えてないな」

検事「最初から首を刺そうと考えてたわけじゃないんですか?」

土田「うん」

検事「コンクリートを投げつけた時の手ごたえはどうでしたか?」

土田「かなりいい線いってんじゃねーかなと」

検事「いい線とはどういう意味ですか?」

土田「骨ぐらい折れたんじゃねーかなと」

検事「それで首が目の下にきたから刺したということですか?」

土田「うん」

検事「先程から、貫通したという話が出てますが、これは後から被害者の写真を見て、分かったんですよね?」

土田「そう…、いや、半分くらい入ったと思ったからね」

検事「刺した時に、貫通したと思ったんですか?」

土田「最初は肺のほうにいったと思ってたから」

裁判長「あなたとしては、刺した時は体のほうに向かって刺さったと思ってたんでしょ?」

土田「はい」

裁判長「なら、貫通したかは分からないってことですね?」

土田「うん」

検事「1度刺した後、引き抜きましたよね?」

土田「うん、抜いた」

検事「その後に被害者はどうしましたか?」

土田「わっ!て門のほうに逃げ出したよ」

検事「そうすると、被害者は立ち上がったんですね?」

土田「う〜ん、よく分からない」

検事「では、門のところまでどうやって逃げたんですか?」

土田「這って…、立って…、どっちか分からないけど、門のところに行った時は立ってたよ」

検事「被害者がそこまで逃げていく間、血は出てましたか?」

土田「出てたと思うよ」

検事「被害者はあなたになにも言いませんでしたか?」

土田「うわ〜んって言ってたよ。泣いてるみたいな感じだったな(笑)」

検事「それを聞いて、あなたはトドメをささないといけないと思ったんですか?」

土田「うん、生きてたからね。頚動脈を切ろうと思ったけど、周りが騒いだからね」

検事「あなたが正面から刺したと言ってる人がいるんですが、わざわざそんな嘘を言うと思いますか?」

土田「やってねぇもん」


次に情状関係の被告人質問です。
これまた前代未聞の被告人質問です。
ここまで正直に自分の無反省ぶりを語る被告人は見たことがありません。
この質問の前に、被害者の兄の供述が読み上げられたのにです。
何故それを書かないかと言うと、私自身が全然同情できないからです。
子供の頃、素直で優しい弟だったとか言われてもね、犯行があった時の態度を見てると、そんなものは聞く耳もちません。
だからと言って、殺されていいはずはありません。
ちなみに、被害者の兄は警察官です。

弁護士「あなた自身、被害者や被害者の家族に対して、悪い事をしたと思ってますか?」

土田「はい」

弁護士「拘置所では、どんなことを考えて過ごしてますか?」

土田「まぁ…、刑が…(30秒くらいの間)、刑が軽くなればいいなって」

弁護士「亡くなった被害者のことを考えることはないんですか?」

土田「今のところない」

弁護士「殺されるほどのことがあったと思ってるんですか?」

土田「今は思ってないけどね」

弁護士「立場が逆だったら、どう思いますか?」

土田「ムカついたら、しょうがないんじゃない?」

弁護士「相当長く刑務所に入らなければいけないのは分かってますか?」

土田「まぁ、そうだろうね」

弁護士「罪を償って出てきたら、どうするつもりですか?」

土田「なんか仕事するよ」

弁護士「あなたが奪ったものは、取り返しがつかないんだけど、どうすれば償っていけるか考えてますか?」

土田「そりゃない」

弁護士「終わります」

いや、普段は反弁護士なんですけど、これは可哀想です。
なんの為に弁護してるんだか分からない。
一生懸命、反省の言葉を引き出そうとしてるのに、逆に逆に向かっていきますw
これじゃやりがいもないよ…。


検察官からの質問です。

検事「あなたは今。逆の立場だったら刺されてもしょうがないと言いましたよね?」

土田「うん」

検事「なら、今回の被害者も刺されてもしょうがないってことですか?」

土田「まぁ、やりすぎだな」

検事「じゃあ、被害者を殺したことに対して、悪いという気持ちはないんですか?」

土田「う〜ん…、まぁ、悪いと」

検事「ちゃんと今の気持ちを説明して下さい」

土田「まぁ、ごめんなさいだな」

検事「あなたの態度を見てると、とても本気でごめんなさいと思ってるようには見えないんですけど」

土田「う〜ん…」

検事「先程から被告人質問を見てると、笑いながら話してたりしてますよね?そういう態度で悪いと思ってるんですか?」

土田「向かってきたから、やったんだ」

検事「あなたはそれで刑が軽くなればいいなと言いましたね?捕まってから、それしか考えてないんですか?」

土田「そう」

おまっw
それじゃー、弁護側の言い分が全部信用できないものになるだろ。
1回しか刺してないってのも、信用なんてしてもらえないぞ。

検事「被害者の家族に謝罪の手紙を送ろうと思ったことはないんですか?」

土田「考えたことないな」

検事「今後、送ることはありますか?」

土田「ない!」

検事「どうしてですか?悪いことをしたら、謝ろうと思うのが普通じゃないんですか?」

土田「俺はない!」

検事「終わります」

こいつスゲ〜w
マジでレア物ですw
刑が軽くなるといいなと言いながら、自分に不利なことしか言ってません。
弁護士さん、ここまでくると、精神鑑定が必要なんじゃないですか?
ダメもとで、請求してみたらどうですか?


裁判官からの質問です。

裁判官「先程、やりすぎたと言ってましたが、包丁を使ったこと指してるんですか?殺してしまった結果をを指してるんですか?」

土田「結果だね」

やはり裁判官は頭いいなと思いました。
こんな些細なことは気付きません。
でも、言われてみると、こいつのことだからどっちか分からんw

裁判官「もう1回、同じ場面に出くわしたら、またやっちゃうんですかね?」

土田「まぁ〜…、やらないだろうな」

裁判官「自分のやったことがいけないことだという認識はあるんですか?」

土田「あるよ。やりすぎた」

裁判官「それで謝ろうという気持ちはないんですか?」

土田「う〜ん…、ないね」

裁判長「先程、ごめんなさいという気持ちはあると言いましたよね?それを形に出すということは考えてないんですか?」

土田「う〜ん…、チッ(舌打ち)、ないですわ」

裁判長「すると、ごめんなさいという気持ちは強くないんですか?」

土田「強くない」

裁判長「そうすると、仕方なかったという気持ちが強いんですか?」

土田「そうですね」

裁判長「はい、席に戻って」

なんか、惨めったらしく、反省もしてないのに反省の弁を口にする奴にも頭くるけど、開き直られてもムカつきますね。
早い話、どっちしてもムカつくんだお前等のような人間のクズはって感じです。
まぁ、でも、どちらかと言えば、反省してないなら反省してないで、それに見合った刑に処せられるべきだと思うので、そういう意味では、こいつのほうが好感が持てます。
それだけ反省してるフリしてる奴よりも重くなるんですから。
潔いって言ったら潔い。
遺族の気持ちを考えると、複雑ですが。
その分、こいつのやったことに対する最高の刑が与えられるんだから、よしとしましょう。
嘘バレバレの反省の弁を聞くよりはいいのかな?

とにかく、情状関係が被告人の所為で、短くなったので、予定の1時間以上も早く終わりました。

う〜ん…、この被告人…。
非常に複雑な気持ちで法廷を後にした私でした。

性犯罪者の見苦しさより100倍マシなんですが、性犯罪者がこんな態度をとったら、それはそれで殺意がわくんだろうな〜。

さて、事件の検証です。

.JPG

↑の図で、A,B,C,D…とあるのは、求職者達のダンボールの家です。
被告人の家はBで、被害者の家はCです。
証人Aの家はLで、証人Bの家はDです。
弁護側は、一端被害者を刺した後、Fの端っこのほうへ被害者が逃げて、そして被告人はBの横の出口から出て、自転車で図の上のほうへ逃走したと主張しています。
しかし、図を見ていただければ分かるように、Fのところには血痕がないばかりか、何故か道路の自転車がないほうに血痕があり、道路に被害者のサンダルも落ちています。
弁護側の主張が正しいとなると、被害者は出血せずにFのところに逃げ、被告人が逃げてから道路の下のほうへわざわざ移動し、道路にサンダルを落とし、Bで出血死したということになります。
このような客観的事実を見ると、どうしても検察側の主張が正しいと言わざるを得ません。



反省してないのは本当だが、事実関係は嘘と断定せざるを得ませんね。
タグ:殺人
posted by angry man at 18:50 | 東京 晴れ | Comment(4) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

被害者の遺族?謝るつもりなんて毛頭ないね。1

平成19年 合(わ) 第160号 殺人 土田勝男(62)

逮捕時の報道からご覧下さい。

土木作業員の男を逮捕=03年に男性刺殺、大阪で発見

東京都内で2003年に土木作業員の男性を刺殺したとして、殺人容疑で指名手配されていた住所不定、自称土木作業員土田勝男容疑者(61)が26日までに、大阪府内で発見、逮捕された。警視庁浅草署の調べに対し、容疑を認め、「殴られてかっとなった」と供述しているという。
 調べでは、土田容疑者は03年10月21日午後7時40分ごろ、東京都台東区日本堤の福祉センター前で鈴木慎一さん=当時(54)=の首を刃物で刺し、失血死させた疑い。

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007032601033
http://komugikoka.exblog.jp/5038254/

さて、事件の概要を説明します。

被告人は、仕事をとる為に城北福祉センターにダンボールを置いて、並んでいました。
(この城北福祉センターでは、先着順で仕事の斡旋をしてるので、早くからダンボールを並べて、そこで寝泊りをして仕事をとろうとする人間が多いそうです。)
その日は、被告人が2番目、被害者が3番目に並んでました。
被害者は、ダンボールではなく、大きなマットレスを敷いて場所取りをしていたので、被告人は非常識な奴だと思ってました。
しかし、被害者がその場を離れているうちに、清掃員の人が、マットレスを撤去してしまいました。
戻ってきた被害者は、ダンボールを敷きなおしたのですが、被告人がマットレスを取ったのではないかと疑っていました。
そして、被害者の敷いたダンボールが、自分のダンボールの上の少し重なっているのに気付いた被告人は、被害者のダンボールを少しずらしました。
ところが、それを見ていた被害者は、後ろから被告人に蹴りをいれて、「俺のダンボールに触るんじゃねぇ!」と怒鳴りました。
それに激怒した被告人は、「8千円くらいで根性だしてんじゃねーよ!」と言うと、「なんか文句あんのか!」と言われ、揉めました。
その後、被告人はダンボールを15cmずらしてくれと被害者に頼み、被害者もこれに応じてずらしたが、もう少しずらしてほしいと言うと、被害者は怒り、文句を言った。
被告人は、日払いの人間ごときに大衆の面前で恥をかかされたと激怒し、被害者を殺してやろうと決意。
そして100円ショップで包丁を買いました。
そしてセンター前広場の者が寝静まるのを待ち、コンクリート片を取りにいき、仰向けに横たわっている被害者を見下ろすように立ち、重さ21.8kgのコンクリート片を両手で抱え、被害者の胸辺りに叩きつけた。
それによって被害者は「ウッ」とうなって起き上がり、前かがみになった。
前かがみになったことによって、首の後ろが目の前に無防備になったのを確認した被告人は、包丁を取り出し、右手に持って1回刺し、そしてすぐに引き抜いた。

ここからが争点になります。
●検察側の主張
刺された被害者は、道路のほうへ逃げたが、被告人はそれを追い、今度は正面から首を包丁で刺して殺害した。
●弁護側の主張
刺された被害者は、門のほうへ逃げ、被告人はもう1回刺してやろうと思ったが、周りの人間が騒ぎ出した為、諦めて逃げた。

どちらにしても逃げ出した被告人は、大阪に3年間潜伏したが、窃盗の疑いで警察に逮捕され、身元が確認された被告人は、指名手配になっていたので、殺人容疑で逮捕された。


この事件には目撃者が2人います。
ところが、その2人の証言は食い違っていて、それぞれが検察側、弁護側の主張を裏付ける形になっています。
早い話、どちらかが嘘を言っています。

さて、被告人質問なのですが、まずは罪体に関する被告人質問からです。

弁護士「あなたは今から十数年前に脳梗塞で倒れたことがあるんですか?」

土田「はい、そうです」

弁護士「その時の後遺症で、右側が動きづらくなったんですか?」

土田「右手足が麻痺とか、力が入らなくなった」

弁護士「そういう影響で、従来のような仕事が出来なくなったんですか?」

土田「まぁ〜、そうですね」

弁護士「出来る仕事と出来ない仕事ができてしまったんですね?」

土田「まぁ〜、殆ど出来ないんじゃないの」

こいつね、ここから凄いタメ口になります。
言い方もふてぶてしいんですよ。
今までこんな態度の被告人は見たことないので、驚きました。
連続強盗殺人の池内でも、もうちょっとマシな言葉遣いです。
まぁ、これに対抗してなのかは知らないが、弁護人も言葉遣いが雑になっていきますw

弁護士「事件当日は、朝の6時頃に並んだんですか?」

土田「ん〜…、そんなもんじゃないの」

弁護士「この日は朝からお酒を飲んでいたと言ってますが、何時頃から飲んでいたんですか?」

土田「5時頃じゃないの」

弁護士「被害者と言い争いの前に、カップのお酒をどのくらい飲んでたの?」

土田「ん〜…、2杯くらいじゃないかな〜」

弁護士「あなたは被害者の顔は知ってたんですか?」

土田「顔は知ってたね」

弁護士「話すようなことはあったんですか?」

土田「まず無いな」

弁護士「あなたは被害者にいい気持ちは持ってなかったんですか?」

土田「まぁ、そんな感じではなかったな。とくになにも思ってなかった」

弁護士「それで、前から2番目に席を取ったということは間違いないですね?」

土田「間違いない」

弁護士「被害者は次に並んだんですね?」

土田「うん」

弁護士「あなたがダンボールを置いたら、被害者が大きなマットレスを置いたんですか?」

土田「うん」

弁護士「そんな大きなマットレスを敷く人はいるんですか?」

土田「まず見たことないな」

弁護士「それを見て、あなたはどう思いましたか?」

土田「変わった奴だなと」

弁護士「そのマットレスは掃除関係の人が持っていったということですか?」

土田「あぁ」

弁護士「それで今度は寝るためのダンボールを用意したんだ?」

土田「そう」

弁護士「ダンボールを箱みたいにして、中で眠れるようにするということですね?」

土田「そう」

弁護士「その時に被害者のダンボールと重なって、どかしたんだね?」

土田「狭いからね」

弁護士「そして、ダンボールを触るんじゃねぇ!と蹴られた」

土田「そう」

弁護士「それは強く蹴られたの?」

土田「いや、軽く蹴られたね。トンッって感じで、軽く前にのめるくらいだね」

弁護士「あなたは腹を立てましたね?」

土田「はい」

弁護士「で、8千円くらいで根性だすんじゃねーよと言ったんですね?」

土田「うん」

弁護士「その後、寝る時に15cmくらいずらしてくれと頼んだんですか?」

土田「うん」

弁護士「それには快く応じてくれたんですね?」

土田「うん」

弁護士「でも、それじゃ足りないから、もっとどかしてくれと頼んだんですね?」

土田「うん」

弁護士「そして文句を言われたと」

土田「そう」

弁護士「その時の気持ちはどんな気持ちだった?」

土田「面白くなかった」

弁護士「その時に言い返したりしなかったんですか?」

土田「うん」

弁護士「あなたとしては、普通にやっても勝ち目はないと思ったんですか?」

土田「うん」

弁護士「もし、脳梗塞になる前だったら、どうだったの?」

土田「あぁ、1発くらいぶん殴ってたんじゃないの」

負け犬の遠吠え乙w

弁護士「そのやり取りの中で、殺してやろうと思ったの?」

土田「やり取りと言うか、ムカついたからね」

弁護士「そのあなたと被害者のやり取りを、周りの人も観てたの?」

土田「あぁ見てたね」

弁護士「調書によると、「やられてなにもしねー。たいしたことねーな」って周りの人間から言われたとあるんだけど、このようなことを言われたの?」

土田「あぁ、あれは言われたね」

弁護士「そのやり取りの中で、許せない、殺してやろうと思ったの?」

土田「ダンボールどかしたら触るなと言われて、頭にきて殺ったと、そういうことだね」

弁護士「あなたは福祉センターで、他の人と喧嘩をしたことがありますか?」

土田「喧嘩…は、ないな」

弁護士「そんなに被害者に腹が立ったのはなんで?」

土田「今、考えると、たいしたことないけど、あの時は腹が立ったんだね」

弁護士「それで殺してやろうと思って、包丁で刺そうと思ったの?」

土田「うん、そうそう」

弁護士「腕力じゃ勝てないから、包丁で殺してやろうって気持ちだったのか?」

土田「そう」

弁護士「調書によると、包丁は刃が薄く、これだけじゃ確実に殺せるか不安になったって書いてあるんだけど、そうなの?」

土田「あぁ」

弁護士「で、コンクリート片は、犯行現場の近くにあったやつだね?」

土田「あぁ」

弁護士「で、みんなが寝静まるまで待ってから、犯行に及んだわけだけど、コンクリート片を持って、被害者の上に跨ったんだ?」

土田「うん」

弁護士「で、被害者は寝ていて気付かなかった」

土田「暗くて分かんなかったけど、気付かなかったんじゃねーかな」

弁護士「で、本当は頭とか首とかに落としたかったけど、手元が狂って外したら、反撃されると思ったと」

土田「うん」

弁護士「それで、ぶつける場所を胸の辺りに変えたと」

土田「そう」

弁護士「コンクリート片を投げ下ろした後、被害者は目を覚ましたよね?」

土田「うん、そうだね」

弁護士「で、調書によると、被害者は「ウッ」と言って、上半身を起こしたと」

土田「うん」

弁護士「で、被害者はコンクリートが胸に当たって痛いから、前屈みになった」

土田「うん」

弁護士「で、首の後ろがあなたの目の前にあったと」

土田「そう」

弁護士「それで首の後ろを刺した」

土田「うん」

弁護士「首の後ろのどの辺りを刺したの?」

土田「右っ側ですね」

弁護士「かなり勢いをつけて刺したの?」

土田「いや、勢いをつけたと言うか、上から軽く落としたってかんじ」

弁護士「鑑定の結果を見ると、かなり強かったみたいなんだけど」

土田「うん、貫通してる」

弁護士「なんで分かるの?」

土田「やったかんじ。15cmくらい入ってるんじゃないの?」

弁護士「それで包丁を一端抜いたんだ?」

土田「うん、抜いた」

弁護士「そしたら、被害者は「わっ」となって、体を起こしたんだ?」

土田「その辺はハッキリ覚えてない。抜いたら、門のほうへ逃げたんですわ」

弁護士「逃げたって、上の門のほう?」

土田「うん」

弁護士「目撃者が2人いるんだけど、そのうちの目撃者Aの話によると、刺す前に、立って言い合いをしてたと言ってるんだけど、どうなの?」

土田「それはないな」

弁護士「それから、あなたが被害者を小突いていたと言ってるんだけど、本当?」

土田「そんなことはないな」

弁護士「それから、刺す前に被害者に「なめんじゃねーぞ!」と言って刺したと言ってるんだけど、これはどうなの?」

土田「いや、そんなことは言ってませんよ。そんな覚えはないな」

弁護士「もうひとりの目撃者Bは、被害者の悲鳴を聞いて目を覚ましました。それで、悲鳴のほうを見たら、あなたが被害者に乗って馬乗りになっていたと言うんだけど、証言によると、あなたが被害者を刺して、すぐに逃げたと、こう言ってるんだ」

土田「うん」

弁護士「この人は刺してすぐに逃げたって言ってるんだけど、この目撃者Bが、あなた達を見てたって記憶はある?」

土田「そこまでは覚えてないな」

弁護士「あなたは殺すつもりで刺したのは間違いないんだね?」

土田「うん」

弁護士「ただ、正面から刺したってことになってんだけど、それはないんだね?」

土田「それはないな」

弁護士「終わります」

次回は罪体に関する検察側からの被告人質問、情状関係の被告人質問を書きます。
この情状関係の被告人質問で、被告人はとんでもないことを言い出します。

さらに次回には現場の見取り図を書いて、検察官と弁護人のどちらの主張が客観的な裏づけが取れてるかも説明していこうと思います。



反省の欠片もない被告人には天罰を。
タグ:殺人
posted by angry man at 20:32 | 東京 雨 | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

殺人未遂はやりすぎだが、同情の余地はある。

あいおい損保社員刺される…保険金支払いでトラブルか

 19日午後7時50分ごろ、東京都江戸川区松江1丁目にある「あいおい損害保険」の事務所応接室で、交通事故保険金の請求に来ていた男が暴れ出し、応対していた男性社員(56)の左脇腹と左腕をサバイバルナイフ(刃渡り約15センチ)で切りつけた。男性社員は重傷だが、命に別条はないという。また、止めに入った別の男性社員(47)も左手を切る軽傷を負った。
 警視庁小松川署は殺人未遂の現行犯で住所、職業不詳の男(31)を逮捕した。
 調べによると、同容疑者は昨年11月に交通事故を起こしたが、保険会社が「飲酒運転だった」として保険金の支払いを拒否し、トラブルになっていたという。

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_02/t2007022012.html


平成19年 刑(わ) 殺人未遂 被告人(31)

この裁判、被告人に同情の余地があると思うので、名前は隠します。
窃盗を犯す者と同様、社会的弱者の犯行のような気がするんです。
上記の報道では分からない事件の概要は、以下の通りです。

被告人は、自分の雇い主であるAから車を借りている際に交通事故を起こし、重症を負いました。
車は両方とも大破するほどの事故でした。
被告人は、保険金を得ないと、車も弁償できないし、自分の医療費も払えないことから、保険会社に保険金を支払うように頼みます。
しかし、保険会社は、被告人が酒を飲んでいたことから、難色を示し、口論になります。
ちなみに、被告人は呼気1リットルあたり、0.05mgのアルコールが検出されています。
つまり、法的には違反ではありません。
それなのに、保険会社は難色を示したのです。
その口論の様子を聞いていた被害者は、自分がかわると言って、電話をかわります。
そして、外で会うことになります。
外で会った際は、被告人の雇い主も来ていました。
被害者は、その場で酒を飲んでいたとする証人がいるんだと言いますが、雇い主に対してばつが悪い被告人は、この時はつっこんで聞きませんでした。
しかし、真実は病院の人間が、被告人から酒の臭いがしたと言ってるだけで、証拠があるわけではありません。
そして、事件当日、朝の8時前にあいおい損保サービスに行きました。
その時の被告人の様子を、被害者は『思いつめてるようだった』と証言しています。
一端、帰ったものの、再度あいおい損保サービスに言って話をします。
そしてまた帰ります。
この際に被害者は、『あまり焦らないで』と被告人に言っています。
そして、その日の夜に今度は友人と連れ立ってあいおい損保サービスに行きます。
そこで、『保険金はでるのか、でないのか?』と、怒ったように被告人は言います。
この言葉に対して感情的になった被害者は、『でない!』と言ってしまいます。
これで逆上した被告人は、サバイバルナイフを出し、被害者の左胸の下の肋骨の辺りを刺します。
その後も何度も、計10回以上に亘ってナイフを突き出し、左腕に5箇所、左大腿部に4箇所の刺し傷や切り傷を負わせます。
一緒に来ていた友人が被告人を後ろから引っ張り、攻撃が止まった隙に、被害者は逃げ出しました。
それを被告人は追いかけましたが、保険会社の人達に取り押さえられてしまいました。
ちなみに、被害者の名誉の為に言っておきますが、被害者は半分だけでも支払おうと努力をしていたそうです。
しかし、それが被告人に伝わっていたかは疑わしですが。

この後に被害者の証人尋問があったのですが、保険会社の考え方が非常に疑問、いや、ムカつきます。
呼気に犯罪にならない程度のアルコールしか出なかったとしても、その人が正常に運転出来たかで保険金の支払いの判断をすると言います。
なんですかそれ?
そんな曖昧なんですか?
そんなもん保険会社の判断次第じゃねーか。
大体、保険会社ってのは気にくわん。
金を取るだけ取っておいて、出す時は渋りやがる。
ホント薄汚い商売だと思います。
それに、あいおい保険は、悪質な保険金の不払いで、一部業務停止命令をうけたことのある会社です。

私は、被害者は、でないと言ってしまった落ち度があるとはいえ、当然に被害者ですからいいとしても、被告人よりも保険会社のほうが許せん。
今回のことだって、誰に責任があるかと言えば、被害者でも被告人でもない。
薄汚い保険会社だ!
弱者から金を取るだけとって、踏み潰す。
そんなやり方がどうしても癪にさわります。
被害者は、こんなことを言います。

『被告人に対して、憎いという気持ちはありません。ただ、犯した罪については、裁判所が判断して、適切な刑をうけ、反省してほしいと思います』

この被害者にしても、被告人への同情があったのでしょう。
全治6ヶ月の怪我を負い、神経を切られたってのに、こんな言葉は普通は言えません。
この言葉を聞いて、被告人は落涙してました。

その後に、一緒に保険会社に行った友人の証人尋問がありました。
検察側の証人なんですが、検察はこの証人尋問でなにを立証したいのかと言うと、友人が止めようとしたが、止められなかった。
つまり、強固な殺意があったということを証明しようとしてるんです。
残念ながら、『凄い力で振り払われた』などの被告人にとって不利な証言しか出ませんでした。
実は、被告人は殺意を否認しています。
しかし、ちょっと無理がある否認です。
間違いなく、未必の故意があったことは認められます。
裁判所もそう判断することは想像に難くありません。
刃渡り約15cmのサバイバルナイフで刺せば、死ぬこともありうると思ってなかったはずがありません。
弁護側としては、胸を狙ったわけではなく、足や腕を狙ったと主張しますが、熱くなっていた被告人が、そんな冷静に判断できるはずがありません。

被告人としては、医療費の請求もくるし、職場からも見放されたしで、人生終わりだと自暴自棄に陥っていたんでしょう。
とことん追い詰められていたんでしょう。
追い詰められて、もうどうしようもなかったんでしょう。
マスコミでは報道されませんが、色々な事情があるものです。

全ての原因は損保にあると思います。

当然、被害者には心から同情しますが。



渋チン損保は己を見つめなおせ!
タグ:殺人
posted by angry man at 19:39 | 東京 曇り | Comment(0) | TrackBack(1) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

弁護側の被告人質問の終了、そしてここまでの私見。

3歳女児を虐待死させた女の共犯とされる友人の裁判
http://angryman.seesaa.net/article/27762572.html

被告人“は”無罪。(予定)
http://angryman.seesaa.net/article/45980049.html

被告人“は”無罪。(予定)2
http://angryman.seesaa.net/article/46055862.html

被告人“は”無罪。(予定)3
http://angryman.seesaa.net/article/46168548.html

被告人“は”無罪。(予定)4
http://angryman.seesaa.net/article/49674018.html

被告人“は”無罪。(予定)5
http://angryman.seesaa.net/article/49762507.html

被告人“は”無罪。(予定)6
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あいつらってどういうこと?
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平成17年 合(わ) 第103号 傷害致死 南雲安里

昨日の続きです。

弁護士「玲奈はKさんが帰ってきてから、安里さんと一緒にライターでお尻を炙ったり、写真立てで殴ったりしたと言ってるんですが、そういうことはありましたか?」

南雲「ありません」

弁護士「写真立てで殴ってないと、なんで言い切れるんですか?」

南雲「その頃に写真立てはなかったので」

弁護士「その頃はなかったということは、前はあったんですか?」

南雲「あったんですが、Sが壊してしまったので」

弁護士「その日に写真立てがないことを誰か知ってますか?」

南雲「はい。幼稚園のお母さん達が知っていて、警察が聞いたところ、みんな写真立ては見てないと言ってました」

弁護士「では、この日に玲奈がライターで虐待してるところを見たことはありますか?」

南雲「ありません」

弁護士「玲奈の使っているライターはどのような物ですか?」

南雲「100円ライターです」

弁護士「それでね、警察が押収したライターってのは、安里さんが自分で買ったライターですか?」

南雲「違います」

弁護士「どうやって買った物ですか?」

南雲「サイパンで2本セットで買った、玲奈から貰ったライターを鞄の中に入れっぱなしにしてたものです」

弁護士「どうして12日以降にバックの中から、そのライターが出てきたんですか?」

南雲「ずっと使ってなかったので、入ってることを忘れてました」

弁護士「もう1本のライターはどうしてたんですか?」

南雲「使ってました」

弁護士「それで、Kさんが食事が終わってから、なにをしましたか?」

南雲「食器をキッチンに片付けにいきました」

弁護士「その時に、なにがありましたか?」

南雲「Kの、お前いい加減にしろよ!安里の体調が悪いんだぞ!という声が聞こえました」

弁護士「それでKさんに玲奈は怒られたわけですけど、玲奈はその後、どうしましたか?」

南雲「梨を買ってきてあげると言ってきました」

弁護士「それで?」

南雲「いらないと言いました」

弁護士「その後は?」

南雲「梨を買ってくると、ありすと外に出ました」

弁護士「どうしてそんなことをしたんですかね?」

南雲「Kに怒られたので、私の好きな梨を買ってきて、機嫌をとろうとしたんだと思います」

弁護士「それで玲奈は10時30分頃に買いに行ったんですが、梨だけが目的だったんですかね?」

南雲「違います。ありすがお菓子をあげれば、お留守番をするということなので」

弁護士「それで10時30分頃に玲奈からKさんに電話があったようですが、内容は分かりますか?」

南雲「安里がいらないと言ったけど、梨を買っていくという内容でした」

弁護士「玲奈は、ありすちゃんが安里さんのお腹を蹴ったので、梨を買いにいったと言ってるんですが、そんなことがあったんですか?」

南雲「蹴られてません」

弁護士「その後、玲奈は安里さんの家に戻ってきて、どうしました?」

南雲「梨を剥いてあげると言って、キッチンに行きました」

弁護士「それに対してなにか言いましたか?」

南雲「無視しました」

弁護士「玲奈はそれからどうしました?」

南雲「パパにまで迷惑かけて、車で待ってろと言ったろ!という声が聞こえた後、パンパンパンという音が聞こえました」

弁護士「それで?」

南雲「Kが、いい加減にしろと怒鳴ってました」

弁護士「それで?」

南雲「玲奈の舌打ちが聞こえて、また始まったよという声が聞こえました」

弁護士「それを聞いてどう思いましたか?」

南雲「玲奈は、この日1番の怒り方だと思いました」

弁護士「どうしてそう思ったんですか?」

南雲「Kに怒られたことと、Kに嫌われたら預かってもらえないからです」

弁護士「また始まったよと聞こえたそうですが、これはなにが始まったんですか?」

南雲「分かりません」

弁護士「その後は?」

南雲「氷を出す音が聞こえました」

弁護士「それで?」

南雲「食わねーよという声が聞こえました」

弁護士「それを聞いて、なにをしてると思いましたか?」

南雲「ありすを落ち着かせるために、氷を食べさせようとしてるんだと思いました」

弁護士「その後は?」

南雲「こいつゴクゴク飲んでるよという声が聞こえました」

弁護士「それを聞いて、なにをしてると思いましたか?」

南雲「氷を食べないので、水を飲ませたら、ゴクゴク飲んでるんだと思いました」

弁護士「その後は?」

南雲「シャワーを出す音と、ドンドンという音が聞こえました」

弁護士「それを聞いてどうしましたか?」

南雲「Kに、ねぇ、あれなんの音?と聞きました?それで、Kが見にいきました」

弁護士「安里さんは行かなかった?」

南雲「はい」

弁護士「それで、玲奈が言うには、謝らせようとして、何度も叩いてたところ、気を失ったと言ってるんですが、そういうことはありましたか?」

南雲「ありません」

弁護士「その後はなにがありましたか?」

南雲「Kのありすを心配してる声が聞こえました」

弁護士「それで?」

南雲「様子を見に行きました」

弁護士「どこへ?」

南雲「脱衣所に」

弁護士「その時の洗面所の様子はどうでしたか?」

南雲「玲奈が左手でありすの頭を抱えるようにして抱いていて、Kがありすの足を揺すってました」

弁護士「その時、ありすちゃんは呼びかけに反応してましたか?」

南雲「はい。目を開けたりしてました」

弁護士「この時、意識はあったんですか?」

南雲「はい」

弁護士「玲奈はKさんがありすちゃんにシャワーをかけたと言ってるんですが、そういうことはありましたか?」

南雲「ありません」

弁護士「それで脱衣所の様子を見て、どうしましたか?」

南雲「いい加減に帰ってよと怒鳴りました」

弁護士「それに対して玲奈は?」

南雲「あ、そうだよね。ごめんね。私も仕事に行かないとと言ってました」

弁護士「それで?」

南雲「毛布に包んで、ありすを抱っこして帰りました」

弁護士「その時のありすちゃんの様子はどうでしたか?」

南雲「ありす疲れちゃったんだよね。帰ってゆっくり休みなと言ったら、苦笑いをしてました」

弁護士「つまり、その時に意識はあったんですね?」

南雲「はい」

弁護士「その時、ありすちゃんの頬にライターの痕はありましたか?」

南雲「ありません」

弁護士「玲奈とありすちゃんが帰った時間は何時くらいですか?」

南雲「11時5分くらいです」

弁護士「その時、切羽詰った様子はありましたか?」

南雲「ありません」

弁護士「それでは事件後について聞きます。あなたの受信記録を見ると、『昨日からありすが息もしてないで、心臓も動かなくて、病院に行ったら、肺に水が溜まってるって言われた』というメールが玲奈からきて、その後にまた玲奈から、『警察が行くかも。ありすが安里のお腹蹴ったって言ったから』というメールがきてますが、この2回目のメールはどういう意味ですか?」

南雲「話を合わせてってことだと思いました」

弁護士「息もしないと言葉に対しては、どう思いました?」

南雲「昨日は平気だったのに、どうしたんだろうと思いました」

弁護士「話を合わすことについては?」

南雲「意味が分からなかったです」

弁護士「ようするに、あなたの家で実際にはなかったことを言ってるんですよね?」

南雲「はい」

弁護士「お腹を蹴ったということは、なかったんですよね?」

南雲「はい」

弁護士「その後に、『なんでそうなるの?』というメールを玲奈に送ってますが、この意味はなんですか?」

南雲「息が止まってることと、私のお腹を蹴ってることになってることに対して、送りました」

弁護士「それに対して、『とっさに謝らせる為に、あなたの家に行ったと言っちゃったの』というメールが玲奈からきてますが、そのようなとっさに嘘をつくようなことはありましたか?」

南雲「アンパンマンの時とかありました」

弁護士「このメールを見た時、なんて思いましたか?」

南雲「なんで私やありすの所為にするんだろうと思いました」

弁護士「それで玲奈に連絡をしましたか?」

南雲「しましたが、でませんでした」

弁護士「その後、『心配してます。連絡待ってます』というメールを送ってますが、なにを心配してたんですか?」

南雲「ありすの容態です」

弁護士「その後、玲奈に電話しましたか?」

南雲「はい」

弁護士「Kさんへのメールで、『玲奈に電話したら、ごめん、今無理って切られた』とありますが、こういうことですか?」

南雲「はい」

弁護士「11月25日以降、玲奈と電話したことがありますか?」

南雲「ありません」

弁護士「今から考えて、何故ありすちゃんが息しないとか、肺に水が溜まってるとか、そういうことになったんだと思いますか?」

南雲「家から帰った後、またありすがなにか言って、玲奈が怒ったんだと思います」

弁護士「警察官から電話で事情聴取をうけたんですよね?」

南雲「はい」

弁護士「その時は、玲奈の言ってることの確認ですよね?」

南雲「はい」

弁護士「どんなことを聞かれましたか?」

南雲「お腹を蹴られてないですか?玲奈とありすが家に来てないですか?とかです」

弁護士「それは事実を答えたんですか?」

南雲「違います」

弁護士「なんで事実を言わなかったんですか?」

南雲「玲奈とありすの為に、そのほうがいいのかなと思ったので」

弁護士「警察官にありすちゃんの容体は聞きましたか?」

南雲「はい。ありすのおでこが腫れてるだけで、大した事ないし、家族以外には教えられないと、病院も教えてもらえませんでした」

弁護士「それを聞いて、どう思いました?」

南雲「警察の言ってることが正しいのかなと思いました」

弁護士「玲奈があなたも虐待したと言ってるんですが、その理由として、Hさんの警察への証言があがってるんですね。それで、カラオケの後、Hさんと話をしましたか?」

南雲「してません」

弁護士「事件後は?」

南雲「Rの人に聞いたと言って、Hさんから電話がきました」

弁護士「Hさんは、玲奈についてなにかお願いをしましたか?」

南雲「玲奈のことは助けるけど、ありすには会ったこともないから、実のお父さんに任せるからと伝えてくれと言われました」

弁護士「Hさんは安里さんに、あんたとは気が合いそうだ、家に遊びにこないかと誘われたと言ってるんですが、事実ですか?」

南雲「言ってません」

弁護士「Hさんは、あなたは事件を知らないフリをしてたから虐待はあったと言ってるんですが、なんで知らないフリをしたんですか?」

南雲「ただのお客さんには言わないです」

弁護士「Hさんは、なんで友達なのに病院にも警察にも行かないんだと言ってるんですが、何故ですか?」

南雲「玲奈からの連絡を待ってたので」

弁護士「それから、あなたは玲奈のことを、私の旦那ともやってるよと言ったとHさんは証言してるんですが、事実ですか?」

南雲「言ってません」

弁護士「Hさんにも責任があると言われたとも言ってるんですが、事実ですか?」

南雲「言いました」

弁護士「何故ですか?」

南雲「Hさんと一緒にいて、ありすを一人ぼっちにしてたので」

弁護士「Hさんははらわたが煮えくり返ったと言ってるんですが、そんなことがあったんですか?」

南雲「はい。玲奈とありすの2人と会ってくれてたらと言ったら、自分には母性本能はないので、多分あなたとの価値観の違いだと、ぶち切れてました」

弁護士「それから、12月10日に玲奈が、あなたも一緒にやったと言うようになるんですが、どう思いましたか?」

南雲「なんで人の所為にするんだと怖くなりました」

弁護士「なんで玲奈はそんなことを言い出したんだと思いますか?」

南雲「ありすが助からないということで、真実が表に出ることもなくなるし、Hさんに真実を知られたら嫌われると思って、自分が悲劇のヒロインを演じようとしたんだと思います」

弁護士「あなたとKさんが弁護士に相談したのが12月15日ですね?」

南雲「はい。警察の人が話を聞いてくれないので、陳述書を作りましょうと言われました」

弁護士「この時の陳述書で、事実と違うことがありましたか?」

南雲「Kが帰ってきたのに、帰ってきてないと書きました」

弁護士「なんでKさんと玲奈が会っていないと書いたのですか?」

南雲「玲奈がKが水をかけたと言い出したし、どうやら死因が水のようなので」

弁護士「Kさんに疑いの目がいかないようにということですか?」

南雲「はい」

弁護士「それからもう1度、陳述書を書いたんですが、何故ですか?」

南雲「嘘をついてるのが辛くなったのと、Kの父が、嘘をついてると親の俺ですら信用できなくなると言われたので」

弁護士「そうすると、事実は違うということですね?最後に裁判所に言っておきたいことはありますか?」

南雲「様々な資料を見て、自分の醜さを痛感しました。ありすの為に出来るのは、真実を告げることです。少しでも真実を明らかにして、ありすが家から帰ってからどんなことがあったのかを明らかにして、ありすが1日も早く安らかに眠れることを願ってます」


これで弁護側の質問は終了です。
ここまで、なるべく客観的事実だけを綴ってきましたが、ちょっと意見を書きます。
まず、玲奈の恋人のHの証言。
南雲被告人から誘われた旨の証言をふたつしてますが、それが嘘だとしたら、その理由が分からない。
なんで南雲被告人を貶めることを言うのか?
偽証罪に問われる危険を冒して。
まぁ、実際はこんな事件と関係ないとこだし、証明しようがない事柄なので、偽証罪には問われないが、初めて裁判を経験する人に、そこまで理解できるはずがないでしょ。

次に玲奈と南雲被告人の関係。
メールだけ抽出して、南雲被告人の玲奈に言われたとする言葉と比較すると、おかしい点がひとつあります。
南雲被告人は、玲奈から言われたとする言葉での中で、南雲被告人のことを『あんた』と呼ばれています。
でも、メールを見ると、玲奈が南雲被告人をあんた呼ばわりしたことはなく、むしろ南雲被告人が玲奈をあんた呼ばわりしてる。
このことからも、立場としては、南雲被告人の言うように、玲奈に依存していたというよりは、玲奈が南雲被告人に依存してたと言えると思います。
なんで、南雲被告人が、メールの中では見られない、あんたという言葉を使ったのかは謎ですが、嘘によって長期間勾留させられたことに対する恨み、又は自分が依存してたとしたほうが、都合が良いということでしょう。

個人的見解としては、南雲被告人がありすちゃんに虐待を加えていたとは思えません。
まず、そんなことはなかったんじゃないでしょうか。
ただし、ありすちゃんを助けることが出来たのは南雲被告人だけです。
今までの被告人質問を見ても、その機会が何度もあったのは良く分かるでしょう。
それをしなかったのは、ありすちゃんに対する同情などが薄かったことと、自分でも言ってるように、利己的な考えを持っていたからでしょう。
これらは、ひとりの大人として責められなければいけません。

最後に、検察側に一言。
検事さん、それは卑怯なんじゃないの?
と言うのも、この被告人質問が終わった後に、脳の専門家の医師の証人請求を検察側がしたんです。
弁護側は怒ってましたが、当然です。
南雲被告人がなんで無罪になるだろうとされてるのかと言うと、死因となる原因が、南雲被告人の家から帰った後に負ったものであると証明されたからです。
それなのに死因とは関係ない、脳の専門家の話を聞いて、なにがしたいと言うのでしょうか。
座して死を待つよりはとでも思ってるんでしょうか。
それは卑怯です。
時間稼ぎという卑劣な行為は弁護側のやることです。
検察官は変なところを真似しないで下さい。

次回は検察側からの質問ですが、傍聴できません。
バッキーの栗山の裁判と重なってるんです。
すみません。



とりあえず、裁判所は証人請求を却下して下さい。
タグ:殺人
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あいつらってどういうこと?

3歳女児を虐待死させた女の共犯とされる友人の裁判
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被告人“は”無罪。(予定)
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被告人“は”無罪。(予定)2
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被告人“は”無罪。(予定)3
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被告人“は”無罪。(予定)4
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被告人“は”無罪。(予定)5
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被告人“は”無罪。(予定)6
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平成17年 合(わ) 第103号 傷害致死 南雲安里

昨日の続きです。
事件当日の質問に入ります。

弁護士「で、24日、事件当日の日のメールで、11時45分に玲奈から、『今日は実家に帰るのかな?』、これに対し、『未定です。なんで?つーか、この頃来るの遅くない?』その後も、『ゴミ屋を待ってたんだけど来ない。そっち行くわ』、『もうゴミ屋は行ったよ』というやり取りがありますが、これはどういう意味ですか?」

南雲「ゴミをずっと出してないと聞いたので、出しなよと言ったので」

弁護士「それで13時38分に、『何度言っても無駄なんだよね、あなたは。あなたがありすの面倒をみなくても、私はなにもしないから、ちゃんと母親しなよ』というメールを玲奈に送ってますが、なんでこんなメールを送ったんですか?」

南雲「玲奈がありすの面倒をみるのが当たり前だと思ってたので、そういうメールをしました」

弁護士「実際にこの日、玲奈があなたの家に来たことについては、争いはないですよね?」

南雲「はい」

弁護士「その時、ありすちゃんと一緒に来たんですか?」

南雲「違います」

弁護士「最初はひとりで来たんですか?」

南雲「はい」

弁護士「玲奈が来るきっかけはなんですか?」

南雲「Sのお迎えを頼んだので」

弁護士「ありすちゃんを連れて来なかった理由は聞きましたか?」

南雲「おばあちゃんのところに預けてると聞きました」

弁護士「夕飯の支度は何時頃に始めたんですか?」

南雲「5時くらいです」

弁護士「夕食を作っている時、玲奈はなにをしてましたか?」

南雲「キッチンで一服してました」

弁護士「それで玲奈はどうしました?」

南雲「今日はありすが帰ってくるから、お迎えに行くと言いました」

弁護士「それを聞いて、なんて言いましたか?」

南雲「私も久々にありすに会いたいと思ったので、ありす連れてきたら?と言いました」

弁護士「玲奈がありすちゃんを迎えにいったのは、何時頃ですか?」

南雲「5時30分くらいです」

弁護士「戻ってきたのは?」

南雲「6時くらいです」

弁護士「その時、あなたはなにをしてましたか?」

南雲「夕飯の用意をしてました」

弁護士「戻ってきた時の様子はどうでしたか?」

南雲「玲奈がすぐにありすに対して、あいさつはどうしたんだ!と言ってました」

弁護士「それを聞いて、あなたはどうしました?」

南雲「すぐ玄関まで行き、ここでは止めてと言いました」

弁護士「その時に安里さんは、ありすちゃんの顔が見えましたか?」

南雲「玲奈の後ろで、見えませんでした」

弁護士「で、安里さんが声をかけたことに対して、玲奈はなんて言ってましたか?」

南雲「そういう問題じゃないんだと逆に怒られました」

弁護士「その後、ずっと玄関で怒ってたんですか?」

南雲「多分、出たり入ったりしてたと思います」

弁護士「で、夕食はすぐにできたんですか?」

南雲「それから10分くらい経ってからです」

弁護士「夕食はできてから、どうしました?」

南雲「玄関のところに行きました」

弁護士「玄関に行ってから、どうしました?」

南雲「あいさつしろと怒っていて、ありすを叩いていたので、もう止めてと言いました」

弁護士「その時に気付いたことはありますか?」

南雲「左の頬の上部が赤くなってました」

弁護士「で、安里さんの陳述書によると、『ありすの顔に痣ができだしてて、ありすの顔がボクサーのようになっていた』と言ってますが、少し大袈裟に言ってませんか?」

南雲「弁護士さんに、どんな感じだったのかと聞かれて、ボクサーのようにとしか思いつかなかっただけで、それ以上の意味はありません」

おいおい。
ボクサーのようにとか、どんだけ過大に言ってるんだよ。
どう考えても、その答えは悪意からきてるとしか思えん。
別にそれが悪いとは言わないよ。
3歳の子供を殴る奴なんか怒りを覚えるのが普通だからさ。
ただ、言い逃れはカッコワリー。

弁護士「それから同じ陳述書で、『ありすの顔が腫れて、ありすの顔が変わってしまうんじゃないかと思った』とありますが、これはその通りなんですか?」

南雲「このまま叩き続けたら、ありすの顔が変わってしまうんじゃないかと思いました」

弁護士「それと同じ陳述書で、『ありすがぶっ飛ばされて、壁にぶつかっていた』とありますが、これもいいんですか?」

南雲「ありすが叩かれた時に、壁にぶつかっていた時があったので、それを伝えました」

弁護士「話は戻りますが、それから安里さんは、もう夕食を食べようと止めたわけですが、それに対して玲奈はどうしましたか?」

南雲「そういう問題じゃないと言って、外に出ていきました」

弁護士「安里さんは止めなかったんですか?」

南雲「私が言っても無理だし、私としてはSのことが優先なので」

弁護士「で、夕食を食べ始めたのは何時頃ですか?」

南雲「6時くらいです」

弁護士「その間、玲奈とありすはどうしてましたか?」

南雲「分かりません」

弁護士「ずっと外にいたんですか?」

南雲「はい」

弁護士「夕食を食べ終わってから、どうしましたか?」

南雲「お風呂の掃除をして、お風呂のお湯が溜まるまでSにご飯を食べさせてました」

弁護士「Sの食事が終わってから、どうしましたか?」

南雲「Sとお風呂に入りました」

弁護士「お風呂には、いつもどのくらい入ってるんですか?」

南雲「15分くらいです」

弁護士「お風呂から出たのは、何時頃ですか?」

南雲「7時5分です」

弁護士「どうして7時5分と言い切れるんですか?」

南雲「ナルトというTVがやってたので、それを観ようとしたら、オープニングが終わった後だったので」

弁護士「玲奈はね、初めは暴行の前に、お利口さんとはどういうことなのかについて1時間くらい諭していたと言っていて、それが6時30分くらいだと言ってるんです。それから、ありすちゃんに口で言いきかしても効果がないから、安里さんと一緒に、それぞれ10回くらい、ありすちゃんの頬を叩いたと言ってますが、こういうことはあったんですか?」

南雲「ありません」

弁護士「どうして、そう言えるんですか?」

南雲「Sと一緒にナルトを観ていたので」

弁護士「それでナルトが終わった後、どうしました?」

南雲「まだ玲奈とありすが入ってくる様子がなかったので、外に出ました」

弁護士「それで?」

南雲「外に出たら、車の中に玲奈とありすがいたので、車を開けました」

弁護士「2人は、なにをしてましたか?」

南雲「玲奈がありすをひっぱたいてました」

弁護士「その時、叩いていた強さはどのくらいですか?」

南雲「強かったと思います」

弁護士「それで安里さんはどうしました?」

南雲「なにやってんの、いい加減にしてよと言って、ありすを外に出しました」

弁護士「玲奈はどうしました?」

南雲「その後、出てきました」

弁護士「それで、玲奈になんて言ったんですか?」

南雲「なにしてんのと言ったら、謝らないから許せないんだよと言うので、だったら謝れば許すのね?と聞いたら、うんと言ってました」

弁護士「ありすちゃんに声をかけましたか?」

南雲「はい。謝っちゃいなと言いました」

弁護士「それに対して、ありすちゃんはなんて言ってましたか?」

南雲「首を横に振って、謝らない、ママは謝っても許してくれないからと言ってました」

弁護士「それを聞いて、どう思いましたか?」

南雲「切なくなりました」

弁護士「切ないとは、どういうことですか?」

南雲「3歳の子が、母親を信じられないというのが切なくなりました」

弁護士「その後はどうしました?」

南雲「私の体調も悪かったので、みんなで家に入りました」

弁護士「家に入ったのは、何時頃ですか?」

南雲「8時5分くらいです」

弁護士「その後はどうしました?」

南雲「Sを寝かしつけました」

弁護士「玲奈は、ありすちゃんを外のスペースで叩いてから安里さんに報告にいって、謝らなければ、また外のスペースで叩いてから報告にいってと繰り返していたと言ってるんですが、そういうことはありましたか?」

南雲「ありません」

弁護士「で、S君を寝かしつけた後はどうしました?」

南雲「1人で1階に降りました」

弁護士「その時、玲奈とありすちゃんはどうしてましたか?」

南雲「家の中にいなかったので、また車の中だと思いました」

弁護士「それで?」

南雲「Kに電話してから、すぐに切りました」

弁護士「その後、Kさんから電話はありましたか?」

南雲「はい」

弁護士「で、なにを話したんですか?」

南雲「玲奈がありすにやっていることをKに伝えて、早く帰ってきてほしいんだけど、何時頃に帰ってこれる?と聞いて、切りました」

弁護士「その後はなにをしてたんですか?」

南雲「リクライニングにして、炬燵に入ってTVを観てました」

弁護士「TVは、なにを観てたんですか?」

南雲「9時から、トリビアの泉を観てました」

弁護士「リクライニングにしてとは、どうしてですか?」

南雲「体調が悪かったので」

弁護士「トリビアの泉を観てる時、玲奈とありすはどうしてましたか?」

南雲「分かりません」

弁護士「トリビアの泉を観てる時、玲奈とありすちゃんが家の中に入ってくるということはありましたか?」

南雲「玲奈は入ってきました」

弁護士「その時に、玲奈になにか言いましたか?」

南雲「いい加減にしなよ、Kが帰ってくるからね、Kが帰ってきた時に、そんなことしてたら、Kに怒られるよと言いました」

弁護士「それで、玲奈はどうしました?」

南雲「Kが帰ってくる、5分か10分前に家の中に入ってきました」

弁護士「その時の様子はどうでしたか?」

南雲「さっさと歩けよ!という声が聞こえました」

弁護士「注意しましたか?」

南雲「してません」

弁護士「どうして?」

南雲「体調が悪かったし、Kにきつく言ってもらおうと思っていたので」

弁護士「それで、Kさんは何時頃に帰ってきましたか?」

南雲「10時過ぎてたと思います」

弁護士「どうして10時過ぎてたと言えるんですか?」

南雲「ワンナイという番組が始まってまら、少し経った頃だったので」

弁護士「で、Kさんが帰宅して、どうしましたか?」

南雲「キッチンに行って、玲奈に対して、ふざんけんなよ、いい加減にしろよと怒ってました」

弁護士「ありすちゃんはどこにいました?」

南雲「キッチンにいました」

弁護士「その後、Kさんはどうしました?」

南雲「2回に着替えに行きました」

弁護士「その時、台所で玲奈とありすちゃんは、なにをしてましたか?」

南雲「玲奈がありすに言い聞かせてました」

弁護士「どんなことを言ってましたか?」

南雲「仕事に行かないといけないから、ちゃんとお留守番しててと言ってました」

弁護士「その時に注意しましたか?」

南雲「叩いてなかったし、Kに任せようと思ってたので、しませんでした」

弁護士「Kさんが注意してから、1階に下りてくる間の時間はどのくらいですか?」

南雲「5分くらいだと思います」

弁護士「その後、Kさんはどうしましたか?」

南雲「和室でTVを観ながら、ご飯を食べてました」

弁護士「玲奈はどうしてました?」

南雲「一緒にTVを観てました」

弁護士「この時、安里さんはKさんになにか言いましたか?」

南雲「今日はずっとあんな調子なのと言いました」

弁護士「Kさんはなんて言ってましたか?」

南雲「あいつらふざけんなよねと言ってました」

あいつらだ?
あいつらってことはありすちゃんも入ってるのか?
マジでこの言葉は聞き捨てならないんですけど。
あいつなら分かるけど、あいつらってことは玲奈だけに怒りを覚えてるわけじゃないってことですよ?
ありすちゃんがなにをしたっていうんでしょうか?
例え意識して言った言葉じゃないにしても、無神経にも程があります。
この言葉をありすちゃんが聞いていたら、絶望感を抱いたはずです。
唯一、助けてくれる人だったんですから。

これで暴力は終わりじゃないんです。



ここから、また修羅場になっていきます。
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被告人“は”無罪。(予定)6

3歳女児を虐待死させた女の共犯とされる友人の裁判
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被告人“は”無罪。(予定)
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被告人“は”無罪。(予定)5
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平成17年 合(わ) 第103号 傷害致死 南雲安里

昨日の続きです。

弁護士「で、10日は幼稚園のお母さんの家に行ったんですか?」

南雲「はい」

弁護士「その後は?」

南雲「玲奈の家に、Sと2人で行きました」

弁護士「珍しいことでしょうね。S君とあなたと2人で玲奈の家に行くなんて」

南雲「凄い久々に行きました」

弁護士「で、玲奈のところで食事して、その後は?」

南雲「玲奈が食事に行ったので、私の家に帰って、Sとありすが意気投合して、一緒の布団で寝ると言うので、2人で寝かせました」

弁護士「この日の23時10分に、ごめんなさい分かってなくて、お金のことはうんぬんというメールがきてるんですが、これはどういう意味ですか?」

南雲「私の名義で玲奈のローンを組んだのですが、1日過ぎる度の利子がついてるので、そのことを言ったことに対するメールです」

弁護士「その後、あなたが『寝言がうるさくて迷惑してます。明日は早いのに眠れません』これはどういう意味ですか?」

南雲「多分、ありすは興奮してたんだと思います」

弁護士「結局、ありすちゃんを預かった最後の日になったんですよね?」

南雲「はい」

弁護士「11日に、『ごめん。次に寝坊したりしたら、どんな罰でもうける』、『もう駄目でしょ』、『でも、罰だけは作る』、こういったやり取りがあるんですが、これはどんな意味ですか?」

南雲「約束してたのに寝坊したりして、玲奈が私の機嫌をとってるところです」

弁護士「この日も玲奈は来たんですか?」

南雲「はい」

弁護士「家事とかしてたんですか?」

南雲「出かけてたんですが、帰ってきたら、なにもしてなかったので、怒りのメールを送りました」

弁護士「玲奈はTVがないんですか?」

南雲「はい。その当時、玲奈の家にはTVがありません」

弁護士「そもそも玲奈があなたの家で家事をしたことはあるんですか?」

南雲「したことはありません」

弁護士「この日、17時48分に玲奈が、『シエンにでも行く?これからSのご飯を作るの?』というメールを送ってきてますが、これはどういう意味ですか?」

南雲「TVもつけっ放しだったとメールを送ったら、シエンって焼肉屋さんに行く?というメールです」

弁護士「それを見て、どう思いましたか?」

南雲「機嫌をとられてると思って、呆れました。それで、意味が分かんないというメールを送りました」

弁護士「そのちょっと前に玲奈は、16時20分に『分かった。じゃあね寝かしつけの時間に伺います』というメールがきてますね?」

南雲「はい」

弁護士「つまり、このメールを見ると、この日もありすちゃんをあなたに預けようとしてるように見えますよね?」

南雲「そうかもしれませんが、断りました」

弁護士「で、この日、Hさんから玲奈にメールがきてて、『あぁそうかい。今日はゆっくりありすちゃんの面倒を見るんだね』という内容なんですが、これを見ると、以外そうな感じですよね?つまり、この日は玲奈はありすちゃんと2人でいたんですかね?」

南雲「そうだと思います」

そうか?
意外そうな感じか?
所詮、文章じゃ意外そうな感じなんて、意識して大袈裟に書かないと伝わらないだろ。
重要な点じゃないからいいものの、その部分は必要ないだろ。
弁護士の感想なんていらん。

弁護士「で、玲奈はこの日からありすちゃんをどうしたか知ってますか?」

南雲「横浜のおばあちゃんに預けたと聞きました」

弁護士「それを信じたんですか?」

南雲「大丈夫なの?と聞いたら、親戚の叔父さんが2人住んでて、面倒みてくれるからと言ってました」

弁護士「そういう説明を聞いて、信じたということですか?」

南雲「はい」

弁護士「玲奈はありすちゃんが何日頃に帰ってくると言ってましたか?」

南雲「15日の夕方くらいだと思います」

弁護士「まぁ、現実にはありすちゃんは横浜には行ってなかったようなんですが、公判で知ったということですか?」

南雲「はい」

弁護士「で、16日になりますが、11時50分にKさんからあなたに、『調子は?幼稚園に迎えに行こうか?』というメールがきてるんですが、このメールを見ると、あなたの体調は悪かったんですか?」

南雲「最悪でした」

弁護士「この日ね10時15分に、『最悪』、『なにが?』、というメールのやり取りがあって、その後に玲奈からあなたに電話をしたそうですが、この内容はどのようなものでしたか?」

南雲「その日は、ありすにご飯を食べさせたら、ありすが吐いちゃって、絨毯が汚れたという話をしてました」

弁護士「その後、玲奈から、『またひとりでいるとか言ったので、一暴れしたとこです』というメールが来てますが、これを見てどうおもいましたか?」

南雲「なんで久しぶりに帰ってきたのに、そういうことになるのかと思いました」

弁護士「日付の変わった17日の0時37分に、『終了』というメールがきてますが、これを見てどう思いました?」

南雲「そんなに長い時間やってたのかと思いました」

弁護士「なにをやってたと思ったんですか?」

南雲「ありすに対して、怒ったりしてたんだと思いました」

弁護士「その後、玲奈はあなたに電話してます。この内容はどのようなものですか?」

南雲「なんでありすを叩いたんだと言ったら、カッとすると自分でも止められなくなるんだと言ってました」

弁護士「その後、『せっかくアドバイスしてもらったのに、またやっちゃったね。明日、夕方にありすを連れていくわ』というメールがきてますが、なにをやっちゃたんでしょうかね?」

南雲「またありすを叩いたんだと受け取りました」

弁護士「それでこの日の21時56分に玲奈が、『お帰り。パパは何時頃に帰ってくるか分からないから、行ってもいいのかな?』というメールがきてますが、この日は玲奈は来たんですか?」

南雲「来ました」

弁護士「ありすちゃんは?」

南雲「ありすは来ませんでした」

弁護士「実際にどんな話をしたんですか?」

南雲「預かってほしいということです。Kが、なんで殴ったりするんだと言ったら、自分は母親とかに愛情をもって育てられたことがないから、どうしていいのか分からないと言ってました」

弁護士「それを聞いて、どう思いましたか?」

南雲「預かるのをKに断ってほしいと思って聞いてました」

弁護士「18日に、玲奈はこの日だと言ったり、違うと言ったりしてるんですが、一応確認します。この日、ありすちゃんがあなたの家で気を失ったという事実はありますか?」

南雲「ありません」

弁護士「その後、玲奈から電話があったんですよね?」

南雲「はい。ありすに、安里が預かってくれないから、1人で留守番してるんだよと言ったら、反抗しだしたと言ってました。その時に、ありすとも話しました」

弁護士「それで?」

南雲「玲奈がありすに、お泊りしたいと言えと横でアドバイスしてるのが聞こえました。でも、ありすはうまく言えませんでした」

弁護士「その後、玲奈になんて言ったんですか?」

南雲「泊まる泊まらないの前に、2人の関係が先だと思う。泊まるのはその後だと言いました」

弁護士「その後、『なにもしてもらわなくてもいいとしか言わなくなった』という玲奈のメールに対し、『意味分からないくせに。違うママのところに連れて行ってあげると言って、車に乗せてみたら?』というメールを送ってるんですが、これはどういう意味ですか?」

南雲「そういうフリをしたら、ヤダヤダと言うと思い、玲奈が母親として慕われているか心配だと言っていたので、そういうメールを送りました」

弁護士「でも、また虐めるようにともとれるメールだよね?どうしてこんなメールを送ったの?」

南雲「その当時は自分のことしか考えてなかったので、玲奈のことを利用できるだけしたいと思ってました」

弁護士「ずるくて自分勝手な感じがするんですけど」

南雲「はい」

弁護士「あなたはこの時、本当に玲奈がありすちゃんを車に乗せたと思いますか?」

南雲「思いません」

本当か〜?
色々と虐待してた事実を知ってるのに。

弁護士「とくに6日からのメールを見てると、この当時はありすちゃんのことを全く考えてませんよね?」

南雲「その時は考えてませんでした」

弁護士「自覚してますか?」

南雲「はい」

弁護士「で、20日にあなたの家にありすちゃんを連れて行って、平手で叩いたり、豊島園の遊園地にも、ゴミの集積場にも連れて行ったと玲奈は言ってるんですが、このような事実はありますか?」

南雲「ありません」

弁護士「なんでこんなことを言ったんだと思いますか?」

南雲「ありすを光が丘にあるゴミ集積場に連れて行ったことがあるという話を聞いたことがあるので、その話だと思います」

弁護士「それを当て嵌めたわけですね?」

南雲「はい」

弁護士「豊島園は?」

南雲「ありすがお化け屋敷を怖がっていたことがあったので、そのことだと思います」

弁護士「で、この日、玲奈はあなたの家に来たんですか?」

南雲「はい」

弁護士「玲奈はありすちゃんを連れてきたんですか?」

南雲「はい」

弁護士「で、玲奈が来てどうしたんですか?」

南雲「一緒にトイザラスに行きました」

弁護士「その夜、8時28分頃、『とりあえず風呂に置いといたわ』、『駄目、安里に謝れるようになるまで、あのままにしておく』というメールがきて、それに対し、『謝ることが分からないでしょ。絶対に』というメールを送ってるんですが、なにを誤るんですか?」

南雲「ありすがちゃんと泊まりたいと言えなかったことを謝れと言ってたので、それは無理だと思い、そのようなメールを送りました」

弁護士「あなたが、ありすちゃんに謝らせるように指示したわけじゃないんですね?」

南雲「はい」

弁護士「21日、玲奈と一緒に、シャブシャブやカラオケに行こうと誘ってますよね?」

南雲「はい」

弁護士「ありすちゃんも誘ったんですか?」

南雲「また、おばあちゃんの家に預けたと言っていたので」

弁護士「まぁ、実際に預けてなかったようですが、何時頃までいたんですか?」

南雲「2時くらいまでです」

弁護士「もし、ありすちゃんが横浜に預けられてなくて、家に1人でいると知ってたら、どうしてました?」

南雲「ありすも一緒においでって誘ってました」


疲れたので、ここまでにします。



次回からは、事件当日の質問になります。
タグ:殺人
posted by angry man at 22:09 | 東京 晴れ | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

被告人“は”無罪。(予定)5

3歳女児を虐待死させた女の共犯とされる友人の裁判
http://angryman.seesaa.net/article/27762572.html

被告人“は”無罪。(予定)
http://angryman.seesaa.net/article/45980049.html

被告人“は”無罪。(予定)2
http://angryman.seesaa.net/article/46055862.html

被告人“は”無罪。(予定)3
http://angryman.seesaa.net/article/46168548.html

被告人“は”無罪。(予定)4
http://angryman.seesaa.net/article/49674018.html


平成17年 合(わ) 第103号 傷害致死 南雲安里

昨日の続きです。

弁護士「6日の夜が明けて、ありすちゃんを玲奈と下駄箱の上に乗せて突き飛ばしたと玲奈は公判で言ってるんですが、これは事実ですか?」

南雲「してません」

弁護士「この時、妊娠してたんですよね?」

南雲「はい」

弁護士「具体的なことを聞きますが、11月6日の夜が明けて、玲奈とありすちゃんは、あなたの家に来たんですか?」

南雲「来ました」

弁護士「で、玲奈が来て、前の晩のメールについて、玲奈はなにか言ってましたか?」

南雲「途中で嘘かなと思ったと言われまして、あんたも女優ねって言われたので、女優はあんただよと言ったら、私は脚本家だからって笑ってました」

弁護士「この6日の玲奈の行動で、印象深いことはありましたか?」

南雲「私と玲奈とありすで、スーパーに食材を買いに行って、Sがトイザラスに行きたい行きたいと言ったことを覚えています」

ちょっと、ここで中略します。
全く関係ない日常エピソードは退屈なので。

弁護士「この晩、あなたは玲奈から誘われて、カラオケに行ったんですよね?」

南雲「はい」

弁護士「で、何所のカラオケに行ったんですか?」

南雲「家の近くのカラオケに行きました」

弁護士「で、行ったら誰がいたんですか?」

南雲「Hさんがいました」

このHさんという人が、私が始めて南雲裁判を傍聴した時の証人です。
Hさんは、実は南雲のことをボロクソ証言しています。

弁護士「その時の2人の様子はどうでしたか?」

南雲「かなり飲んでる様子で、テンションが高かったです」

弁護士「ありすちゃんはどうしてるか聞きましたか?」

南雲「はい。寝かしつけて、ありすが出れないように、つっかえ棒をして出てきたと言ってました」

弁護士「その時ね、玲奈がありすちゃんを気にかけてる様子はありましたか?」

南雲「全くないです」

弁護士「Hさんの証言だと、あなたとは軽く話す程度だったと言ってますが、そうなんですか?」

南雲「軽く自己紹介をして、自分は国のスパイをしてるから、住民票もないんだと言ってました」

弁護士「本当ですか?」

南雲「はい。それと、北朝鮮の船と撃ち合いをした船に乗っていたと言ってました」

弁護士「この時、Hさんは玲奈がベタベタしてきて、いい気分だったんですか?」

南雲「玲奈の股のところに手をもってきて、キスしたりしてました」

弁護士「あなたがいるんですよね?」

南雲「はい」

弁護士「あなたはその時、なにをしてたんですか?」

南雲「歌ってました」

弁護士「玲奈は嫌がってなかったんですか?」

南雲「股のところに手がきた時は、嫌がってました」

弁護士「それから?」

南雲「Hさんが怒って、帰ると言って出ていきました」

弁護士「それで帰ったんですか?」

南雲「玲奈が、待ってと言って追いかけて、40分くらい待ってました」

弁護士「それで、帰ってきたんですか?」

南雲「2人で帰ってきました」

弁護士「40分も待たされて、どんな気分でした?」

南雲「イライラしてたので、Hさんのことを聞きました」

弁護士「それに対して玲奈は?」

南雲「好きかもと言ってました」

弁護士「この法廷でKさんは、あなたがカラオケから帰ってきた後、起こされて、泣きじゃくりながら、ありすを養子にしたいと言ったと証言してますが、事実ですか?」

南雲「はい」

弁護士「これを聞いたKさんは、なんて言ってましたか?」

南雲「気持ちは分かるけど、経済的なこともあるし、よく考えてくれと言ってました」

弁護士「で、11月7日は日曜日で重要じゃないので省きますが、11月8日に玲奈は、安里と一緒にペンチで虐待したと言ってるんですが、それについて聞きます。あなたのこの日のメールを見ますと、『昨日は待たせた上になにも言わないでゴメン。これから話せないかな?』と玲奈からメールがきてるんですが、これはカラオケでのことですか?」

南雲「はい」

弁護士「この日、結局玲奈はあなたの家に来たんですか?」

南雲「はい」

弁護士「ありすちゃんも一緒ですか?」

南雲「はい」

弁護士「玲奈はこの日に、あなたと電話で話したことを述べてるんですが、どんな話をしたんですか?」

南雲「ちょっと覚えてないです」

弁護士「玲奈は新宿から電話したと、その時は暗くなっていたと言ってるんですが、暗くなった時に玲奈から電話がかかってきたということはありましたか?」

南雲「ありません」

弁護士「安里さんの携帯のデータによると、『閻魔さん決定ですな』と送られてきてるんですが、これはどういう意味ですか?」

南雲「仕事行く前に、ありすにご飯を食べさせたと言っていたのに、ありすは食べてないと言っていたからです」

弁護士「つまり、嘘つきだから、閻魔さん行きということですか?」

南雲「はい」

弁護士「ところがあなた、『ママが帰る前に、私に謝り方を聞いて謝ればうんぬんというメールを送ってるんですが、何故ですか?」

南雲「私はありすの言ってることが本当だと思ってたのですが、玲奈が食べさせたと言っているので」

弁護士「ところで、玲奈がありすちゃんの舌をペンチで引っ張ったと言うから確認しますが、ペンチはあなたの家にあるんですか?」

南雲「工具箱に入れてました。でも、玲奈が貸してくれと言うので、貸しました」

弁護士「どのくらいの期間ですか?」

南雲「半年くらいです」

弁護士「で、Rに勤める前くらいに返してもらったんですね?」

南雲「はい」

弁護士「11月9日から事件当日まで、メールを見ると色々なことがあるので、出来るだけ駆け足で行きますね」

南雲「はい」

弁護士「まず9日のことですが、玲奈はこの日はRに行ってないようですが、少なくともあなたの家には来てないんですよね?」

南雲「はい」

弁護士「玲奈はこの日の午後にあなたの家に行って、ありすちゃんが初めて意識を失ったんだということを言ってますが、こんなことはあったんですか?」

南雲「ありません」

ここでも中略します。

弁護士「玲奈があなたに、ありすちゃんが意識を失ったという話をしたことがありますか?」

南雲「はい」

弁護士「どんな状況でそうなったんですか?」

南雲「叩いていたら意識を失っちゃって、叩いちゃいけないと思ったと言ってました」

弁護士「それを警察に話しましたか?」

南雲「話そうとしたことはありますが、前のことは関係ないと思ったので」

弁護士「この日の未明に、『いいですわ』というメールがきてるんですが、これはどんな意味ですか?」

南雲「それは次の日に幼稚園のお母さんの所へ遊びに行く事になったので、車を貸してほしいということに対してのメールです」

弁護士「その後に、『了解』これはどんな意味ですか?」

南雲「それは、玲奈がありすを叩いて、顔が赤くなってしまったので、湿布貼ったら?と言ったのに対するメールです」



疲れたので次回にします。
タグ:殺人
posted by angry man at 21:11 | 東京 曇り | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

被告人“は”無罪。(予定)4

3歳女児を虐待死させた女の共犯とされる友人の裁判
http://angryman.seesaa.net/article/27762572.html

被告人“は”無罪。(予定)
http://angryman.seesaa.net/article/45980049.html

被告人“は”無罪。(予定)2
http://angryman.seesaa.net/article/46055862.html

被告人“は”無罪。(予定)3
http://angryman.seesaa.net/article/46168548.html


平成17年 合(わ) 第103号 傷害致死 南雲安里

前回、弁護側の被告人質問の途中で終わりました。
今回は、その続きです。

弁護士「前回のメールの事実関係の前に、お金のことについて聞きます。玲奈は食費や光熱費を、月に5万円払っていたと言ってるんですが、そのような事実はありますか?」

南雲「ありません」

弁護士「お金を受け取ったことはありますか?」

南雲「あります」

弁護士「どういうお金ですか?」

南雲「駐車場の敷金礼金などです」

弁護士「つまり、玲奈のために必要だったお金ですね?」

南雲「はい」

弁護士「ありすちゃんを預かる時に、8万円を預かるという話はありましたか?」

南雲「玲奈からありました」

弁護士「そのお金は貰ったんですか?」

南雲「はい」

弁護士「次に、玲奈がスナックRに働いていた時に、ありすちゃんを預かることはありましたね?」

南雲「はい」

弁護士「その時は、お金は貰ったんですか?」

南雲「玲奈がスナックを出したくて、そのお金を貯めたいから預かってくれと言われました」

弁護士「そこから、自分のためにお金を使ったことはありますか?」

南雲「ありません」

弁護士「玲奈から、明確にいくら預けると言われたことはありますか?」

南雲「ありません」

弁護士「じゃあ、玲奈の言ってる315万円というのを聞いたのは、何時ですか?」

南雲「取調べの時です」

弁護士「じゃあ、その時までは知らなかったんですね?」

南雲「はい」

弁護士「10月29日9時38分に、『毎日、家事はやってもらうけど、お金も貰うからね』というメールを送ってますが、このお金とは、なんのお金ですか?」

南雲「預かってるうちのお金です。約束守らないなら、使っちゃおうという意味です」

弁護士「前回の最後のほうで、4月5日のメールで、ありすちゃんを貶めるようなメールを送ったことに対して、複雑な後悔をしてると言いましたよね?」

南雲「はい」

弁護士「ただ、メールに書いてあることは事実ではないんですよね?」

南雲「はい」

弁護士「これを見て、ありすちゃんの虐待が酷くなるとは考えませんでしたか?」

南雲「考えませんでした」

弁護士「ありすちゃんが家を出ようとしたのは、安里さんのところが嫌だと思ってたんですかね?」

南雲「それはないと思います。玲奈のそばに居たかったんだと思います」

弁護士「11月2日の夜、あなたが8時前後からありすちゃんを玄関の前に縛り付けてるってメールを送った後に、『すみません。よろしくお願いします』というメールが玲奈からきてますね?」

南雲「はい」

弁護士「その後、このメールに対して、0時57分にメールを送ってるんですが、この間の時間はなにをしてたんですか?」

南雲「Kが帰ってきたので、食事の準備などをしてました」

弁護士「その内容が、何度も試してみた感じでは、目を瞑っちゃうからうんぬんと、こういうメールを打ったのは何故ですか?」

南雲「玲奈の返事から、ありすのことを考えてないと思って、怒りに任せて送りました」

弁護士「ベボラックを塗ったという具体的な事実はありますか?」

南雲「はい」

弁護士「なんで塗ったんですか?」

南雲「ありすの鼻が詰まってたんで」

弁護士「それを大袈裟に書いたんですか?」

南雲「はい」

弁護士「その後1時45分に、鼻をかまず、顔を拭いてたら謝らないうんぬんというメールを送りましたね?」

南雲「はい」

弁護士「そのメールに対して、1時55分に玲奈は、『そっか、相変わらずなのね。私は諦めないけどね』というメールがきてますが、これに対して、どう感じましたか?」

南雲「イライラが止まらない状態でした」

弁護士「それに対して、あなたは継続的、断続的にメールを返してますね?」

南雲「はい」

弁護士「『ありすは全然寝ないから、寝不足』これは本音ですか?」

南雲「はい」

弁護士「『歌を歌いだした。ウザイからベボラックを塗った』、『おむつ一枚で寝かせてる』これらのメールは、ありすちゃんを心配しない玲奈に対する怒りそのままに送ったんですか?」

南雲「はい」

弁護士「その後、2時39分から、『痛い痛いと大泣きした』、『おむつで正座で玲奈がくるまで待ってる』など、またかなり酷いことになっちゃってますが。自分の中で気持ちが爆発しちゃったんですか?」

南雲「それもありますし、自分の中でメールを打つことで発散していたんだと思います」

弁護士「それに対して玲奈は、『なにからなにまでごめんね。家でも同じようにするからね黒ハート』と、これもハートマークが入ってますが、これを見てどう感じましたか?」

南雲「全くありすのことを考えてないと思って、イライラが止まらなくなりました」

弁護士「その後に、あなたのメールで一応終わってるんですけど、実際にこういうことはなかったんですよね?」

南雲「はい」

弁護士「でも、玲奈がきたら嘘だってバレますよね?」

南雲「はい」

弁護士「そういうことは考えてなかったんですか?」

南雲「はい」

弁護士「あなたのメールは誰が見ても過激なんですけど、メールの内容は覚えてました?」

南雲「内容は覚えてなかったんですが、発散のために送ったことは覚えてます」

弁護士「自分のメールを全て見たのは何時ですか?」

南雲「Aを出産して1ヵ月後です」

弁護士「拘置所ですよね?」

南雲「はい」

弁護士「実際に見て、どう思いました?」

南雲「自分で見て、疑われても仕方ないなと思ったし、Sのそばにいてあげられなかったのは、自分がこんなメールを打ったせいだ考えたら、精神がおかしくなって、当初は精神安定剤を飲んでました」


う〜ん。
どうも安里の言っていた、玲奈に対する依存。
これが全くないように思うのは私だけでしょうか?
矛盾してて、軽く頭が混乱してるんですけど。
玲奈に嫌われたくないと言うわりには、玲奈を罵倒するメールも送ってるし、態度にもそれが表れてる。
むしろ玲奈を嫌っていたとしか思えない。
それなのに、無償でありすちゃんを預かっていて、玲奈との関係も継続している。
ちょっと理解不能です。



とりあえず、続きは次回。
タグ:殺人
posted by angry man at 22:21 | 東京 霧 | Comment(2) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オウム真理教幹部、中川智正は更生することは出来るが、死刑が妥当。

オウム真理教幹部、中川智正の控訴審判決1
http://angryman.seesaa.net/article/47730080.html

オウム真理教幹部、中川智正の控訴審判決2
http://angryman.seesaa.net/article/47739106.html


平成16年 (う) 第676号 殺人、殺人未遂、逮捕監禁致死、死体損壊、爆発物取締罰則違反
中川 智正(44)


判決理由の続きです。

次に浜口事件について述べます。

●浜口事件
1994年12月12日、オウム真理教に公安のスパイだと疑われた浜口さんが、麻原の命令により、VXガスで殺害された事件。
浜口さんは約10日後に死亡。

麻原らが浜口さんを公安のスパイだと疑い、殺害を支持したことが認定されています。
所論は、都会なら救急車がすぐに来るだろうと思っていた被告人には、未必の故意があるだけに止まるという弁護人に対し、原判決は事実誤認だと言います。
確かに、被告人は事件前におこなわれた謀議に参加しています。
そういったことがあったからといって、直ちに確定的な殺意があるとは言えません。
しかし、他の人に救急車を呼んでもらうなどの行為にでているわけではないことから、確定的殺意を否定するものでないことは確かです。
大都会だから救急車が呼ばれて助かるなど、なんの根拠もありません。
119番通報がおこなわれることを事前に確信できたはずはない。
所論は、被告人は浜口さんを全く知らなかったことから、幇助犯に止まると言います。
確かに、浜口VXガス事件があった当日に合流し、浜口さんを全く知らないで関与したとも言えます。
しかし、事前に電話で聞いていて、浜口さんの家を下見し、更にホテルで犯行の打ち合わせにも参加しています。
これらは、水野さんの時から、ずっと犯行グループの一員であったことが推認できます。

次に、長岡VXガス事件について述べます。


●長岡VXガス事件
1995年1月4日、オウム真理教被害者の会の会長、又は会長の元信者の息子さんをVXガスで殺害しようとした事件。
長岡さんは一命を取り留めた。

所論は、被告人は救急車が呼ばれるだろうと思っており、確定的な殺意を認定した原判決は誤りであると言います。
しかし、これまでに数件VXガス事件をおこしており、そのうち1名は死んでいることから、長岡さん親子のどちらかが死ぬという確定的な殺意があったのは明らかです。
所論は、被告人は殺人未遂事件の幇助犯に止まると言います。
長岡VXガス事件では、麻原の指示で犯行現場に行けなかった部分はありますが、犯行に使われたVXガス入りの注射器を用意し、それらの物を犯行後に隠滅作業をするなどしておりますから、共同正犯は免れない。

次に、地下鉄サリン事件について述べます。


●地下鉄サリン事件
1995年3月20日、丸の内線、日比谷線、千代田線の地下鉄車内でサリンを散布し、無差別殺人をおこなった事件。
この事件では12名が死亡している。

所論は、原判決は被告人が遠藤らと共同してサリンを小分けに用意し、村井に渡したと言っているが、渡したのは遠藤であると言います。
しかし、その前提が被告人も関わってるわけで、その行為に対し、共同正犯は免れない。
原判決は、実際に誰が散布するか分からないが、教団が実際にサリンを散布して、殺害をしようとしてることを認識し、それに共謀したと言っているが、その結論において誤りはない。
所論は、暗黙のうちに共謀したとは言えないと言います。
確かに、そうとも言えるが、原判決はサリンは散布されることが前提として推認したものだと思います。
しかも、原判決には明示されてませんが、村井は、松本サリン事件でも滝本サリン事件でも中心にたってサリンを散布した人物です。
そのような人物が、はやくサリンを用意しろと被告人に命令したことから、近い将来に撒かれることは、用意に推認できたはずである。
被告人の当審での供述を見ると、弁護人に誘導されて、サリンを急いで作るつもりはなかったなどと原審と違う供述をしてますが、共犯者らの供述に比べると、明らかに不自然で信用できない。
所論は、本件で作ったサリンは、保管用だと思っていたという被告人の供述を不自然だとした原判決は誤りであると言います。
しかし、被告人は先程のような逼迫した状況下でサリンを作っており、教団がサリン事件で騒がれている時ですから、合理性がありません。
サリンの小分け作業にしても、サリンの使用に際した小分け作業と容易に推認できる。
以上の検討結果からも、被告人が使用以外の目的でサリンを合成したとは認識できません。
地下鉄車内で散布するという詳細は知らなかったものの、村井らと共に、犯行に積極的、且つ主体的に犯行に参加している。

次に、新宿青酸ガス事件について述べます。


●新宿青酸ガス事件
1995年5月5日、新宿駅のトイレに青酸ガス発生装置を仕掛け、無差別殺人を狙った事件。
この事件による死亡者はいない。

所論は、麻原の指示によりおこなった事件としながら、麻原の共謀がないとする原判決は誤りだと言います。
しかし、訴因に麻原の名前がないことを前提としており、事実誤認とは言えない。
麻原の指示があり、その翌日に村井が刺されて死亡するという事件があったが、それでも中断せずにおこなった事件ですが、被告人らが麻原に積極的に報告したという事実も窺えません。
そうすると、原判決も妥当だと言えます。

次に、都庁爆弾事件について述べます。


●都庁爆弾事件
1995年5月16日、東京都知事青島幸男宛に小包を送り、爆発させた事件。
開封した職員は、一命を取り留めた。

所論は、被告人は麻原から伝えられた、「なにが起きても同様するな」という言葉から、麻原が逮捕されてしまうと思い、なにか騒ぎになることをおこさなければと思ったとする原判決は誤りであると言います。
しかし、被告人の供述から考えると、被告人は麻原の逮捕は免れないと思っていたが、それでも、それを根拠に原判決に誤りがあるとは言えない。
所論は、人が怪我をするとは思っていたが、死ぬとは思っていなかったので、殺意はなかったと言います。
しかし、本件で使用されたRDX爆弾は、軍事用に使われる爆弾です。
それを書籍の中に入れ、それを開くと爆発するようにしており、それが未必の故意を回避する理由にはあたらない。
被害者は、偶々後ろの机の物を取ろうとして、体を反らしていたために致命傷を免れただけであって、死に至らなかったからといって、殺意のないことにはならない。


二、責任能力の有無
弁護人は、精神鑑定を却下した原審は不当だと言いますが、原審が鑑定を却下したことに問題があるとは言えません。
以下、補足して説明します。
原判決は被告人の責任能力について判断を示してますが、被告人の周到な準備などを示して判断しているものと思われます。
被告人は教団幹部として教団にいたことや、麻原の指示で犯行グループに加わり続けたことから、責任能力がないとは言えない。
坂本事件の拉致の時は、壁に寄り添って見ていただけだが、その場から逃げたい気持ち、やめてほしい気持ち、麻原に喜んでもらえるという気持ちがあったと言っている。
更に、謀議の時は、当初殺害を計画していた朝日ジャーナルの編集長が帰宅しないことから、坂本弁護士一家に標的を変えた時は、そんなことで殺害する標的を変えるのはおかしいと感じたと言っている。
このように、了解可能な判断をし、責任能力に疑念を抱くことはできない。
犯行当時は光が見えたとか、麻原がそばにいるように感じたとか言っており、神秘体験が犯行を後押ししたことがあったにせよ、被告人の殺害理念に疑いはない。


●坂本事件
1989年11月4日、オウムの被害者からの依頼をうけ、オウムと話し合いをしていた坂本弁護士を殺害しようと企て、坂本弁護士一家を殺害した事件。
この事件で、坂本弁護士、その妻と息子の3名が殺害された。


三、量刑不当
本件各犯行は、動機、態様を異にしてますが、そのどれもが尊い命を狙っており、犯罪史上極めて悪質な事件ですから、特段の事情がない限り、死刑が選択されることに特別な説明は必要ないと考えます。
よって、論旨には理由がない。
所論は、関係者が逃亡中であったり、共犯者が供述を拒否していることから、死刑は避けるべきだと言いますが、膨大な量の証拠から、死刑を選択するのは十分です。
所論は、麻原と同じ死刑になるのは不当だと言います。
確かに麻原のほうが責任は重いが、仮に麻原が関係ないとしても死刑を選択しています。


四、情状
結論から先に言います。
被告人にとって酌むべき事情は勿論ありますけども、それらを最大限考慮しても、死刑を免れる特別な事情はありません。
責任能力については、被告人には解離性障害が認められますが、本件犯行を犯す直接的な原因である出家は、自らが選択したことです。
本来、犯罪とは無縁で、他人に優しい人間であったことは裏付けられていることです。
もし、オウム真理教と出合ってなければ、今でも平穏な生活を送っていたかもしれません。
しかし、被告人は医学の知識を利用して犯罪を犯している。
しかも、坂本事件という重大な事件を起こし、更に重大事件を起こし続けたことから、教団に居続けて、自己の平穏を得たいという利己的な考え、麻原の為ならそれがどれだけ残虐な犯罪であろうとも従順していったこと。
これらを考慮すると、酌むべき事情はあるが、特別死刑を回避する事情にはあたらない。
原判決後も一段と反省を深めていることも窺えますが、原審と供述内容を異にしてることもあります。
しかし、その時に考えたことを仮説として述べてるだけで、自己保身とまでは言えません。
矯正不可能性といったものが、死刑を選択するのに重大なことであれば、被告人は矯正不可能ではないと言えます。
しかし、死刑を選択するにあたって考える、ひとつの事柄にすぎず、死刑を回避する理由にはなりません。
罪もない人々が殺害されたということは、被告人にとって酌むべき事情を遥かに凌駕するものである。
手段、方法の酷さ、遺族の感情、社会への影響、一般予防などを考慮すると、被告人に対して死刑で臨む以外ないとした原判決に不当な点はないと言えます。


死刑を選択した原判決に誤りはない。


この理由を聞き終えた被告人は、約10秒間、裁判長に向かって、頭を下げ続けてました。

ちなみに、この被告人の罪状にある『死体損壊』ですが、これは1995年2月28日に目黒公証人役場事務長を元信者である妹を匿った為に拉致監禁して死亡させ、その遺体を被告人が焼却炉で焼却した事件に対する罪状です。
これについては事実関係で争われてないので、判決文には出てきてません。

被告人には個々に判決が出てるのですが、松本サリン事件と地下鉄サリン事件に対して死刑を選択しています。
その他は、無期懲役、又は有期懲役刑を選択しています。

確かに、この被告人はオウムと出合ってなければ、このような鬼畜にはならなかったでしょう。
でも、それを言い出せば、どんな犯人にもきっかけとなる原因があるわけで、それを必要以上に酌むべきではありません。
そんな言い分を許してしまえば、在日の犯行は全て、「先祖が日本人に苦渋をなめさせられてきたからだ」=「酌むべき事情」となってしまいます。
それが嘘でも、在日は真実だと思っているわけですから。
やはり、犯した犯罪の罪の重さの前では、色々な事情は吐き捨てるべきだと考えます。

共犯者の村井が刺されて死亡したと判決理由で述べてますが、これはTVで放送中に在日の男に刺されて大騒ぎになったので、覚えてる方も多いでしょう。

それにしても、今では拘置所で精神異常のフリをして死刑を回避しようと、糞尿を撒き散らしてると言われる麻原彰晃。
こんな情けなく、惨めな奴を、今でも信仰してる奴がいる現実が恐ろしいです。
朝鮮人の血が入った麻原彰晃は何者なのか?
ただ自己中心的な男で、朝鮮人によく見られる、自分を過大評価する男です。
真実は、誰よりも劣等で、惨めで情けない男のくせに。

私は、麻原というと、今でも思い浮かぶ場面があります。



異様に痩せた麻原が、座禅を組んで一生懸命ジャンプして、宙に浮いたふりをする間抜けな姿です。


追記
私はきっと、裁判を傍聴しなければ、ただ感情的にこんな奴は死刑!と言っていたと思います。
傍聴したからとはいえ、こいつは死刑だという気持ちに変わりはないです。
変わりはないけど、色々なことを見て知って、考えてから出した結論なので、中身が全然違います。
裁判長が中川に見たイメージ。
そのイメージは私も同様です。
きっと彼は更生可能でしょうし、深く反省もしてるでしょう。
当ブログで取り上げてる、死刑になるであろう池内被告人とは、雲泥の差です。
でも、それでも死刑以外の選択の余地がありません。
みなさんも、短絡的に死刑!ではなく、判決理由の全てを深く読み、自分で考えてから、死刑という結論、又はそれ以外の結論を引き出してみて下さい。
タグ:殺人 判決
posted by angry man at 19:32 | 東京 雨 | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オウム真理教幹部、中川智正の控訴審判決2

オウム真理教幹部、中川智正の控訴審判決1
http://angryman.seesaa.net/article/47730080.html

平成16年 (う) 第676号 殺人、殺人未遂、逮捕監禁致死、死体損壊、爆発物取締罰則違反
中川 智正(44)


判決理由
原審で取り調べられた証拠と、当審で取り調べられた証拠と、論旨をふまえて検証しました。
初めに、本件はオウム真理教の出家信者であった被告人が、オウム幹部らと共謀の上、長期間に亘り殺人や殺人未遂をおこなってきた事案です。
このように、複雑で多岐に亘っている上、個別に争いのある事件もあるが、ないものもある。
又、責任能力については、全ての事件で争っている。
結論から言いますが、論旨には理由がないと言うことです。

一、事実誤認
まずは、滝本サリン事件から述べます。


●滝本サリン事件
1994年5月9日、オウム信者の家族から要請を受け、信者を取り返す運動に参加した、滝本太郎弁護士が、車にサリンを仕掛けられた事件。
滝本弁護士は、一命を取り留めた。

所論は被告人らの行為の実行性、つまり、サリンは少量であって、滝本さんが死ぬ可能性はない、障害は負うだろうと思っていたことから、殺意はなかったと言います。
被告人のしたことは、滝本さんの車の外部取入れ口に、サリンを仕掛けたということです。
弁護人は、可能性を言うだけであって、直接サリンを撒いた証拠がないと言いますが、共犯者らの証言によって明らかです。
被告人らは車内にサリンが流入することを意図しておこなった行為です。
微量なサリンであって、死ぬ可能性はなかったと言いますが、サリンを呼吸器を使い使用すると、致死量は1uあたり100gということでありますから、社内に撒かれた量が30ccですから、直ちに殺人の実行行為ではないと言えないのは明らかです。
原判決は、実行車の運転席に滝本さんが乗ることが分かっていてサリンを撒いており、アンモニアを使って、サリンが流入するか実験をしたこと、被告人は実行者にサリンの予防薬を投与したこと、滝本に魔法を使うと言ったことから、サリンを使うと、人が死ぬ可能性を理解していた推認できる。
これらを考慮すると、被告人には殺意が認められると言っています。
揮発性があるとはいえ、致死率の高いサリンを撒いたことに照らせば、明確な殺意があったことは明らかです。
よって、論旨には理由がないと言うことです。
サリンを合成していた被告人らが、サリン中毒の症状がでたことがあり、その際に特に新実(共犯者)が重症になり、被告人の治療によって、なんとか命を取り留めており、被告人にはサリンを作っているという認識があったはずである。
所論は、任意性に疑いがあると言います。
被告人も、警察官に迎合してれば楽だった、滝本さんを殺害しようと思ったとは言ってないと言っていることから、信用性はともかく、任意性は疑いようがない。
更に所論は、サリン中毒は数日続くはずなのに、滝本さんは2,3日で症状が消えたから、サリンかどうか怪しいと言います。
数日続くと言うのは曖昧で、2,3日も数日であることから、所論は意味がない。
実行者にサリン中毒の症状が現れた時、眼球の動きがなかったと言っていることから、実行者にはサリンの特効薬であるパムを注射していることに照らせば、少なくとも、その発症の危険性を理解していたのであって、サリンであることも同時に理解していたことになる。

次に、松本サリン事件について述べます。


●松本サリン事件
1994年6月27日、長野県松本市で、立ち退き裁判でオウム真理教に不利な判決を出そうとしていた判事を殺害しようと、住宅街にサリンを撒いた事件。
この事件では、7人が死亡した。

所論は、原判決では裁判官らや不特定多数の人間が死ぬことを認識していたというが、事実誤認であると言います。
サリンは、戦争などで使われる、いわゆる化学兵器の一種であり、被告人らのおこなった行為は、近隣の者にサリンを吸引させ、死に至らしめるという行為であって、そのように殺意を明確に認識していた。
このように、被告人らは共謀して殺害行為をおこなった。
所論を見ても、この認定に誤りがあるとは言っていない。
サリンは人を殺す為に開発された兵器であるという認識があったのは明白です。
村井(共犯者。後に刺されて殺害される)や松本(麻原彰晃)も、そのような兵器を作れと言っていたと供述している。
このように、先程述べた認識があったと認められる供述もあります。
被告人らはサリンの合成を試みていたこと、サリンの文献を見て実験し、それを繰り返していたこと、原判決が認定してるように、創価学会を殺害する為に合成したサリンを、2回も散布していること、それにより、先程述べたように、新実が重症を負ったこと。
これらを考慮すると、被告人らが合成したものに、サリンの症状が現れることは認識していたはずである。
松本サリン事件の時は、ビニール袋を利用した防毒マスクを使用していることからも、当初はサリンの危険性を軽視していたが、創価学会の施設を狙った時は、既に危険性を認識して、被爆防止をしている。
所論は、松本サリン事件の時の被告人らの準備に照らすと、死亡するほどのサリンには人工呼吸が必要なのに、静脈注射だけで済ましていることから、殺意はなかったと言います。
しかし、村井などは人工呼吸で息を吹き返すということを実践していましたから、人工呼吸などを想定してなかったとは言えない。
確かに、多数の中毒者が出た時には、準備が十分とは到底言えませんが、それが原判決の事実誤認には結びつきません。
所論は、ビニール袋に酸素を吹き込む程度の防毒マスクしか使用しなかったことを、死亡するような被害が出るとは思ってなかったからだと言います。
しかし、防毒マスクは十分に効果があるのは証明されているし、たんに適切な準備をしなかっただけで、サリンの毒性を軽視していたことには繋がらない。
所論は、被告人は犯行に必要不可欠なことをしたから、共同正犯にあたるというのは誤りである、傷害致死の幇助犯にあたると言います。
原判決は、被告人はサリンを散布する行為に必要不可欠な行為を積極的におこなっていることから、共同正犯は免れないと言っています。
所論では、被告人が幇助犯に止まる根拠として、被告人は遠藤(共犯者)に言われて行ったのであって、村井の指示ではなく、下見に行ったつもりもなく、その下見でのことを誰にも報告していないと言います。
しかし、サリン注入行為は非常に重要で、危険を伴うことですから、誰でもいいということではありません。
そう考えると、共同正犯を認めた原判決に誤りがあったとは言えない。

次にVXガス事件について述べます。


●VXガス事件
1994年12月2日、オウム真理教から逃げ出した信者を匿っていた水野さんをVXガスを使用して殺害しようとした事件。
水野さんは、一命を取り留めた。

所論は、原判決でVXガスを合成し、その後も純度の高いVXガスを研究したと言っているが、証拠がないと言います。
しかし、土谷がVXガスの合成に成功した旨を雑誌で述べていたり、被告人の供述によると、被告人は遠藤らと共に、水野さんにVXガスとされる物質をかけに行った時は、遠藤の手にかかっても、なんの影響もなかったことから、その当時は完全なVXガスでなかったことは明らかです。
原判決では、純粋なVXガスではなかったことに触れていないことは誤りですが、その後に純度の高いVXガスの研究を続けていることから、原審での判断自体に誤りはない。
被告人らはVXガスでの殺害に失敗したことから、3回も襲っており、サリンの合成に成功した土谷がVXガスを合成させることができるであろうことは用意に推認でき、確定的な殺意があったことが推認されます。
所論は、被告人が山形(共犯者)に注射器の使い方を教えたのは2回目の時であることから、被告人の罪は傷害の幇助に止まると言います。
しかし、水野襲撃事件は2回の襲撃に失敗した者らが、3回目の襲撃をおこなっており、被告人も犯人グループのひとりと言える。
被告人は、所論指摘の通り、直接は麻原に報告をしていない。
しかし、共犯者らの新実が麻原に報告していることから、直接間接かは問わず、それに関与していたのは明らかです。
本件犯行後も実行犯グループのひとりとして活動していたのが認められますから、原判決に誤りは見られません。




まだまだ長くなるので、次回にさせて頂きます。


すみません!
タグ:殺人 判決
posted by angry man at 22:22 | 東京 霧 | Comment(0) | TrackBack(1) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オウム真理教幹部、中川智正の控訴審判決1

本日、オウム真理教の中川智正被告人の控訴審判決を傍聴に行きました。
もちろん、抽選でした。
約30席に対し、約160人。
当選確率は、5分の1を超えています。
まぁ、あっさり言いますが、何故か当選しちゃいました。
ここで運を使い果たしたので、武藤は駄目だなこりゃ…。

皆さんは、すでにマスコミによって結果を知っておられるでしょう。
つーかさ、マスコミの者だけで15席以上を独占してるんですよ。
あのさ、マスコミなんて、どれも似たり寄ったりの記事しか書いてないんだからさ、ひとりが傍聴して、その情報を全マスコミで共有しろよ!と思うのは、私だけではないはずです。

例えば、以下の記事。

オウム中川被告、2審も死刑=サリン生成など−教団事件の控訴審終結・東京高裁
7月13日15時32分配信 時事通信

 地下鉄、松本両サリン事件や坂本堤弁護士一家殺害など11事件で殺人罪などに問われ、1審で死刑とされたオウム真理教元幹部中川智正被告(44)の控訴審判決公判が13日、東京高裁で開かれ、植村立郎裁判長は「人倫に背く重大犯罪で、豊富な医学知識を犯行に悪用した」と述べ、1審東京地裁の死刑判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。
 教団をめぐる一連の事件では12人の裁判が継続中で、中川被告を除き死刑判決を受けた10人と、無期懲役とされた1人が上告中。この日の判決でオウム事件の控訴審はすべて終結した。
 植村裁判長は地下鉄事件について、「積極的にサリンを合成し、その使用を実現しようとした」と指摘。松本事件についても殺意や共謀を認定した。また「判断力、制御能力は保たれていた」として、完全責任能力を認めた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070713-00000089-jij-soci

これさ、配信時間が15時32分になってるけどさ、その時間にはまだ判決公判は終わってないんですよ。
終わったのは16時40分くらいでしたから…。
つまり、殆どのマスコミが途中で席を立つんですよ。
13時15分から始まったんですが、始まって30分も経たないうちに、半分のマスコミは席を立ちますからね。
その空いた席には誰も座れないんですよ?
どれだけ無駄なんだと。
いい加減にしろと。

ルーシー・ブラックマンさん強姦殺人事件の論告求刑の時もそうでした。
あれだけ長時間で、私の記事も異様に長くなったのに、マスコミなんてほんの5行くらい…。
しかも、裁判長が言ってないことまで、曲解して書いてる始末。
ホント、マスコミって適当だよね…。

さて、判決を書きますが、なにしろ約3時間30分もかかった判決です。
申し訳ありませんが、その多くを省くことになります。
でも、マスコミのような省き方はしませんから、ご安心をw
それと、判決理由で、それぞれの事件の概要を省いていたので、所々に私が解説を入れます。
その点はご了承下さい。

平成16年 (う) 第676号 殺人、殺人未遂、逮捕監禁致死、死体損壊、爆発物取締罰則違反
中川 智正(44)


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これは被告人の写真ですが、今現在はこの頃より全然肥えてます。
つまり、一言でデブです。
しかし、スーツを着て、礼儀正しい姿からは、知性が感じられました。
そう知性が。
彼は京都府立医科大学医学部医学科卒業の医師なんです。
知性があって当然と言えば、当然です。


主文


本件控訴を棄却する。



つまり、お前は死刑!ってことです。
この言葉を聞いた中川被告人は、深々と90度、裁判長に向かって頭を下げました。


さて、判決理由のほうは、長文になるので、新たにエントリーします。
今日中にはエントリーすることをお約束します。



サッカーを観ながら頑張ります!

あ、テレビでやるのはまだ先か…。
タグ:判決 殺人
posted by angry man at 20:39 | 東京 霧 | Comment(0) | TrackBack(0) | 殺人裁判傍聴記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする